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JO7TCX アマチュア無線局 (2024/3/30 0:05:29)
現在データベースには 384 件のデータが登録されています。
紅葉川渓谷探勝
(2020/8/16 17:48:46)
二口山塊にもたらした雨は分水嶺の尾根をはさんでいくつもの沢と支流を作り、西は最上川を経て日本海に至ります。紅葉川もその一つで、源は面白山、奥新川峠や権現様峠周辺。面白山高原駅あたりになるとかなりの水量で、方々に滝をつくり、駅から下流部分が渓谷沿いのトレッキングルートとして整備されているようです。いつも気にかかってはいたのですが、登山した後に余力をかって渓谷歩きまでしようという気にはなれません。一度歩いてみたいと思い、今日は渓谷探勝のみを目的に訪ねてみました。
駅から線路を越すとすぐ「紅葉川渓谷トレッキングコース入口」の標識があり、階段状のところを下りていきます。その名のとおり紅葉時期がベストシーズンということになるのかもしれません。今日はXと自分の二人きりで途中誰にも会いませんでした。
渓谷入口(正面に藤花山荘)
沢に下るとすぐに対岸が藤花の滝、道は岩をへつりながら細々と沢沿いに続き、仙山淵の標識あたりで一気に荒々しい姿に変貌。爆流となって岩を縫い、岩と岩にかけられた何本かの橋や鉄パイプの階段を渡っていくと、今度は深い淵が現れてきました。ここからは淵の連続。足がやっと置ける程度の断崖を切り抜いた歩道は濡れて滑りやすく、実際、何度か滑りそうになってしまいました。はずみで態勢を崩せば数メートル下の激流に真っ逆さま、となりかねない箇所がいくつもあります。緊張しながらも左右に現れる滝、そして青龍淵、松尾淵と名付けられた美しい淵がこれでもかと続き、息をのむ景観に圧倒されてしまいました。変化自在の水流、淀みに透き通ったエメラルドブルー、谷間の断崖に細々と続く苔むした歩道、予想を超えるハイライトの連続でした。
藤花の滝
仙山淵付近
クジラ岩付近
絹糸の滝
青龍渕
松尾淵
淵が続く
歩道終点付近
線路下をくぐる
藤花山荘に到着(駅前)
最後は線路下のトンネルをくぐり下流側の出口へ。渓谷の行程はわずか2kmばかり、2度の休憩を入れゆっくり歩きましたが、長く感じました。Xも相当緊張し、足がすくんだようです。それにしても仙山線の線路のすぐ下にこのような歩道が潜んでいたとは・・・。この先にどんな景観が待っているのか、めくるめく渓相。沢登りや渓谷の魅力にはまるのも少しわかるような気がしました。
二口山塊にもたらした雨は分水嶺の尾根をはさんでいくつもの沢と支流を作り、西は最上川を経て日本海に至ります。紅葉川もその一つで、源は面白山、奥新川峠や権現様峠周辺。面白山高原駅あたりになるとかなりの水量で、方々に滝をつくり、駅から下流部分が渓谷沿いのトレッキングルートとして整備されているようです。いつも気にかかってはいたのですが、登山した後に余力をかって渓谷歩きまでしようという気にはなれません。一度歩いてみたいと思い、今日は渓谷探勝のみを目的に訪ねてみました。
駅から線路を越すとすぐ「紅葉川渓谷トレッキングコース入口」の標識があり、階段状のところを下りていきます。その名のとおり紅葉時期がベストシーズンということになるのかもしれません。今日はXと自分の二人きりで途中誰にも会いませんでした。
渓谷入口(正面に藤花山荘)
沢に下るとすぐに対岸が藤花の滝、道は岩をへつりながら細々と沢沿いに続き、仙山淵の標識あたりで一気に荒々しい姿に変貌。爆流となって岩を縫い、岩と岩にかけられた何本かの橋や鉄パイプの階段を渡っていくと、今度は深い淵が現れてきました。ここからは淵の連続。足がやっと置ける程度の断崖を切り抜いた歩道は濡れて滑りやすく、実際、何度か滑りそうになってしまいました。はずみで態勢を崩せば数メートル下の激流に真っ逆さま、となりかねない箇所がいくつもあります。緊張しながらも左右に現れる滝、そして青龍淵、松尾淵と名付けられた美しい淵がこれでもかと続き、息をのむ景観に圧倒されてしまいました。変化自在の水流、淀みに透き通ったエメラルドブルー、谷間の断崖に細々と続く苔むした歩道、予想を超えるハイライトの連続でした。
藤花の滝
仙山淵付近
クジラ岩付近
絹糸の滝
青龍渕
松尾淵
淵が続く
歩道終点付近
線路下をくぐる
藤花山荘に到着(駅前)
最後は線路下のトンネルをくぐり下流側の出口へ。渓谷の行程はわずか2kmばかり、2度の休憩を入れゆっくり歩きましたが、長く感じました。Xも相当緊張し、足がすくんだようです。それにしても仙山線の線路のすぐ下にこのような歩道が潜んでいたとは・・・。この先にどんな景観が待っているのか、めくるめく渓相。沢登りや渓谷の魅力にはまるのも少しわかるような気がしました。
J型アンテナ(145MHz)バラン付きとバランなし
(2020/8/15 15:54:42)
2週間ほど前、J型アンテナのバラン付きとバランなしの2本で交信比較をした際に、レポートでバラン付きが55、バランなしが51~52となり、こちらの受信状態もバランなしで信号が弱まる結果となりました。お相手いただいたJP7IEL局からはバラン付きの2.5W送信とバランなしの5W送信の信号が同程度とのレポートもいただきました。バランを付けた方が良いとの感触は漠然とながらあったものの、バランなしでも性能を発揮するアンテナとの印象もあり、こんなに違いが出るのは予想外で、なにか他に原因があるでは?と思い、バランなし方を見直してみました。
<バラン付きJ型アンテナ>
3D2V同軸ケーブルで作った4:1Uバランを給電部に直結しています。10年以上前に作り、ほとんど変更なしで使い続けてきたアンテナです。山で何度も風雨にさらされもしました。SWRグラフは下のとおりです。
<バランなしJ型アンテナ>
今年3月に作ったアンテナです。50cmのショートスタブに1m(1/2λ)のエレメント。基本構造は同じですが、一回り太い銅パイプで耐久性を高め、かつ構造を見直して軽量化をはかりました。給電部直結でなくBNCコネクターとしたためバランは省き、クランプコアを2個取り付けています。直近の山岳運用はすべてこのアンテナを使っています。
<見直し修正部分>
ショートスタブの先端(エレメントの反対側)を防水のため自己融着テープで巻いていたのですが、ここはJ型アンテナで最もクリティカルな部分です。実際、受信中にこの部分を手で触れると激しくノイズが発生し信号が低下します。とういうことで自己融着テープを取り除き、防水対策として銅パイプの穴をハンダで塞ぐことにしました。もう一点、ショートスタブの間隔を保つためにプラスティック板を結束バンドで固定し、さらに接着ボンドでかためていたのですが、先端近くの接着ボンドも影響を与えることがわかり、これも取り除き、位置も先端から少し下げて付け替えました。その結果、SWRが若干甘くなり、共振点は変わらず、でした。特に意図したわけではないのですが、バラン付きJ型アンテナとほとんど同じグラフです。
