無線ブログ集
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泉ヶ岳山頂 定点運用 (2016/7/31 18:00:48)
今日も泉ヶ岳。アクセスの良さと90分ほどの登山が体力づくりにちょうど合っており、定点運用として今シーズン、足繁くの通うつもりです。天気は曇り時々晴れ。うさぎ平から望む山頂は雲の中。
<本日の装備>
ID-51+3/4λGP(145MHz)
DPR6+350DH
特小DJ-R20D
山頂に着いてみると、意外にもガスはなく、時折青空も顔をのぞかせ、まずまずの天気に。帰りのバス時刻を考え、運用は約2時間。先週、地蔵山で使ってみた3/4λGPのラジアル角度を再調整し、あらためて試してみたい、というのが主な目的です。三脚に取り付け、簡易SWR計で測ってみると、ほぼ1.0。ベランダでの調整のみだったので、ひとまず安心。
ワッチしたところ、神奈川県横須賀局のCQが聞こえてきました。何度か呼んでみましたが、コールバックなし。続いて群馬県館林局のCQも入感。呼んでみましたが、またも応答なし。聞こえても飛ばないアンテナ? まあ、こちらはQRPなので致し方ありません。両局とも51ほどで聞こえ、コールサインも了解できていただけに残念。特に横須賀局は、何度かこの山頂で聞こえてきたことがあります。いつかコンディションの良いときに、交信してみたいものです。
山形市内固定局と59-59で交信。こちらは2.5W。奥羽山脈を越え、よく、届いているとのこと。飛ばないアンテナでもなさそうです。さらに、新潟県長岡市固定局から53のレポート。こちらから57。たいへん安定した信号。デジタルでいかがですか?とのかなってもない提案をいただき、さっそくDVモードに移り、53-55で交信成立。当局のパワーを1Wに下げたところ、Sは振らないものの、ほぼ100%復調している、とのこと。GPS距離データによると、190km。長岡局は13エレのシングル八木とのことでした。蔵王連峰、さらに飯豊連峰を越えて届いているとは信じがたいほどの信号でした。コンテスト時に、何度かこの山から応答させていただいたことはありましたが、ラグチューモードでこのように0エリア局と交信できたのは初めてです。
おかざきKG295(JA7RTG)局とのスケジュール交信。おかざき局の本日の移動地は釜石の五葉山。標高1351m。FBなロケーションのようです。山頂間の距離125km。145MHzデジタル(DV)0.1Wにて55-55のレポート交換。続いて特小10mWへ。何度かお呼びしたものの、まったく応答なし。確か、両山頂は見通しのはず。1~2メートル動きながら慎重に位置を探り、あらためてお呼びしたところ、かすかな変調を確認。さらに、ポイントを探しながら、リグを45度斜めに傾けた状態で良好に入感し、51-51で交信成立となりました。泉ヶ岳山頂付近の低木や双方のコンディションが影響したのかもしれません。楽勝と考えていたのですが、思いのほか、スリリングな交信でした。ちょっとした障害物(樹木)や気象の変化が大きく影響を及ぼす。10mWの世界は単純でないことを、あらためて実感。
DCRでは、栃木県大田原市御亭山移動のトチギSA41局とM5で交信できました。この山で御亭山とつながるとは驚きでした。また、新潟県佐渡島の移動局の信号もM5で入感。タイミングが合わず、交信なりませんでした。
そんなわけで、あっという間の2時間。3/4λGPについては少しだけ、手ごたえを感じることができたかな、といったところです。本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。
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