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<スコープ機能の改善、プリセット機能の追加など4ジャンル16項目>アイコム、IC-7300の新ファームウェア(Version 1.40)を公開 (2021/2/26 18:30:51)
アイコム株式会社は2021年2月26日、HF/50MHz帯コンパクト機であるIC-7300/IC-7300M/IC-7300Sの新ファームウェア、「Version 1.40」を同社サイト上に公開した。同社によると今回は「スコープ機能の改善」「プリセット機能の追加」「マルチファンクションダイヤル操作の改善」「そのほかの変更」の4ジャンル16項目に及ぶ。同機種の新ファームウェアの公開は2018年7月20日のVersion 1.30以来となる。
こちらの記事も参考に↓(2020年1月15日公開)
<IC-705/IC-7300/IC-9700が対象>アイコム、FT8の簡単設定などを実現する新ファームウェアを順次公開
●IC-7300/IC-7300M/IC-7300Sの新ファーム(Version 1.40)
おもな変更点:
【スコープ機能の改善】
・周波数に応じて表示範囲をシームレスに切り替えできるSCROLL モードを追加
・スパンまたはエッジを切り替えたときのポップアップ表示を追加
・FIX エッジ設定を4 個に拡張
・リファレンスレベルをバンドごとに設定できるように拡張
・RS-BA1 Version2 のスコープ機能改善に対応
【プリセット機能の追加】
・運用別に設定を切り替えできるプリセット機能を追加
【マルチファンクションダイヤル操作の改善】
・VFO モード時はkHz ダイヤル、メモリーモード時はM-CH ダイヤルとして動作するように改善
・マルチファンクションメニューの任意の項目を割り当てられるカスタマイズ機能を追加
・マルチファンクションダイヤル機能表示を追加
【そのほかの変更】
・[VOX/BK-IN]キー、[AUTOTUNE]キー、[△]キー、[▽]キーの機能割り当てを変更できるフロントキーカスタマイズ機能を追加
・マイクの[UP]キーと[DN]キーの機能割り当てを変更できるマイクキーカスタマイズ機能を追加
・トリプルバンドスタッキングレジスターを直接選択できる一覧表示機能を追加
・データモード時に受信トーンコントロールが動作しないように改善
・ユーザーバンドエッジ設定の初期値として、総務省告示のアマチュアバンド範囲を設定するように変更
・CI-V USB ポート設定の初期値を「[REMOTE]から切断」に変更
・その他軽微な変更
IC-7300のファームアップは、SDカードを使用して行うことができる。今回のファームウェア更新後、セットモード内の「バージョン情報」は下記のように表示されるという。
・Main CPU: 1.40
・DSP Program: 1.07
・DSP Data: 1.00
・FPGA: 1.13
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:
・ファームウェアダウンロード・IC-7300(アイコム)
・IC-7300/IC-7300M/IC-7300S 仕様変更のお知らせVer.1.40
PDFダウンロード(アイコム)