本日、あらためてJP7IEL局に協力いただき比較してみました。JP7IEL局側のアンテナ取付位置が変更されたとのことで、いつにも増して信号が弱くUバラン付きで51-41~51。スケルチ限界でバックノイズにより聞き取りにくい場面もありました。続いて修正後のバランなしに換えたところ51-51。「同じ51でもバラン付きの時よりも信号が安定している」とのレポート。こちらも同様で、変調に強さが増した感触があり、このまま不安なく交信を続けることができました。
本日の結果でバランなし方が良いということではもちろんありません。J型アンテナにおいてバランを付けても付けなくともさほど変わらない、というこれまでの感触が間違いではない、ということかと思います。そして、留意すべきはショートスタブ先端に余計なものを付けたり接触させてはならない、ということ。わかっていたのに、うかつだったな・・・と。しばらくこの状態で使ってみます。
2週間ほど前、J型アンテナのバラン付きとバランなしの2本で交信比較をした際に、レポートでバラン付きが55、バランなしが51~52となり、こちらの受信状態もバランなしで信号が弱まる結果となりました。お相手いただいたJP7IEL局からはバラン付きの2.5W送信とバランなしの5W送信の信号が同程度とのレポートもいただきました。バランを付けた方が良いとの感触は漠然とながらあったものの、バランなしでも性能を発揮するアンテナとの印象もあり、こんなに違いが出るのは予想外で、なにか他に原因があるでは?と思い、バランなし方を見直してみました。
<バラン付きJ型アンテナ>
3D2V同軸ケーブルで作った4:1Uバランを給電部に直結しています。10年以上前に作り、ほとんど変更なしで使い続けてきたアンテナです。山で何度も風雨にさらされもしました。SWRグラフは下のとおりです。
<バランなしJ型アンテナ>
今年3月に作ったアンテナです。50cmのショートスタブに1m(1/2λ)のエレメント。基本構造は同じですが、一回り太い銅パイプで耐久性を高め、かつ構造を見直して軽量化をはかりました。給電部直結でなくBNCコネクターとしたためバランは省き、クランプコアを2個取り付けています。直近の山岳運用はすべてこのアンテナを使っています。
<見直し修正部分>
ショートスタブの先端(エレメントの反対側)を防水のため自己融着テープで巻いていたのですが、ここはJ型アンテナで最もクリティカルな部分です。実際、受信中にこの部分を手で触れると激しくノイズが発生し信号が低下します。とういうことで自己融着テープを取り除き、防水対策として銅パイプの穴をハンダで塞ぐことにしました。もう一点、ショートスタブの間隔を保つためにプラスティック板を結束バンドで固定し、さらに接着ボンドでかためていたのですが、先端近くの接着ボンドも影響を与えることがわかり、これも取り除き、位置も先端から少し下げて付け替えました。その結果、SWRが若干甘くなり、共振点は変わらず、でした。特に意図したわけではないのですが、バラン付きJ型アンテナとほとんど同じグラフです。
本日、あらためてJP7IEL局に協力いただき比較してみました。JP7IEL局側のアンテナ取付位置が変更されたとのことで、いつにも増して信号が弱くUバラン付きで51-41~51。スケルチ限界でバックノイズにより聞き取りにくい場面もありました。続いて修正後のバランなしに換えたところ51-51。「同じ51でもバラン付きの時よりも信号が安定している」とのレポート。こちらも同様で、変調に強さが増した感触があり、このまま不安なく交信を続けることができました。
本日の結果でバランなし方が良いということではもちろんありません。J型アンテナにおいてバランを付けても付けなくともさほど変わらない、というこれまでの感触が間違いではない、ということかと思います。そして、留意すべきはショートスタブ先端に余計なものを付けたり接触させてはならない、ということ。わかっていたのに、うかつだったな・・・と。しばらくこの状態で使ってみます。
二口峠~仙台神室
(2020/8/14 5:33:33)
仙台市の山で標高1300mを超えるのは大東岳と仙台神室の2座のみではないかと思います。大東岳は以前はバスの便もよく、何度も登りました。今は仙台中心部からのバス路線が廃止され、登りにくい山になってしまいました。一方、仙台神室の方は登山口まで車を使うしか方法がなく、自分は1度だけ仙人大滝から登ったことがあるのみです。このあたりの山域はあまり足が向きません。昨日、北蔵王縦走路の中で未踏になっていた部分を埋めようと、二口峠側から登ってみました。
二口林道は宮城県側の秋保温泉から山形県側の山寺までの林道で、昨年舗装化されました。車を使うことにはなりますが、だいぶアクセスが良くなりました。秋保ビジターセンターから林道に入り、ぐんぐん高度を上げ、「二口峠」の標識を過ぎてさらに進むと山形県境のゲートが現れます。ゲート手前に細々とした登山道が見えたので車を置き、そこを登っていきました。標識や赤布はありません。あいにくのガスの中、30分ほど樹林帯を進むと「清水峠」に到着、高沢からのルートと合流します。ここに標識がありますが、その後、仙台神室分岐まで標識や赤布はありませんでした。一本道なので不要ということでしょう。途中、1239mと1272mの二つのピークを越えるのでアップダウンがきついです。
清水峠
1272mピークへの途中
仙台神室分岐
山形神室山頂
午前8時、仙台神室分岐着。せっかくなのですぐ先の山形神室にまずは登ってみました。標高1344m。縦走路の通過点という感じの山頂。ガスで何も見えず、長居は無用。仙台神室へはいったん標高差150mのダンゴ平まで下り、急坂を登り返すことになります。ぬかるみ続きの悪路を登りきると、低木帯となり、見覚えのある狭い山頂に到着しました。8時45分着、登山開始から2時間30分。標高1356m。高度感があり見晴らしも良かった記憶があるのですが、今日は薄いガスがかかり視界はありません。誰もいない山頂。他の登山者が登ってくるまでの間、無線運用することにしました(QTH仙台市太白区)。
ダンゴ平付近
仙台神室山頂
<装備>
リグ FTM-10S(145MHzで運用)
アンテナ J型アンテナ
いつもの装備。最近J型アンテナばかりですが、これでどのような交信ができるのか、もう少し試してみたいと考えています。約40分、宮城、岩手、山形、新潟の各局に交信いただきました。1エリアの移動局が入感し呼んでみましたが強い局に負けてしまうようで交信ならず、でした。0エリアは新潟市南区固定局と1局のみ交信いただきました。北は岩手県花巻市固定局。10局と交信、5人組のパーティが登ってきたところで終了としました。
一気にダンゴ平まで下山。少しづつガスが切れ始め、振り返ると先ほどまでいた山頂が姿をみせてくれました。糸岳、大東岳など二口山塊の山々、そして磐司岩など秋保の山も独特の景観で印象に残りました。
仙台神室
