鉄筋コンクリート造りの団地の部屋ではＡＭラジオの受信状態が
悪くなります。（ＦＭ放送も） 地元局のＴＢＳラジオ（954kHz）、
文化放送（1134kHz）、ＮＨＫ東京第１放送（594kＨz）は問題なく
入りますが、送信所が千葉県木更津市にあるニッポン放送
（1242kHz）や神奈川県川崎市のアールエフラジオ日本（1422kHz）
の受信状態は部屋の中では深刻なほど悪いものでした。
何か解決策がないか検討したところ、アツデン㈱から発売されている
ＡＭループアンテナ ＡＬＡ－１０が良さそうだったので、８年ほど前に
秋葉原の富士無線で購入しました。　　　　　　

このアンテナはループアンテナ本体と電源アンプ部と
結合カプラによって構成されています。　購入して直ぐに
取扱説明書をよく読まなかったのが原因ですが、この
アンテナは写真の型番の印刷してある面の部分に指向性
があるものと思い、窓に貼り付ける様にして動作させた
ところ殆ど効果がなかったため、このアンテナはお蔵入り
していました。　
ところが最近 アンテナを出して取扱説明書を読んだところ、
このアンテナの指向性は面ではなく角の方向にあることが
判り、ラジオにつないで確認したところ、受信感度がアップ
しました。　　　　
↓電源コントローラー部　

↓結合カプラー部分　

このアンテナはあくまで窓際に設置するのが基本なので、
最初 窓際の床に置いて試しましたが、ベランダのコンクリートの
壁が遮蔽しているのか、あまり効果がありませんでした。次に
窓の上側に設置すると効果があることが判りました。　　　　
窓の上側にアンテナの角が向くように設置するように試行錯誤
した結果窓際のカーテンレールのクリーニングのフックを引っ掛
けてアンテナを吊るすようにしました。この方法であればカーテン
の開け閉めにアンテナが干渉しないので便利です。　　
↓カーテンのレールにクリーニングのフックを引っ掛ける。

↓フックにアンテナを吊るす。　　　　

肝心の効果の方ですが、この設置方法で昼間でも室内で
ニッポン放送やアールエフラジオ日本がクリアに受信できる
ようになりました。夜間はＤＸには向きませんが、札幌、仙台
名古屋、大阪、福岡の大電力局は聴くことができるように
なりました。
↓結合カプラーをパナソニックのラジオ ＲＦ－Ｐ１５０Ａに付けて
   受信する。