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<カタログもダウンロード可能!!>アイコム、新製品IC-7300の詳しい製品情報をWebで公開 (2015/12/19 9:00:04)
アイコム株式会社は12月18日、新製品のHF+50MHz帯オールモード機「IC-7300」の詳細な製品情報をWebサイト内で公開した。これまで明らかになっていなかったスペック(受信動作範囲は30kHz~74.800MHzと従来機よりも広い)や、おもな特徴、オプション品などが明らかとなった。さらに各種スコープ画面やマルチダイヤルの操作、タッチ操作のディスプレイなどは説明用動画へのリンクも8か所設けられている。同時にPDF版のカタログも公開され、ダウンロードが可能となっている。
ハムフェア2015で初お披露目し、12月7日に正式に正式リリースされたアイコムのHF+50MHz帯オールモード機・IC-7300。来年1月前半と予測される発売開始へ向けた準備が着々と進んでいるようだ。12月18日には同社のWebサイトに詳細な製品情報が掲載され、これまで明らかになっていなかった詳細なスペックや特徴、オプション品などが公表された。
それによるとIC-7300のサイズは240W×95H×238Dmm、重量は約4.1kg。受信動作範囲は従来のHF+50MHz帯モデルよりも広い「30kHz~74.800MHz」と記載されている。また注目されるRMDR特性(Reciprocal Mixing Dynamic Range:近接する強入力信号からのブロッキングの特性で受信感度がどの程度悪化するかの指標)やフェーズノイズ特性(送信電波)は、従来機のIC-7200やIC-7100と比較したグラフが掲載されていて興味深い。
ちなみに公表されている資料から読み解くと、IC-7300の両特性はフラッグシップ機のIC-7850/IC-7851には劣るものの、先代のフラッグシップ機であるIC-7800には一部で勝っていることがわかる。
上の2枚:IC-7300PDF版カタログに掲載された、IC-7300、IC-7200、IC-7100のRMDR特性図とフェーズノイズ特性図
下の2枚:アイコム編
「IC-7850/IC-7851のすべて」
に掲載された、IC-7850/IC-7851、IC-7800、他社機A、他社機BのRMDR特性図とフェーズノイズ特性図
また、製品の特徴であるリアルタイムスペクトラムスコープ表示も可能なディスプレイの機能は、さまざまな動画による説明も行われ、製品情報ページの8か所に「動画を再生する」というリンクボタンが設けられている。
さらに、販売店で配布されるカタログと同一内容と思われる、カラー4ページのPDF版カタログもダウンロードが可能になっている。