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<設計段階で「あれも入れよう」「これも入れよう」と欲張った結果誕生>アルインコ、基地局にもなる特定小電力無線マルチレピーター「DJ-P113R」を発売 (2021/4/2 15:00:09)
2021年4月1日、アルインコ株式会社は免許や資格が不要な屋内型特定小電力無線マルチレピーター(中継器)「DJ-P113R」を4月下旬から発売開始すると発表した。同モデルについて、「DJ-P111R屋内中継器の後継として企画されましたが、設計を進める中で『あれも入れよう』『これも入れよう』と欲張った結果、“超多機能レピーター&トランシーバー”と呼べる製品に仕上がりました。DJ-R20Dで特小無線に中継機能付きの“超多機能トランシーバー”というジャンルを創造した弊社が、また“超多機能レピーター”というジャンルを創ったと自負しております」とメーカーでは説明している。価格はオープン。
アルインコのプレスリリースから抜粋で紹介する。
<主な特徴>
・特小無線の交互通話、無線連結交互通話の中継に対応します。
・現在特小で弊社が採用するすべてのモード(交互、中継子機、2・3・4者間同時)で基地局トランシーバーとしてお使いになれます。DJ-R200Dに匹敵する、40を超えるセットモード項目を備えた本格的なトランシーバーです。通話エリアもフィールドテストでDJ-R200DLに勝るとも劣らない結果が出ています。
・中継器として運用中も、マイク(内蔵、またはオプションどちらも使用可能)から中継と同じCHで通話可能、ダウンリンク中の信号に音声をかぶせる「割り込み送信」もできます。
・液晶と操作ボタンを採用、リモコンなしで簡単に設定ができるほか、おなじみのACSHで交互中継CH設定済のトランシーバーを送信させて自動設定もできます。
・アルインコ特許の「お願いコール」を初採用いたしました。これは使用中の中継CHに混信が発生した場合、丁寧に「このチャンネルは混み合っています。他のチャンネルへの変更をお勧めします」、または「このチャンネルは混み合っています。チャンネル○○○への変更をお勧めします」と音声ガイダンスを発するものです。この機能をONにするとバックグラウンドで中継CHを自動スキャン、空いたCHを見つけておくもので、複数の受信回路を持つDJ-P113Rならではの仕様です。
・壁掛け、固定両用に使えるスタンドとマイク用のオプションハンガーが付属、天井近くに設置しても5mケーブル付きのEMS-501スピーカーマイクで通話できます。
・内蔵スピーカーの音声出力は余裕の3W、需要の多い特小無線モニター(厨房、店舗の事務所スペースなど通話はしないが職員の交信を常にモニターしたい用途)としても最適です。
・DJ-P113Rは、2者同時通話の中継をさせていない以外は“全部入り”です。
<定格>
・使用周波数帯/チャンネル: 特定小電力無線421/422/440MHz 中継用27ch、通話用20ch
・電波形式: F3E(FM)、F1D(FSK)
・送信出力: 10mW、1mW
・受信感度: -14dBu(12dB SINAD)
・音声出力: 3W以上(本体スピーカ:4Ω)、400mW以上(外部出力)
・通信方式: 単信、半複信、複信
・定格電圧: DC 6.0V(DC IN)、3.7V(別売Li-ionバッテリーパック)
・消費電流:
送信時:75mA(High)/65mA(Low)、受信最大出力時:1.5A、受信待ち受け時:83mA、バッテリセーブ時:28mA
・動作温度範囲: 運用-10℃~+50℃、充電0℃~+45℃(別売EBP-60が必要)
・寸法(突起物除く/約): 高さ94.5×幅200×厚さ50.4mm、EDC-122 ケーブル長 約1.8m
・質量(約): 本体 318g(ACアダプター別)、ハンガーのみ 64g/スタンドのみ 34g
●関連リンク:
・特定小電力無線レピーター(中継器)&トランシーバー「DJ-P113R」
・アルインコ株式会社電子事業部