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4月17日 NHK放送博物館に行ってきた (2016/4/20 15:23:58)
4月17日(日曜日)東京タワーの近くにあるNHK放送博物館に行ってきました。
大正14年にNHKラジオの本放送を開始した時の局舎があったNHK発祥の地である愛宕山にあります。
日比谷線神谷町駅から徒歩約10分。
博物館の玄関脇にはテレビ送信所で使われていたターンスタイルアンテナと双ループアンテナが展示してありました。
これは東京タワーでNHK総合テレビアナログ波の送信用として使われていたアンテナです。
給電部はこんな感じ。
こちらは福井放送局のアナログテレビ送信用として使われていたもの。
鉄塔の最上部に設置してあるので、なかなか見る事ができない給電部はこんな感じになってたんですね。
双ループアンテナの中はこんな風になってました。
このアンテナにアマチュア無線の電波を乗せたら、どんな飛び方をするのか気になりますね。
昭和10年に八木秀次先生が開発した八木アンテナの試作品。
これは貴重な展示です。
昭和54年にNHKが南極大陸から衛星中継した時の無線局免許状です。
当時はインテルサットを使ってたのですね。
もちろんアナログ送信で周波数6.3GHzなんと出力は2.1Kw。アンテナの前を飛ぶ鳥が焼き鳥になるんじゃないかという位の高出力。
中継用の機材だけで重量20トンを越えたそうです。当時は局舎丸ごと持っていく感じだったのですね。
昭和50年代前半ごろ使われていたVTR。
パネルの写真のように担いで使っていたようです。
カメラ1台の運用に3人も必要でした。
この大きさで録画時間はたったの20分。
現在では片手で持てるカメラに切手サイズのメモリーカードでハイビジョン映像が何時間も撮れるので、技術の進歩は凄いですね。
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