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feed <FDコンテストの開催日時変更、「よみうりアワード」継承の新アワード発行ほか>JARL、第53回理事会報告を会員専用ページに掲載 (2020/11/29 8:30:49)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2020年11月21日(土)と22日(日)に連盟会議室からのWeb会議で第53回理事会を開催、その報告をWebサイトの会員専用ページで公開した。同理事会では「令和2年度補正予算について」「社員総会議事運営規程の一部改正について」「よみうりアワードを継承するJARLのアワードの発行等について」など7つの議題が討議されたほか、協議事項と業務報告が行われた。同理事会報告の閲覧はJARL会員のみで、コールサインと登録したパスワードが必要となる。

 

 

 

 JARL Webの会員専用ページに掲載された第53回理事会報告によると、今回は次の7議題が審議された。その概要と要点を同報告からいくつか抜粋で紹介する。

 

第1号議題:令和2年度補正予算について
第2号議題:令和3年度地方本部費の配分について
第3号議題:社員総会議事運営規程の一部改正について
第4号議題:コンテスト規程及びコンテスト規約の一部改正について
第5号議題:「よみうりアワード」を継承するJARLのアワードの発行等について
第6号議題:東京オリンピック記念局実行委員会DX運用分科会審議結果について
第7号議題:「入会金無料キャンペーン」について

 

 

第1号議題「令和2年度補正予算について」概要と要点
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響でハムフェア2020が中止になるなど、JARLのさまざまな行事や委員会が中止・変更されたため、 当初予算からの乖離が見込まれることから補正予算を作成。その結果、一般正味財産増減額は“約619万円の収支の改善見込み”となったという。議論の中で、補正による収支のバランスやコロナ禍における今後の会議の開催方法など意見が出され、これをふまえ中長期的展望に立ち、収支についての考え方を引き続き理事会で検討していくこととし、全員異議なく承認したという。

 

第3号議題「社員総会議事運営規程の一部改正について」概要と要点
 現行規程における委任状の取り扱いを、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律との間に齟齬があったことから、委任状の様式を同法に基づいたものに改め、提出期限も柔軟な条文にし、議決権行使書または委任状の変更等に関する条文は議決権行使書のみにし、議決権行使の優先順位は委任状を本人出席に次ぐ順位に改めることを提案した。
 さらに議事録等は、(1)企業や社団法人等において総会は議事録のみの公開が一般的、(2)総会の報告としてホームページで総会速報を写真など加えて詳しく掲載している、(3)テープ起こしの外注や、校正として事務局職員が聞き取れない部分や発言者、数値などの内容確認を詳細に行うなど、作成に多くの費用と手間・時間を要する、といった理由から“議事録のみとし、議事録速記録を削除する”ことが提案された(施行は来年1月5日を予定)。この改正案はJARLの法律顧問と相談し、今期の総会の実態に合わせた形のものを提案したという補足説明があり、討議の結果、全員異議なく原案どおり承認したという。
※承認された「社員総会議事運営規程」は準備が整い次第JARL Webに掲載。

 

第4号議題「コンテスト規程及びコンテスト規約の一部改正について」概要と要点
 コンテスト委員会による規約改正の答申についてを審議。同委員会によるフィールドデーコンテストの開催日程についての意見募集結果と、令和2年4月のバンドプラン見直し等を踏まえ、(1)フィールドデーコンテストの開催日時を“8月第1土曜日の21時から翌日15時まで”とする(※現在は8月の第1土曜日18時~翌日12時まで)、(2)JARLコンテスト使用周渡数帯の一部改正(1.9MHz帯および50MHz帯)、(3)電子ログ提出への完全移行のための規約の一部改正、(4)コンテスト書類提出の締切日と時問表示の追加による規約の一部改正を検討し、討議の結果、全員異議なく原案どおり承認し、即日施行が決まったという。
※決定したコンテスト規程および規約の詳細は「JARL NEWS」2021年冬号 (1月1日発行)に掲載。

 

第5号議題「よみうりアワードを継承するJARLのアワードの発行等について」概要と要点
 
アワード委員会からの答申を審議。年末で発行終了となる「よみうりアワード」(読売新聞社)を継承し、新たに「JARL全日本10,000局アワード」「JARL全世界10,000局アワード」を発行、来年4月から申請を受け付けるというもの。クラブ局からも申請を受け付けるなど「よみうりアワード」との相違点や、同規約を引き継ぐ項目ともに提案があった。またアワード規約の一部改正として(1)海外アワードのQSLカードの所持証明について、(2)アワード申請に使用できる周渡数帯の明文化、(3)JARLアワードマスターの認定証及び副賞の見直し、(4)申請手数料の見直し等(5)ADXAアワードのデザイン等の見直しも審議し、討議の結果、全員異議なく原案どおり承認したという。
※決定したアワードの詳細は「JARL NEWS」2021年冬号(1月1日発行)に掲載。

 

第6号議題「東京オリンピック記念局実行委員会DX運用分科会審議結果について」概要と要点
 
東京オリンピック記念局実行委員会DX運用分科会から答申された、海外向け記念局の設置についてを審議。海外向け記念局は(1)移動しない局として公募、(2)開設期間は令和3年5月1日から令和3年9月5日まで、(3)地方本部長経由で申し込む、(4)海外向け記念局との交(受)信を対象とした記念アワードを発行するなどの提案があり、討議の結果、原案を一部修正して全員異議なく承認したという。
※決定した記念局の詳細は「JARL NEWS」2021年冬号(1月1日発行)に掲載。

 

 また議題審議後の協議事項では「体験局支援のため、トランシーバーを1台ずつ各地方本部に配備し、積極的に体験局に活用してもらう」「無償で“Radio JARL.com”の放送と、ハムフェアやWAKAMONOイベント会場からの放送中継を行っているFMぱるるんに感謝状を贈呈」などを承認。また次年度以降の予算の考え方について、毎年指摘される決算の改善に向けた施策を中期的に検討すべきとの意見が出されて協議を行い、引き続き継続して検討していくことになったという。

 

 このほか理事会報告の詳細は、下記関連リンクのJARL会員専用ページ(要ID、パスワード)からPDF形式で閲覧できる。

 

 

 

●関連リンク: 第53回理事会報告(JARL Web 会員専用ページ)

 

 

 


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