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feed <実施は2016年の“夏の終わり”か?>3Z9DXによる北朝鮮からの公式運用が「延期」へ (2016/1/8 18:00:50)

2015年12月20日と21日に北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の平壌から、アマチュア無線の“電撃的”なデモンストレーション運用を行ったポーランド人のDXer、Dom Grzyb氏(3Z9DX)は、2016年1月から2月にかけて行うとしていた公式運用を延期する方針であると、12月31日付けのDX Worldが報じている。現時点の情報では、公式運用は2016年の“夏の終わり”に、ノイズの少ない北朝鮮の農村地帯から行うことを検討しているという。

 

 

P5/3Z9DXをデモンストレーション運用した、ポーランドのDXer、Dom Grzyb氏(ARRL NEWSより)

P5/3Z9DXをデモンストレーション運用した、ポーランドのDXer、Dom Grzyb氏(ARRL NEWSより)

 

 

 以下、1月6日付けのARRL NEWSから抄訳で紹介する。

 

 ポーランドのDXer、Dom Grzyb氏(3Z9DX)は、公式運用のため今年の夏の終わりに北朝鮮へ戻るのを待ち望んでいる。彼は2016年の1月または2月に戻れることをまず最初に期待していた。

 

 P5/3Z9DXは、政府当局者にアマチュア無線のデモンストレーションを行うため、世界で最も要求度の高いエンティティーである北朝鮮から2015年12月20日と21日にオンエアを行い、SSBでのべ785局と交信した。そのほとんどは15mバンドであった。このうち約600局はアジアの局で、北米は26局との交信だった。

 

 Dom Grzyb氏はポーランドの自宅へ到着したことを12月29日にeHam.netに投稿し、「きたる2016年の皆さんの幸福を願い、皆さんのサポートに感謝する」と述べている。

 

 同氏は最近、Daily DXのエディターであるBernie McClenny氏(W3UR)に近況を連絡した。それによると、北朝鮮を訪問中、同国の当局者は親しみやすく礼儀正しかったという。しかし磁気嵐と雑音によって、P5/3Z9DXの各バンドの運用は非常に妨げられた状態だった。アンテナは政府の高層ビルの間にある金属フェンスに約7フィート(約2.13m)の高さで取り付けられた垂直系のもので出力は100Wだったが、雑音はひどく、弱い信号をコピーすることはほとんど不可能だったという。

 

 Dom Grzyb氏が持ち込んだ無線機器類は現在、平壌で保管されている。同氏はこの夏、北朝鮮に戻った際には農村地帯のより静かな場所から運用する予定であるという。(ARRLニュース 1月6日 ※許可を得て抄訳/(C)ARRL)

 

 

●関連リンク:
・“Official” P5/3Z9DX North Korea Activation Now Set for this Summer(ARRL NEWS)
・P5/3Z9DX Activation of North Korea(DX World)

 

 

 


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