無線ブログ集
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まさかの原因。 (2019/7/14 21:54:14)
気持ちの切り替えの為に、プチ技術ネタを。
我が固定にも、”ささやかな”無線設備があり、自宅にいる時は色んなバンドをワッチしています。
ところが、HFからかなり高い周波数帯まで伸びた広帯域ノイズがハイレベルで出ており、ほとんど固定から運用することはありません。
長梅雨、梅雨寒、日照不足・・・のこの週末、せっかくなので長年悩まされてきたノイズ源を探してみることにしました。
出ているノイズがとにかく顕著にわかるのが、よりによってCB帯。もうSはブンブン振ります。
ですので、CB機を持って引き込み線や家の周り、そして家中探しまくりました。
明らかにACライン、コンセントや照明スイッチの配線に沿ってノイズが出ていて、ノイズ源を特定するのに時間がかかったのですが・・・・。
原因はまさかのコレ。
これは、TVのアンテナブースターが入っている箱です。
プリアンプ自体はアンテナ直下で、この中にはプリアンプの電源を重畳供給しているユニットと分配器が入っています。
で、このBOXにCBを近づけると「ブーン」とけたたましいノイズが受信出来ます。
明らかにコレ、そしてブースターの電源を切ると「し~ん」とします。
という事で、ブースターなのか電源なのかは解析出来ていませんが、お世辞にも「正常」とは言えない状態っぽいです。
年数も年数ですので交換を検討しますが、応急措置としてTDKのコモンモードフィルタを組んで、アンテナ線には複数種類のフェライトコアを巻きました。
その対策で、家中包まれていたあのノイズはほとんどわからないレベルとなりました。
ブースター(プリアンプ)とは言え、中身はアンプ。
場合によっては異常発振し、最悪ご近所に迷惑をかける恐れもあるので、時々点検してみることをお薦めします。
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