無線ブログ集
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受信機作り#18 --高周波増幅回路のスタガ同調-- (2015/9/30 22:14:07)
ブレッドボードCB受信機の高周波増幅回路の調整をファンクションジェネレータを用いてやってみました。調整するのは、下写真の左上の高周波増幅回路です。
私の受信回路の高周波増幅回路は、4つのFCZコイルを持ちますが、そのうち2つは選択度を高めるために複同調回路になっています。
CQ出版社 『無線機の設計と制作入門』P131
2つのFCZを同じ周波数で同調させると(例えば27.040MHzとかね)、その周波数でピーキーな特性になりますが(上図の(a))、ちょっと周波数をずらすと(b)みたいに周波数帯が広くなるんですって。
これをスタガ同調っていうらしんですが、せっかく複同調回路の構成になっているので、スタガ同調にチャレンジしてみました。
①最初に3chで調整。
ブレッドボードの第1局発に3ch相当の水晶を載っけてSWをON。
ファンクションジェネレータの27.040MHzの信号をアンテナ端子にぶっこみます。
高周波増幅回路の4つのFCZコイルでRFプローブの針がピークになるように調整。
この段階で、上図の(a)のような特性になっているはず。
②1chで26.968MHzで調整
つぎに第1局発に1ch相当の水晶を載っけます。
ファンクションジェネレータの26.968MHzの信号をやはりアンテナ端子にぶっこんで、RFプローブの針がピークになるように上図のT2に相当するコイルを調整します。
これで上図の(b)のFa側が調整できたはず。
③8ch 27.144MHzで調整
さいごに第1局発に8ch相当の水晶を載っけます。
ファンクションジェネレータの27.144MHzの信号を同様にアンテナ端子にぶっこんで、RFプローブの針がピークになるように上図のT3に相当するコイルを調整します。
これで上図の(b)のFb側が調整できたはず。
④ついでに中間増幅回路も調整
10.695MHzと455kHzの信号をファンクションジェネレータで作ってやり、第2局発信号の増幅部の調整と、中間増幅回路の調整もやりました。
動画省略(笑)
今週末、筑波山でフィールドテストやってみますかね。
そこそこの実力なら、マイコンのインターフェース作りに移行して、アルミボックスに詰め込んでみようかしら。
73 and 88!
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