秋保の山々
糸岳、大東岳、面白山方向
峠からなので楽に登れるかと思ったのは甘かったようです。アップダウンあり、ぬかるみありで思いのほかきつい行程で疲れました。
仙台市の山で標高1300mを超えるのは大東岳と仙台神室の2座のみではないかと思います。大東岳は以前はバスの便もよく、何度も登りました。今は仙台中心部からのバス路線が廃止され、登りにくい山になってしまいました。一方、仙台神室の方は登山口まで車を使うしか方法がなく、自分は1度だけ仙人大滝から登ったことがあるのみです。このあたりの山域はあまり足が向きません。昨日、北蔵王縦走路の中で未踏になっていた部分を埋めようと、二口峠側から登ってみました。
二口林道は宮城県側の秋保温泉から山形県側の山寺までの林道で、昨年舗装化されました。車を使うことにはなりますが、だいぶアクセスが良くなりました。秋保ビジターセンターから林道に入り、ぐんぐん高度を上げ、「二口峠」の標識を過ぎてさらに進むと山形県境のゲートが現れます。ゲート手前に細々とした登山道が見えたので車を置き、そこを登っていきました。標識や赤布はありません。あいにくのガスの中、30分ほど樹林帯を進むと「清水峠」に到着、高沢からのルートと合流します。ここに標識がありますが、その後、仙台神室分岐まで標識や赤布はありませんでした。一本道なので不要ということでしょう。途中、1239mと1272mの二つのピークを越えるのでアップダウンがきついです。
清水峠
1272mピークへの途中
仙台神室分岐
山形神室山頂
午前8時、仙台神室分岐着。せっかくなのですぐ先の山形神室にまずは登ってみました。標高1344m。縦走路の通過点という感じの山頂。ガスで何も見えず、長居は無用。仙台神室へはいったん標高差150mのダンゴ平まで下り、急坂を登り返すことになります。ぬかるみ続きの悪路を登りきると、低木帯となり、見覚えのある狭い山頂に到着しました。8時45分着、登山開始から2時間30分。標高1356m。高度感があり見晴らしも良かった記憶があるのですが、今日は薄いガスがかかり視界はありません。誰もいない山頂。他の登山者が登ってくるまでの間、無線運用することにしました(QTH仙台市太白区)。
ダンゴ平付近
仙台神室山頂
<装備>
リグ FTM-10S(145MHzで運用)
アンテナ J型アンテナ
いつもの装備。最近J型アンテナばかりですが、これでどのような交信ができるのか、もう少し試してみたいと考えています。約40分、宮城、岩手、山形、新潟の各局に交信いただきました。1エリアの移動局が入感し呼んでみましたが強い局に負けてしまうようで交信ならず、でした。0エリアは新潟市南区固定局と1局のみ交信いただきました。北は岩手県花巻市固定局。10局と交信、5人組のパーティが登ってきたところで終了としました。
一気にダンゴ平まで下山。少しづつガスが切れ始め、振り返ると先ほどまでいた山頂が姿をみせてくれました。糸岳、大東岳など二口山塊の山々、そして磐司岩など秋保の山も独特の景観で印象に残りました。
仙台神室
秋保の山々
糸岳、大東岳、面白山方向
峠からなので楽に登れるかと思ったのは甘かったようです。アップダウンあり、ぬかるみありで思いのほかきつい行程で疲れました。
権現様峠~南面白山
(2020/8/10 20:38:44)
20数年前の「山と高原」地図(エリアマップ)には面白山高原駅から権現様峠への登山道の記載はありますが、先週辿った奥新川峠ルートの記載はありません。当時、その地図をもとに権現様峠経由で大東岳に登ったことがあります。もうかなり前なのでほとんど記憶はなくなっていますが、沢を渡渉したことは覚えています。
この間、何度か登っている南面白山。不安はあるものの、かすかな記憶を頼りに数十年ぶりにこの権現様峠のルートで登ってみることにしました。
峠への分岐
いつものとおり仙山線始発に乗車。面白山高原駅から長左衛門平への登山道に入ると20分ほどで権現様峠への分岐となります。所々ロープの張られた谷筋の斜面を進むと、権現沢の第一の渡渉点に到達。前日の雨で増水しており、予想していたこととはいえ、水量はかなりのものでした。沢そのものが大きく、長左衛門平ルートの渡渉点とは比べ物になりません。滑って転倒するとそのまま流されかねず、濡れても構わない覚悟で慎重に足場を選び渡渉。無事渡り終えて緊張がほどけ、ふと上流を見上げた時、はっとさせられました。暗い断崖の谷間に木漏れ日が差し込んできたのです。流れ落ちる瀑布。断崖を這うように続く細道。秘境感漂う渓谷美。ここがこのルートのハイライトと実感しました。
第一渡渉点
渡渉点付近
そのまま沢筋にそって進み、雷神瀑布の上流で第二の渡渉点に到達。水量はそこそこあるものの沢幅は狭く、難なく渡りました。斜面を巻きながら徐々に上流を詰め第三の渡渉点を過ぎるとブナ林の尾根道となり、最後は登山道とは思えない枯れ沢のような所を登り権現様峠に到着しました。駅から約2時間。標高910m。
沢筋を進む
雷神瀑布
第二渡渉点
峠への最後の登り
権現様峠
峠の標記は消えてありませんでした。奥新川峠と違い、峠らしい雰囲気もありません。以前とは違ったような・・・。直進すれば大東岳、今日は右に進み南面白山方向へ。ブナの美林が続く緩やかな尾根道を経て一気に高度を稼ぐと、大東岳が目の前に迫ってきました。もう山頂直下。ここまで展望はまったくありません。10時15分、標高1225mの山頂に到着。歩き始めてちょうど3時間。こんなに大汗かいたのはしばらくぶりです。山頂からは遠く熊野岳、そしてそこへ至る山々を縫うように縦走路が続いていました。
峠から南面白山へ
間近に大東岳
山頂より蔵王縦走路
さて、あまり人は来ないものの狭い山頂なのでここで無線運用はできません。山頂から離れた尾根筋にアンテナを設置しました。本日もいつもの装備。
リグ FTM-10S(145MHz)
アンテナ J型アンテナ
今日は福島、宮城、山形、新潟、岩手各局に交信いただきました。0エリアは新潟市南区の1局のみ交信いただきました。山岳移動では鬼面山、栗駒山、薬莱山 各局と交信。下山と帰りの電車時刻を気にしながら40分ほどの運用で終了としました。
旧スキー場へ一気に下山し、駅到着12時40分。自分にとっては緊張感と歩き甲斐のある行程で疲れました。権現様峠へのルートは登りに使って正解だったように思います。下りに使う場合は沢の水量によっては手こずることになり、時間も想定どおりにいかないかもしれません。きつい、危険、暗いの3Kルート。その分、山頂まで誰一人会うこともなく、静かな山に浸れました。
20数年前の「山と高原」地図(エリアマップ)には面白山高原駅から権現様峠への登山道の記載はありますが、先週辿った奥新川峠ルートの記載はありません。当時、その地図をもとに権現様峠経由で大東岳に登ったことがあります。もうかなり前なのでほとんど記憶はなくなっていますが、沢を渡渉したことは覚えています。
この間、何度か登っている南面白山。不安はあるものの、かすかな記憶を頼りに数十年ぶりにこの権現様峠のルートで登ってみることにしました。
