無線ブログ集
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<皆川隆行氏(めぐろE55/JH1IUR)の名著を現代版として復活>電波新聞社、「ライセンスフリー無線マニュアル」を12月14日に刊行 (2020/12/4 17:30:17)
電波新聞社は1979(昭和54)年にめぐろE55/JH1IUR 皆川隆行氏の執筆で刊行し、合法CB無線入門ブームの発火点となった名著「CB=市民無線マニュアル」をこのほど現代版として復活、「ライセンスフリー無線マニュアル」のタイトルで2020年12月14日に発売することを発表した。総ページ数は208ページ(うちカラー16ページ)、価格は2,420円(税込)。
電波新聞社からの情報を抜粋して紹介する。
最近、使用に資格を必要としない「ライセンスフリー無線」がブームになってきています。電波新聞社では、1979年に皆川隆行氏の著により「CB=市民無線マニュアル」を刊行。本書は元祖ライセンスフリー無線ともいわれる市民無線の普及に貢献。その後のブームの発火点ともなりました。その後は、月刊誌「ラジオの製作」などで、市民無線を中心にライセンスフリー無線の記事を掲載。啓蒙を図っていましたが、ラジオの製作の休刊により途絶えていました。
本書は、電波新聞社創立70周年、ラジオの製作創刊65周年を記念し、また著者である皆川隆行氏の没後20周年にもあたるため、ライセンスフリー無線の名前で復活させるものです。刊行に際しては、旧市民無線だけでなく、無線資格なしで使用できるライセンスフリー無線全般を取り上げることとしました。
ライセンスフリー無線は、使用無線機器などに厳しい規制がある反面、運用については規制がゆるく電話感覚で使える点に特徴があります。近年は、外部アンテナが使用できる新デジタル簡易無線やデジタル小電力コミュニティ無線が登場し、以前と比べ使い勝手も非常によくなっています。アマチュア無線とは異なり、営利目的でも使用できるため、使い方はいろいろ広がっています。また、近年増加している自然災害時の連絡手段としても見直されています。
本書ではこれらの最新状況を踏まえ、古くからある27MHz帯の市民無線から、特定小電力無線、デジタル簡易無線、最近登場したデジタル小電力コミュニティ無線までを、その利用、運用方法や最新の無線機器(アンテナ・周辺機器も含む)について紹介していきます。
「ライセンスフリー無線マニュアル」の表紙(左)は、1979年に刊行された「CB=市民無線マニュアル」(右)を復刻したもの。皆川隆行氏は「ラジオの製作」誌1977年1月号から「キミも今日から無線局長 CB=市民無線活用講座」を連載してきた
執筆者、記事内容などは下記の通り。なお第1章と第2章は皆川隆行氏の「CB=市民無線マニュアル」からの記事復刻。さらに第8章「CB無線機名機カタログ」も、同書に掲載された1979年当時のものをほぼそのまま再録しているという。若い頃に合法CBで無線に入門した人にも、現在ライセンスフリー無線を楽しんでいる人にも格好の1冊となるだろう。
だれにでもできる楽しい無線
ライセンスフリー無線マニュアル
+ CB=市民無線マニュアル
電子工作マガジン編集部/編
●執筆者(順不同):
・瀧本 美喜雄
・せたがやV15 三上 洋
・森沢 あつし
・チヨダAB20 南雲 桂一
・佐波 匠
●編集協力 :
・総務省
・髙橋 俊光
●特別謝辞 :
・めぐろE55 皆川 隆行
<目次>
★巻頭特集
★第1章 だれにでもできるライセンスフリー無線
1-1 だれにでもできるCB(市民)無線
1-2 CB(市民)無線のさまざまな魅力
1-3 正しい運用マナーを身につけよう
1-4 オぺレートマスターのための電波大学校
1-5 山登り・ハイキングでの交信
1-6 魚釣りでの通信術
1-7 セーリング・船舶旅行の交信術
1-8 友だちとのホットラインを作ろう
1-9 ラウンドQSOの交信技術
1-10 <特別寄稿>ライセンスフリー無線の半世紀 三上 洋
★第2章 さまざまな電波旅行に出かけよう ネラエ! DX通信
2-1 DXにはチャレンジ精神を持て
2-2 DX通信の実技
2-3 電波とアンテナの知識
★第3章 最新ライセンスフリ一無線制度のすべて
3-1 こんなに違う各ライセンスフリー無線
3-2 CB(市民無線)ラジオ
3-3 特定小電力無線
3-4 デジタル簡易無線
3-5 デジタル小電力コミュニティ無線
番外編 CBLをはじめよう!
★第4章 最新ライセンスフリ一無線の運用方法
4-1 とにかく交信してみよう
4-2 市民無線(CB)のQSOでのCQ
4-3 Esの交信は「短時間で簡単に」が基本だ
4-4 GPS標準搭載のライセンスフリー無線
4-5 デジコミでのCQのだしかた
4-6 送信時間制限を突破せよ!
4-7 デジコミへの外付アンテナの付けかた
4-8 デジ簡のCQの出し方と応答のしかた
4-9 デジ簡の登録局と免許局の違い
4-10 デジ簡のCQの出し方と応答方法
4-11 自作コールの作りかたと電監コールの変遷
4-12 交信記録(ログ)を書いて残そう
★第5章 ライセンスフリ一無線の業務活用
5-1 ライセンスフリ一無線機は業務機だ
5-2 業務としての役割を終えたライセンスフリ一無線
5-3 近距離なら屋内外で広範囲な業務に対応
5-4 種類がたくさんあるデジ簡機の選びかた
5-5 未開拓のVHF帯ライセンスフリーバンド
5-6 IP無線機は専用機かスマホアプリか?
★第6章 アマチュア無線を併行して楽しもう!!
★第7章 新スプリアス基準とライセンスフリ一無線
7-1 新スプリアス基準と適合(新技適)の確認
7-2 法的規制の素朴な疑間に答える
7-3 デジタル簡易無線の外付けアンテナ
★第8章 ライセンスフリー無線機器の選びかた
8-1 ライセンスフリ一無線機器の選びかた買いかた
8-2 CBトランシーバの買いかた選びかた
8-3 特定小電力無線の選びかた
8-4 デジタル簡易無線(3R・3Sなど)
8-5 デジタル小電力コミュニティ無線
8-6 最新・ライセンスフリー主要無線機器リスト
8-7 【特別編】CB無線機・名機カタ口グ
★第9章 便利なFL資料編
★ライセンスフリ一無線マニュアル 読者プレゼント
写真右:ラ製筆者陣の一人だったITジャーナリストの三上 洋氏(せたがやV15)。今回の「ライセンスフリー無線マニュアル」も一部執筆している。左:「ラジオの製作」編集長(現・電波新聞社特別顧問)の大橋太郎氏=ハムフェア2018会場にて
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●関連リンク:
・電波新聞社
・電子工作マガジンについて(電波新聞社)