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ホーム >> 無線ブログ集 >> ＜年間アクセスランキング付き!!＞hamlife.jpの掲載記事で振り返る「2015年アマチュア無線界の話題」

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2015年も残り11時間を切った。そこで年末スペシャル企画として、この1年のhamlife.jp掲載記事で振り返る「2015年アマチュア無線界の話題」をお届けしよう。

NHK「ブラタモリ」函館編では、タモリが電鍵を使いコールサイン（JA6CSH）を打った（NHK「ブラタモリ」の映像より）

　まず、2015年にhamlife.jpに掲載した記事の中から、反響の大きかったものをキーワード別で振り返ってみよう。

●テレビに登場したアマチュア無線

　2015年は「アマチュア無線」がテレビに登場する機会が多かったのではないだろうか。1月は関西で絶大な人気を誇る「探偵！ナイトスクープ」に、「巨大アンテナを設置したい高校生ハムの悩み」が登場。21MHz帯のフルサイズ5エレをパンザマストの上に取り付けるために出動した、カンニング竹山と依頼人である高校生ハム（JM8DBL）には話題が集中した。

【追記：取材翌日の動画リポート】＜写真で見る＞人気番組「探偵！ナイトスクープ」でカンニング竹山と高校生ハムが大奮闘!! 巨大アンテナ（21MHz帯7エレ）建設の模様

http://www.hamlife.jp/2015/01/24/tantei-knight-scoop-0123/

　さらに11月には「タモリ倶楽部」が、「大学アマチュア無線部の活動報告会」というテーマで放映。首都圏の4大学のアマチュア無線部が登場し、アマチュア無線の運用経験があるタモリとディープなやり取りを繰り広げた。

＜各校のディープな報告、理解できたのはタモリだけ!?＞人気番組「タモリ倶楽部」で「大学アマチュア無線部最新活動報告会」が放送される

http://www.hamlife.jp/2015/11/22/tamoriclub-20151120-report/

　タモリと言えば、NHK「ブラタモリ」の函館編で青函連絡船記念館を訪れた際、無線通信室で自分のコールサイン（元JA6CSH）をモールスで打ったり、連絡船の通信長OBと送信管談義で盛り上がったりというシーンもあった。

＜「6AQ5、確か持ってると思うんです」の発言も!!＞NHK「ブラタモリ函館編」でタモリが “無線愛” を炸裂
http://www.hamlife.jp/2015/05/31/buratamori-hakodate-ja6csh/

　またNHKではこのほかにも、 2月28日の「マサカメTV」で、ARISSスクールコンタクトの交信を実演したり、 7月23日には「あさイチ」でオジサンたちのアマチュア無線を取り上げるなど、同局の柳澤秀夫解説委員（JA7JJN）の活躍も目立った。

　さらに、アマチュア無線が登場するドラマや映画として、「崖の上のポニョ」「オーロラの彼方へ」「太陽にほえろ！ CQ・CQ・非常通信！」「私をスキーに連れてって」などの放映があったり、 NHK BSのドラマ「ラギッド！」では秋葉原の無線ショップが登場、フジテレビ系の深夜ドラマで高校のアマチュア無線部が登場したり…といったこともあった。

●2アマ講習会スタート

　2015年の大きな話題としては、長年にわたり免許取得には国家試験を受験するしか方法がなかった「2アマ（第二級アマチュア無線技士）」に、4月から養成課程講習会の実施が認められ、一般財団法人日本アマチュア無線振興協会（JARD）が、3アマ有資格者を対象に、7月からeラーニング方式を中心とした2アマ講習会をスタートさせたことだろう。

＜JARDは3アマ対象の短縮コースを7月から開催へ!!＞総務省、「2アマ養成課程講習会」実施のための省令等を改正し官報に掲載、施行は4月1日から
http://www.hamlife.jp/2015/02/19/2ama-kousyukai-kanpo/

＜7月1日からついにスタート、合格率は“90%以上”を目指す＞JARD、「2アマ養成課程eラーニング開講式典」を開催
http://www.hamlife.jp/2015/07/02/jard-2ama-kousyukai-start/

　eラーニングの講習会はこれまでに2回（7月期、10月期）、教室に集まって授業を受ける「集合形式」のものは1回（11月）開催され、12月○日の時点では、修了試験を受験した全員が無事に合格し、2アマ資格を手に入れている。

