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20160325 市民ラジオ免許制時代の雑談 (2016/3/25 18:02:17)
今では使用に際して免許申請や届出すらも必要のない市民ラジオですが、昭和57年(1982年)までは免許制で管轄の電波監理局(今の総合通信局)へ免許申請して免許状に記された呼出名称(コールサイン)を使って運用していました。そんな時代のとりとめの無い雑談を。
国から与えられる市民ラジオの
呼出名称(コールサイン)は「人」に対して与えられるのではなく1つの無線設備に対して1つ与えられたもので、市民ラジオの無線機個別に与えられたコールサインでした。ですので無線機を複数持っていた人は無線機それぞれのコールサインを使い分ける必要がありました。実際使い分けていたかどうかは個々の事情でわかりませんが。無線機に与えられた コールサインというのは
業務局では割と普通と思われますが、アマチュア無線的なコールサインの感覚では違和感がありますよね。移動する局と移動しない局等でコールサインを2つお持ちの局も居られますが。
申請から免許が送られてくるまで一月くらいかかったと思います。でもAI46の免許は小6の卒業前に申請して中1の5月中旬に免許が送られてきましたのでかなり日数がかかっています。これは今から想像するに申請が年度末が重なって担当官が異動になって免許発給が滞っていたためではないかと思っています。
交信には与えられた呼出名称(コールサイン)を使用せねばならず、免許人以外の使用は禁止されていました。一回の交信は3分以内とか色々と制約がありました。特小やデジタル簡易無線登録局の3分制限も元をたどればこの辺りなのでしょうね。
もし無線機が壊れたりして交換する場合、免許を受けている無線機と検定番号が同じ機種なら届出も無しに交換することができました。もちろん同時に2台は使えませんが、同じメーカーの同じ無線機(検定番号が同じ)なら交換できたんですね。個々の無線機を個別に管理されてなかったからでしょうね。今のデジタル簡易無線ではリグ個別ID(CMS)がありますので包括免許でもリグの入れ替えには 電波利用料のこともありますから 届出が必要ですよね。
中古として売ったり他人に譲ったりした場合はその無線機の廃局届けを出して、中古無線機を買った人は無線振興協会?だったかに免許申請用紙を送ってもらって、改めて免許を受ける必要がありました。私は実際に 免許申請用紙を送ってもらった
ことはありませんでしたが、中学の時、市民ラジオから初めてアマ無線に移行していった友人たちが、使わなくなったCB無線機を誰かに譲った時に
無線振興協会から申請書を取り寄せていましたので、
無線振興協会?だったかという名称を覚えています。実際に取り寄せた方居られたら教えてください。
※昔の話なので記憶違いが有ったらすみません。
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