無線ブログ集
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鷹討山(たかぶつさん) IC-705使い始め (2020/11/30 10:25:01)
標高310m。亘理山地の中ではこれでも高い方で、隣の深山に比べ24メートル標高があります。太平洋側が開け、北と西は樹木で視界が遮られていますが、その分、風が当たらず、冬場でもホッとできる山頂です。ここで何度も無線運用もしてきました。ただ、いつも交信いただいているJP7IEL局とは伝搬的な相性がいま一つで、まともに交信できたことがありません。近隣の山頂では安定して交信できており、標高のあるこの山で不安定になるのが腑に落ちない思いがあり、あらためて試してみました。
鷹討山(左)と深山(右)
常磐線山下駅下車。今回は南側の登山口から入山。「たかぶつ山コース」分岐から左に進み、東街道コースに入るとすぐ、沢に下る道と尾根を直進する分岐があり、直進してみました(標識なし)。初めてのルートです。藪っぽい箇所はあったのものの、踏み跡はしっかり付いていました。背丈ほどの笹藪を切り開いた道で、急登が続きます。主尾根のどこに出るのかわからずそのまま登り続けると、見覚えのある小広場に到着しました。太平洋側が見渡せる展望地。ここから間もなく主尾根の登山道に出合い、そして鷹討山山頂。駅から歩いて2時間ほどでした。
たかぶつコース分岐(左へ)
尾根筋のルート
展望地 標高276m(GPS)
鷹討山山頂
帰りは東街道コースを下山。以前はまったくの藪もしくは獣道程度だったところが登山道となり、いつのまにか新たなルートがそこかしこにできていました。東街道コース下山途中にもこれまでなかったいくつかの分岐がありました。何度も登っている勝手知った山とはいえ、ルート探索はこれからも楽しめそうです。
東街道ルート
無線運用はIC-705を初めて持参しました。D-STARレピーターでJP7IEL局をお呼びし、430FMへ(距離約70km)。これまでの経験から今回も厳しいだろうと予測しましたが、意外にもしっかりした変調が浮いてきました。RH770で51-52。アンテナを5/8λ垂直ダイポールに換え51-52変わらずですが、前回同様に変調の力強さと安定感が増す感触がありました。5/8λ2段のRH770(5.5dbi)に比べ利得は上回るようです。せっかく持参した705なので、2mSSBおよびFMでCQも出してみました(RH770にて)。SSBは福島市固定の1局、FMでは仙台市など数局にお相手いただきました。
5/8λ垂直ダイポール
アナライザー機能でRH770を測定
リグを地面に置いて使うので、FT-817に比べ705は安定が良く使いやすく感じました。手袋をしても操作性はすこぶる良いです。付属バッテリー+18650の3本直列をつなぎ充電しながら運用しました。液晶画面を常時表示、GPSもON、430FMを中心に5W、3時間弱の運用で十分余裕でした。途中で付属バッテリーを外し、どの程度熱くなっているのかアルミシャーシを触ってみたところ触れる程度の熱さで、さほどでありません。考えていたより省エネのようです。簡易的なアンテナアナライザー機能があるもの良いと思いました。ただし、良いことばかりでなく、使っていて疑問に思ったところもあります。特に外部電源の動作電圧は他のリグと比べシビアなようです。145MHzでノイズの影響を受けやすい印象もあります。何度か使ってみてそのあたり整理してみます。
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