●「詐欺サイト」の続発

　無線機を格安で販売するとWebサイトで宣伝し、申し込んだ客から代金を騙し取る「詐欺」と思われる無線機通販サイトが続出した。多くは実在するアマチュア無線機の通販サイトに酷似したデザインを用い、所在地や電話番号なども実在するショップに近いものを表示するなど悪質性が高い。

＜データを“盗用”されたショップが注意を呼びかけ＞新たな“詐欺サイト”なのか!? 「ありえない激安価格」の無線機通販サイトにご用心
http://www.hamlife.jp/2015/03/24/shop-chui-kanki/

【追記あり】＜今度は会社所在地を「名古屋・第二アメ横ビル」と記載＞新たな“詐欺サイト”か!? 大手メーカー名を模した無線機通販サイトが出現
http://www.hamlife.jp/2015/06/23/shop-chui-kanki-2-2/

　hamlife.jpでも、それらのサイトに関する情報を複数回掲載したが、当該サイトの店名を表記したり、リンクを張ってしまうと、検索エンジンなどでさらに上位にヒットすることになり、結果として“被害者”が増加する懸念もあることから、慎重に扱う必要があった。現在も根絶されたとはいえない状況なので、通販サイトを利用する場合は十分注意が必要だ。

●新製品が続々登場!!

　2015年、新たに発表されたアマチュア無線機は、八重洲無線の FTM-100D/DH（5月）、 FTM-400XD/XDH（10月）、FT1XD（10月）、アイコムの IC-7300（8月＝ハムフェア会場）、アルインコの DR-735D/H（8月＝ハムフェア会場）などだ。特にHF+50MHz帯のコンパクト機・IC-7300には注目が集まった。

＜価格は139,800円、40日以内に発売開始＞アイコム“最強のコンパクトHFトランシーバー”IC-7300を正式発表
http://www.hamlife.jp/2015/12/07/icom-ic7300-release/

　また2014年に発表済みだった八重洲無線のFT-991、FT2Dの出荷も開始されたほか、アマチュア無線機ではないが GHDキーのCW解読器「CWD2014M/L」にも注目が集まった。

　2016年には“驚きの製品が登場する”との未確認情報もある。アマチュア無線業界の活性化につながるか、今後の動向に注目していきたい。

●アンテナの「値上げ」相次ぐ

　円安や原材料費の高騰などから、アンテナメーカー各社の価格改定が相次いだ。 3月のコメットを皮切りに、 4月はクリエート・デザイン、5月はフジインダストリー、 6月は第一電波工業と続いた。このほか JARLが開局用紙、変更用紙、JARLバッジを値上げ、アルインコが電源機器の卸価格を改定するなど、2014年に続いてアマチュア無線界は値上げの嵐に見舞われた。

●新バンドとバンドプラン、スプリアス規格など

　2015年1月5日に、新しいアマチュア無線バンド「475kHz帯」が開放され、「半径200mルール」という厳しい条件のある中、試験電波の発射や初の本免許を得た局の話題で盛り上がった。2015年12月現在、30局以上がこのバンドの局免許を得ているようだ。

＜1月5日に開放の新バンド＞JA7NI-JA7GYPの両局、475kHz帯CWで初のリポート交換に成功!!
http://www.hamlife.jp/2015/01/28/475khz-ja7ni-ja7gyp/

＜写真で見る＞日本初!!「475.5kHz帯」を含む全22バンドが並ぶ無線局免許状
http://www.hamlife.jp/2015/02/24/jh3xcu-menkyojou/

　また1月5日には新バンドプランが施行され、総務省ではその遵守を求めて電波監視などを教戒しているが、10月には関東総合通信局が「デジタル文字通信のオフバンド電波発射は違反」と異例の警告を行う事態となった。

　また9月24日には、関東総合通信局が「旧スプリアス規格の無線設備への対応について」を発表。同サイトでは旧スプリアス規格の無線機器の使用期限が迫る中、今後も旧規格の無線機器を使い続けるために取るべき方法の資料が公開された。

　また長年使われてきた903～905MHz帯の「パーソナル無線」が終焉の時を迎え、11月30日をもって新規の免許受付が終了された。 11月30日以降も有効な無線局免許があるパーソナル局（約8,000局が存在）は、その免許期限満了までは運用可能だが、最後の局も2022年に免許期間が満了となる予定だ。

●ヤマト運輸がQSLビューローからの発送を拒絶

　JARLのQSLビューローは、会員あてのQSLカード発送に、長年ヤマト運輸のメール便を利用していたが、『一部会員から同社への執拗なクレームにより、突如、同社から今月（平成27年5月）下旬発送分の引受けを拒絶される事態になった』という理事会報告が公表され話題となった。

