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ゲルマラジオ用スピーカーアンプボード (2015/10/25 12:12:35)
製作した無電源ラジオの音量が思いのほか大きかったりすると、スピーカーならどの程度で鳴ってくれるかな?と、ごそごそジャンク箱から引っ張り出してつないてみたくなることがあります。つないでみたら蚊の鳴くような音しか聞こえず、がっかりすることが多いです。NHK仙台第一放送などはイヤフォンではうるさいほど鳴ってくれるのですが、スピーカーではこの程度。
ゲルマラジオに興味を持ったころ、スピーカーを鳴らしたいという目標をもって取り組んだものの、何度も挫折を繰り返し、最近は、興味自体薄れていたのですが、たまにイヤフォンから解放されて聴いてみるのもいいかな?ということで、簡易的なアンプ付きスピーカ―ボードを作ってみました。
<材料>
スピーカー 秋月電子 直径8cm 8Ω
アンプ aitendo アンプキット[AKIT-7368]
アンプは基板上にボタン電池フォルダーが付いて、3V~動作の低電圧タイプ。オーディオアンプIC TA7368P 1個で駆動します。ゲルマラジオを増幅するだけなので必要十分。スピーカーは何個かあった手持ちのもので、直径の大きいものにしました。と言っても8cm。aitendoのキットは、どれもビニール袋に無造作に入っているだけなのでいつも頭を悩ますことになるのですが、今回は部品数点のみでサクサク完成。スピーカー直結用とアンプ経由の端子を追加し、ゲルマラジオに合わせてバラック風に組んでみました。
縦型ループゲルマラジオにつないてみたところ、やはりスピーカー直結では厳しいです。音が出るには出ますが、耳を近づけてなんとか聞こえる程度。それもNHK仙台第一放送のみ。10cmも離れると了解できなくなります。続いてアンプオン。ボリュームを上げると、普通のラジオと変わらない感じで鳴ってくれました。ゲルマラジオ+イヤフォンでは蚊の鳴くような音量でしか聞こえない東北放送が十分な音量かつ鮮明に聴こえるのには驚きました。低周波増幅しただけなのに、その効果は侮れませんね。また、ゲルマラジオ単体では感じられなかった微妙な混信(NHK第一のかぶり)も確認できました。コイル作りや回路など、さらなる改良の余地あり。思いつきで作った単純なものですが、意外と使えそうです。
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