峠への分岐
いつものとおり仙山線始発に乗車。面白山高原駅から長左衛門平への登山道に入ると20分ほどで権現様峠への分岐となります。所々ロープの張られた谷筋の斜面を進むと、権現沢の第一の渡渉点に到達。前日の雨で増水しており、予想していたこととはいえ、水量はかなりのものでした。沢そのものが大きく、長左衛門平ルートの渡渉点とは比べ物になりません。滑って転倒するとそのまま流されかねず、濡れても構わない覚悟で慎重に足場を選び渡渉。無事渡り終えて緊張がほどけ、ふと上流を見上げた時、はっとさせられました。暗い断崖の谷間に木漏れ日が差し込んできたのです。流れ落ちる瀑布。断崖を這うように続く細道。秘境感漂う渓谷美。ここがこのルートのハイライトと実感しました。
第一渡渉点
渡渉点付近
そのまま沢筋にそって進み、雷神瀑布の上流で第二の渡渉点に到達。水量はそこそこあるものの沢幅は狭く、難なく渡りました。斜面を巻きながら徐々に上流を詰め第三の渡渉点を過ぎるとブナ林の尾根道となり、最後は登山道とは思えない枯れ沢のような所を登り権現様峠に到着しました。駅から約2時間。標高910m。
沢筋を進む
雷神瀑布
第二渡渉点
峠への最後の登り
権現様峠
峠の標記は消えてありませんでした。奥新川峠と違い、峠らしい雰囲気もありません。以前とは違ったような・・・。直進すれば大東岳、今日は右に進み南面白山方向へ。ブナの美林が続く緩やかな尾根道を経て一気に高度を稼ぐと、大東岳が目の前に迫ってきました。もう山頂直下。ここまで展望はまったくありません。10時15分、標高1225mの山頂に到着。歩き始めてちょうど3時間。こんなに大汗かいたのはしばらくぶりです。山頂からは遠く熊野岳、そしてそこへ至る山々を縫うように縦走路が続いていました。
峠から南面白山へ
間近に大東岳
山頂より蔵王縦走路
さて、あまり人は来ないものの狭い山頂なのでここで無線運用はできません。山頂から離れた尾根筋にアンテナを設置しました。本日もいつもの装備。
リグ FTM-10S(145MHz)
アンテナ J型アンテナ
今日は福島、宮城、山形、新潟、岩手各局に交信いただきました。0エリアは新潟市南区の1局のみ交信いただきました。山岳移動では鬼面山、栗駒山、薬莱山 各局と交信。下山と帰りの電車時刻を気にしながら40分ほどの運用で終了としました。
旧スキー場へ一気に下山し、駅到着12時40分。自分にとっては緊張感と歩き甲斐のある行程で疲れました。権現様峠へのルートは登りに使って正解だったように思います。下りに使う場合は沢の水量によっては手こずることになり、時間も想定どおりにいかないかもしれません。きつい、危険、暗いの3Kルート。その分、山頂まで誰一人会うこともなく、静かな山に浸れました。
奥新川峠―1025m無名峰
(2020/8/2 17:09:27)
南面白山から北面白山の間に、いくつかの小ピークと峠があります。その一つ、権現様峠はここから大東岳にかつて登ったことがあり、また南面白山から駅への周遊ルートとして下山に使ったこともあります。どちらも谷筋の危険な荒れたルートで、一般向きでないとの印象でした。
権現様峠の北にもう一つ奥新川峠があり、地図上にはその北に1025mの小ピークが示されています。この周辺のみ自分にとって未踏となっており、本日、探索を兼ねて登ってみました。
今朝、仙台は霧雨まじりの曇天。予報では宮城、山形両県とも晴れ間も期待できるとのことで、仙山線始発に乗車。面白山トンネルをくぐると、山形側は多少明るい雰囲気がありました。7時15分、登山開始。前回と同様、長左衛門平への沢コースにて紅葉川の源流を詰めていきます。45分で奥新川峠への分岐着。ここから先は初めて歩くルートとなります。
この一帯は「これが本当に一般ルートなのか」と疑いたくなるような登山道が多く、奥に進んでから後悔する、ということがよくあるのです。辺りは濃いガスに覆われてきました。何か良からぬことが起こるのでは?と不安を抱きながら歩を進めると、意外にも拍子抜けするほどおとなしいルートで、上部はブナの美林が広がっていました。沢には一度も下りず斜面を巻いて登るため、険悪な箇所はありません。ただ、斜面が崩れ、道が崩壊しているところが数カ所あり、ロープがかけられています。分岐から50分で奥新川峠着。標高942m。
北蔵王縦走路が交差します。右に進めば権現様峠を越えて南面白山。東の尾根に奥新川岳があるものの夏道はなく、峠といっても十字路になっているわけではありません。周りは背の高い笹に覆われ、たとえ晴れていても展望は期待できないのかもしれません。かえって濃い霧の中の峠の雰囲気がなにか印象深いものがありました。
さて、ここから一登りで標高1025mの小ピークへ。峠から20分ほど、駅から約2時間で到着。山頂は4畳半ほどの小さな空間がぽっかり空いただけのものです。登山者にとって通過点に過ぎない無名峰。晴れていれば中面白山や北面白山が眼前に飛び込んでくるのかもしれませんが、何も見えず。ここで休止を兼ね無線運用としました。
1025m無名峰山頂
<本日の装備>
リグ FTM-10S(145MHzで運用)
アンテナ J型アンテナ
バンド内ワッチしてみると今日はコンテストのようで、何局か聞こえてきました。ただ、遠方の信号はまったく入らず。200m以上高い山々に周りを囲まれている位置にあるため、西も北もブロックされてしまっているようです。1時間ほどCQを出したり応答したりで宮城、山形の14局と交信。信号の伸びも感じられず、早々に終了としました。
小さな登り下りを繰り返し、長左衛門平へ下山。ガスが薄くなり、やっと山肌が見えてきました。
長左衛門平への尾根道
紅葉川源頭付近
今日、自分が歩いたのは、この山域のほんの一部です。でも、初めて歩くルートというのはいろいろと発見があって良いものです。未踏の箇所が一つ埋まりました。
南面白山から北面白山の間に、いくつかの小ピークと峠があります。その一つ、権現様峠はここから大東岳にかつて登ったことがあり、また南面白山から駅への周遊ルートとして下山に使ったこともあります。どちらも谷筋の危険な荒れたルートで、一般向きでないとの印象でした。
権現様峠の北にもう一つ奥新川峠があり、地図上にはその北に1025mの小ピークが示されています。この周辺のみ自分にとって未踏となっており、本日、探索を兼ねて登ってみました。
今朝、仙台は霧雨まじりの曇天。予報では宮城、山形両県とも晴れ間も期待できるとのことで、仙山線始発に乗車。面白山トンネルをくぐると、山形側は多少明るい雰囲気がありました。7時15分、登山開始。前回と同様、長左衛門平への沢コースにて紅葉川の源流を詰めていきます。45分で奥新川峠への分岐着。ここから先は初めて歩くルートとなります。
