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<クラウドファンディングで開設資金“200万円”を調達中!>元・月刊アスキー編集長が「100年分8千冊の技術雑誌を集めた『夢の図書館』を公開したい」 (2015/11/6 17:00:09)
1970年代「月刊アスキー」誌の編集長だった吉崎 武氏(現・技術少年出版代表)が、収蔵している「モービルハム」「ハムジャーナル」「月刊短波」「CQ ham radio」「子供の科学」「マイコン」「I/O」など、「100年分8千冊の貴重な技術雑誌を集めた『夢の図書館』を公開して次の世代に伝えたい」として、今話題のクラウドファンディングを利用して、賛同者から200万円の資金調達にチャレンジしている。
「100年分8千冊の貴重な技術雑誌を集めた『夢の図書館』を公開して次の世代に伝えたい」と、夢を叶える“調達目標額200万円”を得るため、クラウドファンディング「READYFOR」でチャレンジ中!(同Webサイトから)
「自分の夢を叶えたい!」、そんな人たちがネットを使い資金調達をする手法として注目を集めているのが「クラウドファンディング」である。国内にも多くのクラウドファンディングサービスがあり、期限を決めて調達額を集め、その見返りとして出資者に様々な特典が用意されている場合が一般的となっている。
今回、1970年代「月刊アスキー」誌の編集長だった吉崎 武氏(現・技術少年出版代表)が、収蔵している「100年分8千冊の貴重な技術雑誌を広く公開して次の世代に伝えたい」という夢を叶えるために、クラウドファンディング「READYFOR」を利用して資金調達にチャレンジしている。
その調達目標額は“200万円”だ。内訳は「記事検索システムの構築費用」の一部として100万円、「本棚製作費用」の一部として100万円だ。2015年11月4日(水)現在、114万円以上が53人の賛同者から集まっている。このプロジェクトは12月14日(月)午後11時までに200万円以上集まった場合に成立する。
吉崎氏のコメントには「当時の空気感を凝縮したタイムカプセル。それが雑誌です」という説明と共に、
子供の頃から技術雑誌が大好きだった私は、70年代のマイコンブームのときには趣味が高じて月刊アスキーの編集長として雑誌の作り手になっていました。雑誌作りはとても大変な仕事でしたが、手間を掛けて編集した雑誌を読者に届けても1ヶ月経つと古くなり忘れられてしまいます。しかし、造り込まれた1冊の雑誌はその時代の空気感までを凝縮したタイムカプセルです。
「夢の図書館」では、子供時代にわくわくしながら読んだ夢に見るほど懐かしい雑誌に再会したり、歴史でしか知らない時代の雑誌を読んで「時間旅行」を行うことが出来ます。そんな「夢の図書館」の由来は世界遺産にある「夢のような図書館」ではなく、「夢にまで見た懐かしい雑誌に再会できる図書館」という想いを込めてつけました。
一般的な公立図書館では雑誌を展示しても保管スペースの関係で一定期間が経過すると破棄されてしまいます。国会図書館でも献本制度が始まったのは昭和28年(1948年)からなので、戦前戦中の雑誌や明治大正時代の雑誌などは網羅していません。
そこで技術系の雑誌を専門とするユニークな私設図書館を広く公開して、多くの方に利用いただけるようにするのが本プロジェクトの目的です。「夢の図書館」にて収蔵している雑誌のジャンルは、科学・技術、ラジオ・無線、エレクトロニクス、コンピュータ、模型・工作、船舶、鉄道、航空、漫画・アニメ、SF・映画、教育・学習、ライフスタイル、軍事関連などです。
元書店のスペースを利用して100年分の技術雑誌の図書館にする予定だという。併せて、全国の利用者が「夢の図書館」の雑誌記事コピーサービスや蔵書の貸出をインターネットで利用できるようにするサービスも計画している。
「夢の図書館 全蔵書一覧表」を見ると、我々アマチュア無線家にも懐かしい、馴染みのある雑誌の数々のタイトルが並ぶ。特に誠文堂新光社の「子供の科学」に至っては大正13年(1924年)から現在まで91年間に渡りコレクションされているので興味深い。
出資額によって“支援で受け取るリターン”も各種用意されている。興味のある方、そして賛同したいと思う皆さん、ぜひ下記関連リンクからチェックして参加してみてはいかがだろうか。
●関連リンク:
・100年分8千冊の技術雑誌を集めた「夢の図書館」を公開したい!-プロジェクト概要(READYFOR)
・100年分8千冊の技術雑誌を集めた「夢の図書館」を公開したい!-新着情報-(READYFOR)
・夢の図書館 全蔵書一覧表
・国内最大のクラウドファンディング「READYFOR」
・クラウドファンディング(ウィキペディア)