八重洲無線のメールニュースによると、9月19日（土）9～17時に「YAESUハムクラブ（JA1ZRL）」と「YAESU名古屋ハムクラブ（JA2YSO）」の両局が、静岡県御殿場市（JCC1816）の富士山太郎坊からHF/50/144/430MHzとWIRES-Xで移動運用を行う。当日は13時からWiRES ネットワーク コミュニティーズが主催する「第16回 C4FMロールコール」も430MHz帯で開催され、JA1ZRL/2がセンター局のうちの1局を務める予定だ。

　YAESUハムクラブによる移動運用情報を整理して紹介しよう。

・運用日時： 2015年9月19日（土）9:00～17:00

・運用場所： 静岡県御殿場市 富士山太郎坊付近（標高約1,500m）

・コールサイン：
　JA1ZRL/2 （YAESUハムクラブ）
　JA2YSO/2 （YAESU名古屋ハムクラブ）

・周波数： HF/50/144/430MHzの各モード、およびWIRES-X

・QSLカード： One Wayで発行

　なお当日は、13～15時に「WiRES ネットワーク コミュニティーズ（JQ1ZEV）」主催による「第16回 C4FMロールコール」が433.40MHzのC4FM（DNモード）で行われる。このセンター局の1局としてJA1ZRL/2が参加する予定だ。詳しくは下記関連リンク参照。

【参考】
　1970～90年代、八重洲無線のアマチュア無線クラブとしては東京の「JA1YOE（八重洲無線アマチュアクラブ）」と、福島県須賀川市の「JA7YWC（八重洲無線 福島アマチュア無線クラブ）」の存在が著名だった（いずれも現在まで社団局は継続、名称は微妙に変更されている）。特にJA1YOEは社内にクラブシャックを設置、毎年夏には富士山頂への移動運用も行っていた。しかしJA1ZRL、JA2YSOのコールサインはあまり知られていない。

　記録を調査すると、JA1ZRLは東京都渋谷区恵比寿に住所を置く「SSK（スタンダード商事株式会社） hamクラブ」、JA2YSOは愛知県名古屋市中区のスタンダード工業名古屋営業所に住所を置く「スタンダード名古屋クラブ」として発足。いずれも元はスタンダード工業（後の日本マランツ株式会社）系列のクラブ局であったことがわかった。日本マランツの無線機器部門が1998年に八重洲無線と経営統合後、現在の「YAESUハムクラブ」「YAESU名古屋ハムクラブ」となったようだ。

●関連リンク：
・八重洲無線 催事情報
・第16回 C4FMロールコール開催（JQ1ZEV WiRES ネットワーク コミュニティーズ）