夢と消えた脊振山への特小レピーター設置計画 その1

何とも残念なお話。

脊振山(せふりさん)は、福岡県福岡市早良区と佐賀県神埼市との境に位置する標高1,054.6m、脊振山系最高峰の山である。日本三百名山の一つ。山頂には、航空自衛隊、アメリカ軍のレーダーサイト(脊振山分屯基地)がある。 Wikipedia

 

ここに特小レピーターを設置できれば、福岡一円と筑後、佐賀一円を結ぶことができる。
実際に脊振山にあがっているアマチュア無線のレピーターのサービスエリアは、ものすごく広い。

 

脊振山への特小レピーター設置は、九州北部のライセンスフリーラジオユーザーの夢なのだ。

 

今年こそ、何とかしようということで、とりあえず5月3日のオンエアディにあわせて、伝搬実験を行うことにした。
機材はもちろんDJ-R20Dである。 以前、さがJP258局の調査で、久留米の我が家に設置したレピーターにアクセスできる(無事電波が届いている)ことは確認している。<http://nx47.com/modules/xpress/?p=166>何てったって、せっかく設置しても、我が家からアクセスできなければ困るし。。。。

 

で、フーフーいいながら山頂到着。そこには、えひめBT23局が。良かった、実験に巻き込むのである。笑

 

さっそく仮設レピーターを稼働させる。

ん? あれ?

 

もう一台のDJ-R20Dからアクセスしようとするが、スムーズにアクセスできない。近いのに、である。

 

原因はすぐわかった。 真横にあるレーダードーム。ここから発射される強力なレーダービーム(笑)が、両方の無線機に強烈なインターフェアを起こしているのである。 まぁ、こっちは遊びなんだから、どっちがインターフェアだよと言われそうだが。。。

 

これは、どうにもならない。レーダーがぐるりと360度回っているのが良くわかる。DJ-R20Dの方向に照射している時、すんごいノイズが入るのだ。 その時は、送信中だとノイズが入って何を喋っているのかさっぱりわからなくなり、他のレピーターをアクセスしているとノイズでトーン信号が消されてしまい、アクセス不可となる。 受信中だと、まぁ、ノイズのみでさっぱりわからなくなる。

 

それでも何とか、他の地域からアクセスしてもらう。が、やはりダメ。 一瞬OKなんだが、レーダーが向いたとたん、ノイズが入り、送信が途切れてしまう。使い物にならない。

 

いやぁ、ダメだね~。 ご一緒させていただいていたえひめBT23局とあきらめムード。

 

ということで、下山したのだが、その時ちょうど新たな実験を試みようとしていた局が。呼ばれたようだが、遅かった。

 

翌日、新たな実験で夢が再び。。。  つづく

 

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