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feed 飯坂温泉2019 (2019/1/4 16:56:13)



 今年も年始の恒例となっている飯坂温泉に泊まってきました。仙台周辺の温泉地はどこも雪深いところが多く、冬は散策するのも難儀します。飯坂も何度か大雪に見舞われたことがあるものの、福島盆地の一角であり、さほど積もることはありません。今年は数日前に大雪となったそうで、そこそこ雪が残っていました。

 飯坂は温泉地であると共に人が暮らす場でもあり、それらが入り混じって縦横に路地が走っています。その一つを入ると、平屋の旅館が小さな看板を上げていたりします。あるいはかつて風光明媚な旅館だったのかもしれない宿が廃墟となって忽然と現れたりもします。人の暮らし、生活感、その中に歓楽的な温泉宿もあれば、湯治中心の宿もある。そして数々の廃墟。それらが混然一体となっているところが飯坂の魅力で、何度訪れても飽きることなく、また訪ねたくなってしまう所以でもあります。以前は家族経営の小さな旅館にお世話になり、年末年始にもかかわらず、ほとんど貸し切り状態で泊まることができたのですが、数年前に営業をやめてしまいました。今年は温泉街の最も奥にある少し大きな鉄筋の宿にお世話になりました。温泉街を歩いて行くと、昨年まで営業していたいくつかの宿が廃屋になっているのを目にしました。高齢者施設に衣替えしたところも。廃墟の多い温泉街であることは何度か書いたとおりですが、その連鎖はいまだ続いているようです。










 さて無線運用。宿に入るには少し時間があるので、近くの愛宕山に登り少しだけ運用してみました。山といっても駅から歩いて10分ほど。下から急な階段が続き、登りきると山頂で、福島盆地がよく見渡せます。D-STARレピーターへの接続を試みたところ、福島430、福島伊達430がアクセス可。郡山430は不可でした。福島430から山掛けで1局交信、DCRでも2局交信いただきました。


愛宕山より


 宿に着き、さっそく室内からもアクセスを試みました。川沿いのロケで通りが良かったようで、福島430と福島伊達430がともに1Wでアクセスできました。福島伊達430から断続的にCQを出し、いつもフリーライセンス無線でもお世話になっている3局にお相手いただきました。各局さまには年始早々よりありがとうございました。


温泉地にて


 自分にとって飯坂温泉は、路地裏歩き、廃墟探訪、摺上川沿いの散策、そして愛宕山や館ノ山(大鳥城跡)あるいは宿からの無線運用も楽しめる得がたい存在です。仙台からそう遠くないので年に数回はおじゃましたいと思いつつ、いつもこの時期になってしまいます。今年は機会をみて、まだ泊まったことのない宿でも探してみたいと思います。






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