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ダウンタウン・ブギウギ・バンド「スモーキング・ブギ」 (2015/11/3 6:48:32)
中学生の時、キャロルの解散コンサートをテレビで見て圧倒されました。そのすぐ後くらいに登場したのが、ダウンタウン・ブギウギ・バンドでした。最初のヒット曲「スモーキング・ブギ」です。
歌詞も痛快だし、ご機嫌な曲ですね。サングラスにリーゼントで、この人達は絶対暴走族だろうと思っていたら、バイクに乗る人はまったくおらず、リーダーの宇崎氏は明治大学のジャズ研でデキシーランドジャズをやっていたとあとで知って、あれっ?て感じでした。
思い出深いのはイントロの「ッジャンジャジャッジャッジャジャン」です。中学校の修学旅行に同級生のN君がフォークギターを持ってきていて、みんなの前でこのイントロを披露してくれました。指をにゅーっと思いっきり広げて弾くのを見て、あっそうやって弾くのかって感じでした。自分でもフォークギターは持っていましたが、フォークギターではフォークの曲しか弾けず、ロックの曲はエレキギターでないと弾けないものだと思い込んでいたので、フォークギターでロックを弾くのもありなんだ、と驚きました。
さっそく家に帰ってから、粗っぽくガンガン弾いてみると、フォークギターなのに何となくエレキギターの歪んだ音っぽく聞こえて、うれしくなってずっと弾いていました。
このフレーズはロックンロールのリフの元祖みたいなフレーズで、元々は黒人ブルースのシャッフルという跳ねたリズムで弾かれていたものです。ブギウギ・ピアノというピアノの低音部を使った奏法がありますが、これをギターでまねしてできたものかなと思います。あるいは順番が逆かもしれませんが。パワーコードといわれる、ギターの低音弦を使った奏法が現在もよく使われていますが、これも「ッジャンジャジャッジャッジャジャン」から発展してできたものです。
弾き方さえ覚えれば簡単にできそうに思える基本的なリフですが、結構奥が深いです。シャッフル、4ビート、8ビート、16ビートとスタイルを変え、テンポを変えて、歯切れ良くノリが出せるか、というとなかなかむつかしいです。ミュートといって音の切り方がしっかりできないとうまくいきません。録音しながらやってみようと思います。
ではまた
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