この一帯は「これが本当に一般ルートなのか」と疑いたくなるような登山道が多く、奥に進んでから後悔する、ということがよくあるのです。辺りは濃いガスに覆われてきました。何か良からぬことが起こるのでは?と不安を抱きながら歩を進めると、意外にも拍子抜けするほどおとなしいルートで、上部はブナの美林が広がっていました。沢には一度も下りず斜面を巻いて登るため、険悪な箇所はありません。ただ、斜面が崩れ、道が崩壊しているところが数カ所あり、ロープがかけられています。分岐から50分で奥新川峠着。標高942m。
北蔵王縦走路が交差します。右に進めば権現様峠を越えて南面白山。東の尾根に奥新川岳があるものの夏道はなく、峠といっても十字路になっているわけではありません。周りは背の高い笹に覆われ、たとえ晴れていても展望は期待できないのかもしれません。かえって濃い霧の中の峠の雰囲気がなにか印象深いものがありました。
さて、ここから一登りで標高1025mの小ピークへ。峠から20分ほど、駅から約2時間で到着。山頂は4畳半ほどの小さな空間がぽっかり空いただけのものです。登山者にとって通過点に過ぎない無名峰。晴れていれば中面白山や北面白山が眼前に飛び込んでくるのかもしれませんが、何も見えず。ここで休止を兼ね無線運用としました。
1025m無名峰山頂
<本日の装備>
リグ FTM-10S(145MHzで運用)
アンテナ J型アンテナ
バンド内ワッチしてみると今日はコンテストのようで、何局か聞こえてきました。ただ、遠方の信号はまったく入らず。200m以上高い山々に周りを囲まれている位置にあるため、西も北もブロックされてしまっているようです。1時間ほどCQを出したり応答したりで宮城、山形の14局と交信。信号の伸びも感じられず、早々に終了としました。
小さな登り下りを繰り返し、長左衛門平へ下山。ガスが薄くなり、やっと山肌が見えてきました。
長左衛門平への尾根道
紅葉川源頭付近
今日、自分が歩いたのは、この山域のほんの一部です。でも、初めて歩くルートというのはいろいろと発見があって良いものです。未踏の箇所が一つ埋まりました。
大崎市松山散策
(2020/7/25 12:18:13)
ドライブの途中で、どこか懐かしい感じの集落を通りがかることがあります。立ち寄るほどでもなくそのまま通り過ぎ、何年かしてもう一度そこに行ってみたいと思っても、それがどこだったかも定かでない、そんなことがあります。自分にとって旧松山町千石もそんな場所の一つですが、「一ノ蔵」酒造の町、ということだけは古い町並みと共に記憶に残っています。一昨日、曇天ではあるものの雨はなさそう、ということでXと電車に乗って出かけてみました。
仙台駅から東北本線下りに乗車、約1時間で松山駅着。この駅は町の中心部から3キロほど離れおり、街歩きには極めて不便です。地元の方々にとっても当然ながら不便です。聞くところによると東北本線敷設の際に蒸気機関車の煙を嫌い、あえて集落から離れたルートになったのだとか。いわば鉄道も駅も迷惑施設だったわけです。大正から昭和初期、あまりの不便から駅と集落間をつなぐ「人車軌道」なるものを作ったそうですが、6年ほど営業し廃れたようです。人力による手押し鉄道。馬車鉄道は聞いたことがありますが、人力鉄道とは・・・。当時は馬よりも人が押す方が経済的だったのだとか。
今は駅前にタクシー営業所があります。でも、当時を偲び歩いてみることにしました。平坦でなんの面白みもない車道を2kmほど進むと閑散とした上り坂となり峠にさしかかります。この先に本当に集落があるのだろうかと不安になったころ、少し下るとやっと町が見えてきました。コスモス園の標柱があり、そこはもう町の中心部です。メインストリートは豆腐屋、醤油屋など店蔵や土蔵が並び、昭和な感じの町並みが残っていました。茂庭氏の城下町であると共に宿場町としても栄えたようです。今は歩く人もなく寂しい感じがしました。
町の入り口
蔵の残る町並み
メインストリートの一角に酒ミュージアム、ふるさと歴史館があり入ってみました。昔の酒造りの道具とか、フランク永井の出身地だそうで、さまざま展示がされていましたが、あまり興味は湧きませんでした。羽黒神社、茂庭家霊屋のある石雲寺を回り、千石城址本丸へ。東屋展望台があり大崎平野が一望できました。ここで無線運用でもと考えたものの、やぶ蚊が多く、それどころではありません。早々に退散しました。
路地裏へ
武家屋敷通り
羽黒神社へ
神社から長い階段を下る
コウヤマキの大木(石雲寺)
千石城址へ
本丸跡
小さな町で、これらをめぐり歩いても2時間ほど。観光に力を入れている感じもなく、実際、観光客と言えるのは自分たちのみでした。地元の方々は、草刈りや家の手入れなどに忙しそうで、そんな中を歩いているXと自分はかなり浮いた存在だったかもしれません。ただ、記憶にあった町並みを記憶だけにとどめず、再訪できたのはよかったかなと。ネットで見たり調べたりはできますが、やはりその場の空気感をふくめ実際に訪ねて得られるものは多いです。
帰りは食事処の「華の蔵」でタクシーを呼んでもらいました。駅まで5分ほどで到着。電車の時刻に少し間があり、ホームからDCRでCQを出してみました。ダメもとで空振りかと思ったら蔵王エコーライン移動局より応答いただきました。いつもながらDCR、よく飛んでくれます。
ドライブの途中で、どこか懐かしい感じの集落を通りがかることがあります。立ち寄るほどでもなくそのまま通り過ぎ、何年かしてもう一度そこに行ってみたいと思っても、それがどこだったかも定かでない、そんなことがあります。自分にとって旧松山町千石もそんな場所の一つですが、「一ノ蔵」酒造の町、ということだけは古い町並みと共に記憶に残っています。一昨日、曇天ではあるものの雨はなさそう、ということでXと電車に乗って出かけてみました。
仙台駅から東北本線下りに乗車、約1時間で松山駅着。この駅は町の中心部から3キロほど離れおり、街歩きには極めて不便です。地元の方々にとっても当然ながら不便です。聞くところによると東北本線敷設の際に蒸気機関車の煙を嫌い、あえて集落から離れたルートになったのだとか。いわば鉄道も駅も迷惑施設だったわけです。大正から昭和初期、あまりの不便から駅と集落間をつなぐ「人車軌道」なるものを作ったそうですが、6年ほど営業し廃れたようです。人力による手押し鉄道。馬車鉄道は聞いたことがありますが、人力鉄道とは・・・。当時は馬よりも人が押す方が経済的だったのだとか。
今は駅前にタクシー営業所があります。でも、当時を偲び歩いてみることにしました。平坦でなんの面白みもない車道を2kmほど進むと閑散とした上り坂となり峠にさしかかります。この先に本当に集落があるのだろうかと不安になったころ、少し下るとやっと町が見えてきました。コスモス園の標柱があり、そこはもう町の中心部です。メインストリートは豆腐屋、醤油屋など店蔵や土蔵が並び、昭和な感じの町並みが残っていました。茂庭氏の城下町であると共に宿場町としても栄えたようです。今は歩く人もなく寂しい感じがしました。
町の入り口
蔵の残る町並み
