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<写真で見る>2015年12月5日開催「アイコムアマチュア無線フェスティバル in ならやま」の模様 (2015/12/8 7:00:23)
アイコム株式会社は12月5日(日)に、奈良県奈良市の「アイコムならやま研究所」で「アイコム アマチュア無線フェスティバル in ならやま」を開催し、各地から多数の来場者で賑わった。その模様を参加者撮影の写真で紹介しよう。
「アイコム アマチュア無線フェスティバル」は、同社が関連施設を会場として毎年行っているイベントで、今回で通算4回目の開催となる。会場となった「アイコムならやま研究所」は、同社が最先端の通信技術の研究を行っている拠点で、デジタル通信システム「D-STAR」の基礎的研究を行った“D-STARのふるさと”としても知られている。
敷地内の大型アンテナは離れた場所からでないと撮影できない。左は51mのクランクアップタワーに設置された3.5MHz帯のフルサイズ3エレ八木と、7MHz帯4エレスタック。右は30m高の自立タワーに今年設置された、工人舎のVERSA Beam KA1-211X
12月5日、好天の中で開催されたイベントには、開場前から多数のアマチュア無線家が集合し、敷地内の駐車場はもちろん、周辺の有料駐車場もすべて満車になるほどの盛況ぶりだった。来場者たちは敷地内に今年建設された工人舎のVERSA Beam「KA1-211X」や、日本最大級の51mクランクアップタワーと3.5MHz帯の3エレメント八木、7MHz帯の4エレスタックなどを見上げたり、第一電波工業の無線デモカーや、ハムフェアにも登場したループアンテナ付きハマー(関係者所有)などを見学し開場を待ち構えた。
研究所の建物内では、「アイコムならやまハムクラブ(JK3ZNB)」のクラブシャックで世界初となるIC-7300の実動展示や、IC-7851の試聴などが行われ、大型アンテナを接続しての受信性能などを念入りに確認することができた。
参加者は初めて見るIC-7300の実動モデルに興味をそそられたようで「スコープの表示がIC-7851並みにスムーズ」「スコープ使用中も受信音が途切れない」「タッチパネルのスコープ操作が便利で使いやすい」「初のダイレクトサンプリングに、将来性が期待できる」などの感想を述べていたという。
また別室では工人舎のよる「KA1について」の講演をはじめ、アイコムのスタッフによる「D-STAR防災利用の最新動向」「IC-7851の実力とIC-7300の紹介」の解説、同社創業者である井上徳造会長(JA3FA)による「IC-7850 誕生秘話」などが行われ、会場に入れないほどの盛況ぶりとなった。また注目のお楽しみ抽選会ではID-51の新色モデルが賞品として登場し、大変盛り上がったという。
アイコムでは今後も「アイコム アマチュア無線フェスティバル」をはじめとする自社イベントを開催していく予定だ。
●関連リンク:
・アイコムアマチュア無線フェスティバル in ならやま(アイコム)
・IC-7300特設サイト(アイコム)