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<日本近くを通過するパスは2回>モスクワ航空大学のSSTV活動、1月28日と29日、国際宇宙ステーションから145.80MHzでSSTV画像送信 (2021/1/28 18:30:16)
今回、主にモスクワ地域を対象に期間限定でISS(国際宇宙ステーション)からアマチュア無線バンドを使ってSSTV(Slow Scan Television)画像を送信する実験が行われる。「Moscow Aviation Institute(モスクワ航空研究所/国立研究大学)」、通称「MVI」のSSTV活動の一環として実施されるもので、日時は日本時間の1月28日(木)21時10分から1月29日(金)2時15分までと、1月29日(金)22時10分から1月30日(土)3時05分までの2回。期間中に日本の近くを通過するパスは2回のみ。ISSからのSSTV送信周波数は145.80MHz(ドップラーシフトによる5kHz程度の偏差あり)のFMモードで、コールサインは「RS0ISS」が使用されると思われる(日時など変更される場合もある)。
ARRL NEWSから
「Moscow Aviation Institute(モスクワ航空研究所/国立研究大学)」は、航空、宇宙、ロケットなどの技術教育・育成を行うるロシアの高等教育機関で、モスクワ工科大学の航空力学学部の一部として、旧ソビエト社会主義共和国連邦当時の1930年に創設された。
今回、同機関が行うSSTV活動の一環として、主にモスクワ地域を対象に期間限定で、国際宇宙ステーション(ISS)からアマチュア無線バンドの145.80MHzを使ってSSTV画像を送信する実験が行われる。
使用される周波数は145.80MHz(ドップラーシフトによる5kHz程度の偏差あり)で、FMモードにSSTV信号(PD120)を載せて送信される。ISSの軌道はインターネット上で公開されているほか、「ISSディテクター」など便利なスマホアプリもある。
なお、ISSから送信されるSSTV信号は、ロシアのISSサービスモジュールに搭載されているJVCケンウッド製のセパレート型V・UHF帯トランシーバー「TM-D710E」から送られる。
受信方法などは、下記関連リンク「ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)」などが詳しい。また、最新のスケジュールは関連リンクの「ARISS-SSTV images」で確認できる。
また、地上で受信できた画像は、オンラインで投稿(画像アップロード)でき、「ARISS SSTVギャラリー」で閲覧ができる。過去に実施されたISSから送信されたSSTV画像は多くの局が受信に成功し、TwitterやFacebookなどで受信画像がアップされている。
<参考>期間中の東京におけるISSの飛来時刻(時刻はJST、JAMSAT公表のデータから)
★1月28日(木)
見え始め:22時20分52秒(方位角302度)
見え終わり:22時31分21秒(方位角155度)
ピーク時の仰角:29.7度
★1月29日(金)
見え始め:23時12分02秒(方位角270度)
見え終わり:23時17分51秒(方位角204度)
ピーク時の仰角:3.5度
※↓スケジュール外だが良好なパスなので念のためチェック!
見え始め:21時33分25秒(方位角308度)
見え終わり:21時44分16秒(方位角142度)
ピーク時の仰角:56.8度
↓この記事もチェック!
<437.80MHzを受信してみよう>国際宇宙ステーション(ISS)に次世代のアマチュア無線システム設置、144/430MHz帯のクロスバンドレピータが運用開始
●関連リンク:
・MAI-SSTV experiment Jan 28 and 29(ARISS-SSTV
images)
・Moscow Aviation Institute(モスクワ航空研究所/国立研究大学)
・モスクワ航空研究所/国立研究大学(教育と開発に関するポータル)
・ARISS SSTV Image Submission(画像アップロード)
・ISS SSTV October 4-8 on 145.800 MHz FM(QRZ NOW)
・ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)
・SSTV通信ソフト MMSSTV
・日本各地の衛星通過時刻の予報(JAMSAT/日本アマチュア衛星通信協会)
・「きぼう」を見よう(JAXA)
・ISSディテクター(Google Play)
・TM-D710E Caracteristiques(KENWOOD France)