メインストリートの一角に酒ミュージアム、ふるさと歴史館があり入ってみました。昔の酒造りの道具とか、フランク永井の出身地だそうで、さまざま展示がされていましたが、あまり興味は湧きませんでした。羽黒神社、茂庭家霊屋のある石雲寺を回り、千石城址本丸へ。東屋展望台があり大崎平野が一望できました。ここで無線運用でもと考えたものの、やぶ蚊が多く、それどころではありません。早々に退散しました。
路地裏へ
武家屋敷通り
羽黒神社へ
神社から長い階段を下る
コウヤマキの大木(石雲寺)
千石城址へ
本丸跡
小さな町で、これらをめぐり歩いても2時間ほど。観光に力を入れている感じもなく、実際、観光客と言えるのは自分たちのみでした。地元の方々は、草刈りや家の手入れなどに忙しそうで、そんな中を歩いているXと自分はかなり浮いた存在だったかもしれません。ただ、記憶にあった町並みを記憶だけにとどめず、再訪できたのはよかったかなと。ネットで見たり調べたりはできますが、やはりその場の空気感をふくめ実際に訪ねて得られるものは多いです。
帰りは食事処の「華の蔵」でタクシーを呼んでもらいました。駅まで5分ほどで到着。電車の時刻に少し間があり、ホームからDCRでCQを出してみました。ダメもとで空振りかと思ったら蔵王エコーライン移動局より応答いただきました。いつもながらDCR、よく飛んでくれます。
中面白山
(2020/7/24 17:16:57)
梅雨の中休み、久しぶりに晴天が期待できそうということで、早起きして出かけてみました。ひと月ぶりの登山。 仙山線の始発に乗り、午前7時過ぎに面白山高原駅着。今日は沢コースで長左衛門平から中面白山をめざすことにしました。QTHや山形県山形市。隣の北面白山と違い、ただの通過点という感じで山頂らしい雰囲気はありません。その分、人に会うことも少なく気に入っています。
中面白山
紅葉川の源頭に向け、幾度も沢を渡渉しながら高度を上げていくと、いつしか沢音も聞こえなくなり、小広くひらけた長左衛門平に到着。駅から1時間30分。ここから右に3つほど小ピークを越えると南面白山に至ります。今日は左の北面白山方向へ。ここからが本当の登りとなり、急こう配を直登すること約40分で中面白山山頂着。標高1223m。なんといっても目の前の大東岳が圧巻で、ここから眺める北斜面は深い森が広がるのみ。人工物は何もありません。
大東岳
南面白山方向
中面白山山頂(上下)
誰もいない山頂の隅にアンテナを設置し、しばしの無線運用。
<本日の装備>
リグ FTM-10S(145MHzで運用 8W)
アンテナ J型アンテナ
バッテリー リチウム電池18650
1時間ほど、混信により何度か周波数を変更しながら岩手、山形、宮城、福島、新潟各県の15局に交信いただきました。0エリアは長岡市、小千谷市。小千谷市は城山移動局。標高300m程から1Wとのこと。細々としてノイズまじりの厳しい信号でしたが次第に安定し、53-52でレポート交換。帰宅後、カシミールで確認したところ、飯豊連峰の大日岳や御西岳をまともに挟んでの位置関係とわかりました。反射なのか、あるいは回折なのか、山岳の伝搬は面白いです。距離約190km。本日の最遠方交信でした。
そうこうしている内に、大東岳、南面白山の山頂部がみるみるガスに覆われてきました。遠くに見えていた熊野岳もガスの中。北面白山まで足を伸ばすこともなく、急ぎ撤収し、元来た道を下山しました
この一帯は地味な山が連なる上に森も谷も深く、どちらかというとキツい、危険な山域と言えるかもしれません。その分、静かに山に浸れるのが良いところかと。 面白山高原駅を基点に今シーズン、しばし通ってみるつもりです。
梅雨の中休み、久しぶりに晴天が期待できそうということで、早起きして出かけてみました。ひと月ぶりの登山。 仙山線の始発に乗り、午前7時過ぎに面白山高原駅着。今日は沢コースで長左衛門平から中面白山をめざすことにしました。QTHや山形県山形市。隣の北面白山と違い、ただの通過点という感じで山頂らしい雰囲気はありません。その分、人に会うことも少なく気に入っています。
中面白山
紅葉川の源頭に向け、幾度も沢を渡渉しながら高度を上げていくと、いつしか沢音も聞こえなくなり、小広くひらけた長左衛門平に到着。駅から1時間30分。ここから右に3つほど小ピークを越えると南面白山に至ります。今日は左の北面白山方向へ。ここからが本当の登りとなり、急こう配を直登すること約40分で中面白山山頂着。標高1223m。なんといっても目の前の大東岳が圧巻で、ここから眺める北斜面は深い森が広がるのみ。人工物は何もありません。
大東岳
南面白山方向
中面白山山頂(上下)
誰もいない山頂の隅にアンテナを設置し、しばしの無線運用。
<本日の装備>
リグ FTM-10S(145MHzで運用 8W)
アンテナ J型アンテナ
バッテリー リチウム電池18650
1時間ほど、混信により何度か周波数を変更しながら岩手、山形、宮城、福島、新潟各県の15局に交信いただきました。0エリアは長岡市、小千谷市。小千谷市は城山移動局。標高300m程から1Wとのこと。細々としてノイズまじりの厳しい信号でしたが次第に安定し、53-52でレポート交換。帰宅後、カシミールで確認したところ、飯豊連峰の大日岳や御西岳をまともに挟んでの位置関係とわかりました。反射なのか、あるいは回折なのか、山岳の伝搬は面白いです。距離約190km。本日の最遠方交信でした。
そうこうしている内に、大東岳、南面白山の山頂部がみるみるガスに覆われてきました。遠くに見えていた熊野岳もガスの中。北面白山まで足を伸ばすこともなく、急ぎ撤収し、元来た道を下山しました
この一帯は地味な山が連なる上に森も谷も深く、どちらかというとキツい、危険な山域と言えるかもしれません。その分、静かに山に浸れるのが良いところかと。 面白山高原駅を基点に今シーズン、しばし通ってみるつもりです。
大年寺山散策
(2020/6/28 20:41:07)
朝、時雨模様で山は無理とあきらめのんびりしていると、昼近くになって薄日が差して持ち直しそうな気配が漂ってきました。散歩はたいがい午前と決めているのですが、午後特にすることもなし、ということで昼過ぎに自宅を出て大年寺山を散策しました。
大年寺山への入り口はいくつかあります。今日は向山公園から登ってみました。幅広の石段を上がった奥は雑木の細道となり、さらに石畳み風の散策道が続きます。1kmもない山道ですが、ちょっとした里山歩きの雰囲気があり気に入っています。コロナで長く閉されていた野草園は今月開園となったものの、まだ人出は少ないようです。
向山公園から大年寺山へ
愛宕山方向
野草園周辺
