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<見逃した方はぜひ!1980年代“アマ無線ブーム”の火付け役>映画「私をスキーに連れてって」、2月8日(月)にNHK BSプレミアムで放映 (2016/2/7 21:11:12)
スキー場を舞台に若者の恋をさわやかに描いた、1987年の日本映画「私をスキーに連れてって」が、2月8日(月)13時からNHK BSプレミアムで放送される。作品中ではアマチュア無線機が主人公たちの連絡ツールとして大活躍する。当時、この映画に触発されアマチュア無線の資格を取得した若者も多く、1980年代終盤の“アマチュア無線ブームの火付け役”と言われている。
ホイチョイ・プロダクション原作、馬場康夫監督の映画「私をスキーに連れてって」は、主人公のスキーが大好きなサラリーマンに三上博史、スキー場で出会ったヒロインに原田知世、そのほか原田貴和子、高橋ひとみ、布施博、沖田浩之、竹中直人、田中邦衛らが出演する1987年11月公開の作品だ。
映画には、当時の若者の間で流行していたツールが多数登場する。その一つがアマチュア無線機だ。主人公らは144MHz帯のハンディ機(IC-μ2)などを持ち歩き、車やゲレンデの連絡用としてスマートに活用する。携帯電話や自動車電話がまだ一般的でなかった時代(自動車電話の全国サービスは1984年から開始)、アマチュア無線のハンディ機は最先端の連絡ツールという位置づけだったのだろう。
ちなみに、映画公開の8か月前である、1987年3月末現在のアマチュア無線局数は74万9000局で、毎年4万局前後増加していた。ところが翌1988年3月末には82万5000局、1989年3月末には91万6000局、1990年3月末は102万7000局と、映画公開後は年間8~10万局というハイペースで増加するようになり、1995年に136万4000局のピークを迎えることになる。
映画の中で、主人公役の三上博史は「JM1OTQ」、仲間の布施博は「JH1TUR」、沖田浩之は「JO1MHN」というコールサインを使用しているが、これらは 映画のエンドロールに出る原作者、ホイチョイ・プロダクションのメンバーのコールサインだという調査結果もある。
●関連リンク:
・NHK BSオンライン 映画カレンダー
・JM1OTQ (JJ1WTL 本林氏のブログ CIC)