【追記：JARLが会員向けに告知掲載】＜会員からのクレームでヤマト運輸がQSL
ビューローからの発送を拒絶＞JARL、「第22回理事会報告」をWebサイトに掲載
http://www.hamlife.jp/2015/05/22/jarl-rijikai-houkoku-22/

「QSLカードは信書か」という点が問われ、JARL側は総務省からも呼び出しを受け「信書ではないと理解している」「社団法人時代は毎年総務省（郵政省）による監査を受けてきたが、QSLカード転送が問題になったことはなかった」と説明を行ったが、今後は信書扱いでの発送を余儀なくされ、その対応費用や梱包費用の増加で、これまで1,200万円程度かかっていたQSL発送費用が、今後は2倍かそれ以上に増加する見込みであることを社員総会の場で明らかにした。

＜ヤマト運輸のQSL拒否やハムフェアのアンテナ問題など、詳細が明らかに＞JARL
「第4回定時社員総会」の要点をリポート
http://www.hamlife.jp/2015/06/16/jarl-4th-syain-soukai-report/

　その後、QSLカードは日本郵便の「定形外郵便」や、佐川急便の「特定信書便」など、信書の取り扱いが可能な配達手段での発送が行われている。

●そのほか注目のニュース

　そのほかでは、 2月に行われた「ナバサ島DXペディション（K1N）」、 4月25日に発生した「ネパール大地震」に伴う非常通信への協力呼びかけ、 6月の「関東総合通信局と警視庁による、過去最大規模の不法無線局取り締まり現場に密着」、 9月の「茨城県常総市の水害被害に伴う“臨時災害FM局”開設」、 12月の「P5/3Z9DXによる北朝鮮からの運用」などが多くの注目を集めた。

★2015年の年間アクセスランキングを紹介!!

　では最後に、2015年の年間アクセスランキングを見てみよう。これは2015年1月1日から12月25日までに閲覧された数で集計している。そのため、初出が2015年以前の記事でも、2015年の閲覧数が多かったものはランクインしている点に注意してもらいたい。

1）＜アニメ「艦これ」放送開始!!＞モールス通信の受信シーンで、通信士が驚きの
行動!?
http://www.hamlife.jp/2015/01/08/anime-kankore/

2）【ハムフェア2015】＜PDF版カタログ公開＞アイコム、コンパクトなHF/50MHz帯エ
ントリーモデル「IC-7300」を発表
http://www.hamlife.jp/2015/08/22/icom-ic7300-hamfair2015/

3）【情報追加】＜読売新聞が報道＞政府、ドローンの操作に「第3級陸上特殊無線技
士」の免許取得を義務づけへ!!
http://www.hamlife.jp/2015/05/09/drone-3rikutoku/

5）【追記：取材翌日の動画リポート】＜写真で見る＞人気番組「探偵！ナイトス
クープ」でカンニング竹山と高校生ハムが大奮闘!! 巨大アンテナ（21MHz帯7エレ）
建設の模様
http://www.hamlife.jp/2015/01/24/tantei-knight-scoop-0123/

6）【追記：JARLが会員向けに告知掲載】＜会員からのクレームでヤマト運輸がQSL
ビューローからの発送を拒絶＞JARL、「第22回理事会報告」をWebサイトに掲載
http://www.hamlife.jp/2015/05/22/jarl-rijikai-houkoku-22/

7）【追記あり】＜Webサイトで詳細なスケジュールが公開に＞東京地区の民放AM局に
よる「FM補完放送（ワイドFM）」、10月5日（月）から試験電波を発射!!
http://www.hamlife.jp/2015/09/24/tokyo-fm-hokan-testtx/

8）＜“集合方式”の講習会も検討中＞JARD、2アマ養成課程講習会の「開始予定時
期」と「受講時間」「想定費用」を公表
http://www.hamlife.jp/2014/11/17/jard-2ama-kousyuukai-yotei/

9）＜ヤマト運輸のQSL拒否やハムフェアのアンテナ問題など、詳細が明らかに＞JARL
「第4回定時社員総会」の要点をリポート
http://www.hamlife.jp/2015/06/16/jarl-4th-syain-soukai-report/

10）【追記あり】＜無線ショップが情報掲載を開始＞八重洲無線、日本国内でも
144/430MHz帯C4FM対応の新ハンディ「FT2D」を発売へ!!
http://www.hamlife.jp/2014/12/14/ft2d-ja-leaflet/

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