無線運用する場合、野草園の上、山頂部に位置する小公園もしくは東側の広い公園敷地のいづれか、ということになります。NHK、仙台放送、東日本放送の3本のテレビ塔からの送信波により常時430MHzが抑圧を受けます。145MHzも1年ほど前から抑圧を受けるようになり、無線環境としては悪化の一途ではあります。ただ、なぜか145MHzに関してはこの2ヵ月ほど抑圧がなくなり、以前の状態に戻っています。標高100mほど、もともと見晴らしが良いわけではなく、伊達家の墓所もあり、どちらかというと鬱蒼として明るい感じではありません。数カ所、展望のきくところがありベンチなどが設置してありますが、そこは散策の楽しみな場所でもあり、無線は遠慮すべき場所ということになるわけです。ということで抑圧やら公園特有の事情があり、運用場所は限られます。何度となく通いつめている中で、ここなら良いのでは?というポイントを見つけ、運用しています。相手局のロケ、設備次第ですが、山形、福島、岩手など県外局とも何度か交信実績があります。いつも約40km離れているJP7IELにお相手いただき、アンテナの比較実験などをさせていただいております。弱々しい伝搬が好都合かつ絶妙な位置関係で、本日もロングにQSOいただきました。
山頂部公園
山頂部より
東側公園周辺
交信後、野草園から右折、東日本放送のテレビ塔方向に進み、伊達家墓所周辺の公園を回って帰路につきました。東屋あたりからは遠く太平洋が望めます。向山公園に戻る途中、散策道の分岐があり、ちょうどアジサイが見ごろとなっておりました。無線実験によし、気晴らしによし、自分にとって思いついたらすぐに出かけられるありがたい存在です。
朝、時雨模様で山は無理とあきらめのんびりしていると、昼近くになって薄日が差して持ち直しそうな気配が漂ってきました。散歩はたいがい午前と決めているのですが、午後特にすることもなし、ということで昼過ぎに自宅を出て大年寺山を散策しました。
大年寺山への入り口はいくつかあります。今日は向山公園から登ってみました。幅広の石段を上がった奥は雑木の細道となり、さらに石畳み風の散策道が続きます。1kmもない山道ですが、ちょっとした里山歩きの雰囲気があり気に入っています。コロナで長く閉されていた野草園は今月開園となったものの、まだ人出は少ないようです。
向山公園から大年寺山へ
愛宕山方向
野草園周辺
無線運用する場合、野草園の上、山頂部に位置する小公園もしくは東側の広い公園敷地のいづれか、ということになります。NHK、仙台放送、東日本放送の3本のテレビ塔からの送信波により常時430MHzが抑圧を受けます。145MHzも1年ほど前から抑圧を受けるようになり、無線環境としては悪化の一途ではあります。ただ、なぜか145MHzに関してはこの2ヵ月ほど抑圧がなくなり、以前の状態に戻っています。標高100mほど、もともと見晴らしが良いわけではなく、伊達家の墓所もあり、どちらかというと鬱蒼として明るい感じではありません。数カ所、展望のきくところがありベンチなどが設置してありますが、そこは散策の楽しみな場所でもあり、無線は遠慮すべき場所ということになるわけです。ということで抑圧やら公園特有の事情があり、運用場所は限られます。何度となく通いつめている中で、ここなら良いのでは?というポイントを見つけ、運用しています。相手局のロケ、設備次第ですが、山形、福島、岩手など県外局とも何度か交信実績があります。いつも約40km離れているJP7IELにお相手いただき、アンテナの比較実験などをさせていただいております。弱々しい伝搬が好都合かつ絶妙な位置関係で、本日もロングにQSOいただきました。
山頂部公園
山頂部より
東側公園周辺
交信後、野草園から右折、東日本放送のテレビ塔方向に進み、伊達家墓所周辺の公園を回って帰路につきました。東屋あたりからは遠く太平洋が望めます。向山公園に戻る途中、散策道の分岐があり、ちょうどアジサイが見ごろとなっておりました。無線実験によし、気晴らしによし、自分にとって思いついたらすぐに出かけられるありがたい存在です。
猿鼻山1216m(山形県山形市)
(2020/6/21 16:56:10)
北蔵王縦走コースの北端一帯は地味ながら寂峰が多く、二口山塊と呼ばれています。猿鼻山もそんな静かな山の一つです。かれこれ20年以上前になりますが、山寺駅から遊仙峡経由で小東岳に登り、南面白山を経て面白山高原駅に下ったことがあります。その際、この山を通過したはずですが、どんな山頂であったのか、まったく記憶にありません。昨秋、久しぶりに南面白山に登り、隣の猿鼻山へと細々と続く登山道を眺めながら、いつかこの山の山頂をもう一度確かめてみたいとの衝動にかられました。
6時10分、仙山線始発に乗車。7時15分、面白山高原駅着。10人ほどが下車、ほとんどは北面白山に向かっていきました。南面白山はあまり人気がないのか、今日は自分ひとりのようです。しばらく旧スキー場を登り、その最上部から登山道へ。このあたり、見事なブナの美林が広がって、気持ちのよい散策道といった雰囲気です。これほどの美林はそうないと思います。この山の一番の魅力かもしれません。美林をぬけると、あとは一気に直登するのみ。やっと平坦になったかと思うと、そこが南面白山山頂。標高1225m。8時50分着。狭い山頂。目の前に大東岳が圧倒的な存在感で迫ってきます。そしてその隣に、めざす猿鼻山も。
南面白山山頂
南面白山から望む猿鼻山
一気に150mの高度差を鞍部まで下り、猿鼻山への急坂を登り返し。南面白山から約30分で山頂着。1216m。標識や標高を示すものはなにもありませんが、笹原の平坦地はたしかにそこが山頂であるとの雰囲気と存在感がありました。眺望も悪くありません。山形盆地を挟んで西に朝日連峰。そして北蔵王の山々とはるか先に主峰熊野岳。記憶にも残らない通過点に過ぎない山頂であったように予想していただけに、新たな発見でもしたかのようにうれしくなってしまいました。
猿鼻山山頂付近
山頂付近から大東岳
振り返ると南面白山(左)、北面白山(右)
見晴らしのよい笹原にアンテナを設置し、さっそく無線運用。
<本日の装備>
リグ FTM-10S(145MHzで運用)
アンテナ J型アンテナ
帰りの電車時刻を考えると運用できるのは1時間30分ほど。混信をさけながら144.760、144.740にてCQを出してみました。東に大東岳が壁のように鎮座しており、仙台方向は良くないと予想しましたが、仙台および宮城各局より次々呼んでいただきました。またここより高い山が連なる南も良くないのでは?との予想に反し、福島市、本宮市、郡山市など福島各局からも呼んでいただき、レポートも悪くありません。0エリアは柏崎市、長岡市、新潟市各局と交信。柏崎局は八石山から1Wハンディ機とのことで57-52。弱いながらも十分了解できる信号でした。距離約200km。本日の最遠方QSOでした。この他、岩手、山形各局含め19局に交信いただきQRTとしました。
こんな誰も来ない、忘れられたような山頂でひと時、無線運用を楽しむ、自分にとってほんと贅沢な時間と言えます。そして、使い慣れたリグ、身の丈にあったアンテナ。やはり、それが一番かなと思います。しばらくぶりの奥羽山系の登山。疲れはしたものの、二口山塊の山々と無線への興味がまた湧いてきた次第です。
北蔵王縦走コースの北端一帯は地味ながら寂峰が多く、二口山塊と呼ばれています。猿鼻山もそんな静かな山の一つです。かれこれ20年以上前になりますが、山寺駅から遊仙峡経由で小東岳に登り、南面白山を経て面白山高原駅に下ったことがあります。その際、この山を通過したはずですが、どんな山頂であったのか、まったく記憶にありません。昨秋、久しぶりに南面白山に登り、隣の猿鼻山へと細々と続く登山道を眺めながら、いつかこの山の山頂をもう一度確かめてみたいとの衝動にかられました。
6時10分、仙山線始発に乗車。7時15分、面白山高原駅着。10人ほどが下車、ほとんどは北面白山に向かっていきました。南面白山はあまり人気がないのか、今日は自分ひとりのようです。しばらく旧スキー場を登り、その最上部から登山道へ。このあたり、見事なブナの美林が広がって、気持ちのよい散策道といった雰囲気です。これほどの美林はそうないと思います。この山の一番の魅力かもしれません。美林をぬけると、あとは一気に直登するのみ。やっと平坦になったかと思うと、そこが南面白山山頂。標高1225m。8時50分着。狭い山頂。目の前に大東岳が圧倒的な存在感で迫ってきます。そしてその隣に、めざす猿鼻山も。
南面白山山頂
南面白山から望む猿鼻山
一気に150mの高度差を鞍部まで下り、猿鼻山への急坂を登り返し。南面白山から約30分で山頂着。1216m。標識や標高を示すものはなにもありませんが、笹原の平坦地はたしかにそこが山頂であるとの雰囲気と存在感がありました。眺望も悪くありません。山形盆地を挟んで西に朝日連峰。そして北蔵王の山々とはるか先に主峰熊野岳。記憶にも残らない通過点に過ぎない山頂であったように予想していただけに、新たな発見でもしたかのようにうれしくなってしまいました。
猿鼻山山頂付近
山頂付近から大東岳
振り返ると南面白山(左)、北面白山(右)
見晴らしのよい笹原にアンテナを設置し、さっそく無線運用。
<本日の装備>
リグ FTM-10S(145MHzで運用)
アンテナ J型アンテナ
帰りの電車時刻を考えると運用できるのは1時間30分ほど。混信をさけながら144.760、144.740にてCQを出してみました。東に大東岳が壁のように鎮座しており、仙台方向は良くないと予想しましたが、仙台および宮城各局より次々呼んでいただきました。またここより高い山が連なる南も良くないのでは?との予想に反し、福島市、本宮市、郡山市など福島各局からも呼んでいただき、レポートも悪くありません。0エリアは柏崎市、長岡市、新潟市各局と交信。柏崎局は八石山から1Wハンディ機とのことで57-52。弱いながらも十分了解できる信号でした。距離約200km。本日の最遠方QSOでした。この他、岩手、山形各局含め19局に交信いただきQRTとしました。
こんな誰も来ない、忘れられたような山頂でひと時、無線運用を楽しむ、自分にとってほんと贅沢な時間と言えます。そして、使い慣れたリグ、身の丈にあったアンテナ。やはり、それが一番かなと思います。しばらくぶりの奥羽山系の登山。疲れはしたものの、二口山塊の山々と無線への興味がまた湧いてきた次第です。
泉ヶ岳(仙台市泉区)1172m
(2020/6/14 16:05:24)
標高にかかわらずキツく感じる山とそうでない山があります。泉ヶ岳は登山口駐車場から山頂まで標高差500m。90分ほどで登れるのですが、直登のかもしかコースは登りの連続で体力のバロメータ代わりになります。しばらくぶりの登山で体がついて行かず大汗をかいてしまいました。バテ気味で到着した山頂付近からは遠く朝日連峰の全景と飯豊連峰の一部が見えていました。ここから飯豊の山々を目視できることは稀です。
朝日連峰
飯豊・北股岳あたり?
さて、無線運用。山頂から少し西に進んだいつもの定点運用場所にアンテナを設置。帰りのバス時刻を考えると長くて2時間の運用となります。
<本日の装備>
リグ FTM10S(145MHz 10W)
アンテナ J型アンテナ
先週に続き18650リチウム電池4本直列をつなぎ10W運用としました。最近16.8V充電器を新調したこともあり、あらためてこのバッテリーの持ちを確かめています。福島県川俣町の片曽山移動局と交信後、144.780、760および740で混信を避けながらCQ。数局と交信後、途切れてメインコールを何度か繰り返すという感じで、宮城、山形、秋田、岩手、福島、茨城の22局に交信いただきました。南は茨城県久慈郡大子町の八溝山移動局。北は秋田県大仙市。特に遠方の交信があったわけではありませんが、あっという間の2時間でした。バッテリーの方は開始時16.1V、終了時13.8V。シャットダウンするまで使い切るつもりで長めの送信としたのですが、使い切れませんでした。16.1Vなので満充電ではなく90%程に抑えています。それでもなかなかのスタミナを実感。この電池(パナソニック製)は40回以上充放電を繰り返しています。当初購入した充電器は壊れてしまいましたが、電池の方は当分ヘタしそうもないようです。
11時過ぎ、蔵王連峰や大東岳がみるみるガスに覆われてきました。この山頂の天気が崩れるのも時間の問題、ということで、急ぎ下山としました。
標高にかかわらずキツく感じる山とそうでない山があります。泉ヶ岳は登山口駐車場から山頂まで標高差500m。90分ほどで登れるのですが、直登のかもしかコースは登りの連続で体力のバロメータ代わりになります。しばらくぶりの登山で体がついて行かず大汗をかいてしまいました。バテ気味で到着した山頂付近からは遠く朝日連峰の全景と飯豊連峰の一部が見えていました。ここから飯豊の山々を目視できることは稀です。
朝日連峰
飯豊・北股岳あたり?
さて、無線運用。山頂から少し西に進んだいつもの定点運用場所にアンテナを設置。帰りのバス時刻を考えると長くて2時間の運用となります。
<本日の装備>
リグ FTM10S(145MHz 10W)
アンテナ J型アンテナ
先週に続き18650リチウム電池4本直列をつなぎ10W運用としました。最近16.8V充電器を新調したこともあり、あらためてこのバッテリーの持ちを確かめています。福島県川俣町の片曽山移動局と交信後、144.780、760および740で混信を避けながらCQ。数局と交信後、途切れてメインコールを何度か繰り返すという感じで、宮城、山形、秋田、岩手、福島、茨城の22局に交信いただきました。南は茨城県久慈郡大子町の八溝山移動局。北は秋田県大仙市。特に遠方の交信があったわけではありませんが、あっという間の2時間でした。バッテリーの方は開始時16.1V、終了時13.8V。シャットダウンするまで使い切るつもりで長めの送信としたのですが、使い切れませんでした。16.1Vなので満充電ではなく90%程に抑えています。それでもなかなかのスタミナを実感。この電池(パナソニック製)は40回以上充放電を繰り返しています。当初購入した充電器は壊れてしまいましたが、電池の方は当分ヘタしそうもないようです。
11時過ぎ、蔵王連峰や大東岳がみるみるガスに覆われてきました。この山頂の天気が崩れるのも時間の問題、ということで、急ぎ下山としました。
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