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Mavic mini 脚折れ修理 (2021/4/10 22:52:28)
■実は・・・
数ヶ月前の冬のある良く晴れた日。雪山に登り、どっさり降った雪であたり一面が銀世界となった風景はせっかくだからを撮影しようと、ドローンを飛ばしました。
ただ、冬の山は天候が良くてもかなり強風が吹きすさぶことがあります。その日も例に漏れず、天候とは裏腹にかなりの強風が吹いてました。Mavic miniは199gの超軽量機体。案の定、風で煽られ風上方向へ飛ぶこともままならない状態でした。
「こりゃどっか行くな」と、早々と機体を戻しまさに着陸させようとした瞬間、突き抜けるような突風が・・・。そして、脇に立っていた立ち木に激突しました。
まぁ当てたことは何度もありますが壊れたことは無かったので今まで通り拾いに行くと、なにか感触が違います。
そう、見事なまでに脚が折れている・・・。
■簡単には直らない
もう一気にテンションダウンです。
初めはレジン接着剤やプラリペア等々を試してみました。しかし、機体の材料が薄く柔らかいこともあり、プロペラを回すとあっという間に剥離してしまいます。
むしろテープで止めた方がマシな勢いです。
しかたが無いので、お隣の国から部品を取り寄せる事にしました。
■長いこと待ってました
近くて遠い隣の国から本日、ようやく我が家に到着しました。頼んだことすら忘れてしまうほど届くまでに時間がかかりました。
外観チェックもし、問題がなさそうですので早速換装することにしました。
■初めての外科手術
全く、ドローンなんて修理することになるなんて思ってもいませんでした。
初めてバラすので、まずは関係有りそうな所のビスを外します。また、樹脂の感触と筐体強度からするとはめ込み型の構造になっていると容易に想像がつくので、手で筐体を押してはめ込み位置と方向を推測しながらばらしていきます。ここは、最後は度胸です。
GPSは、ゴムブッシュで振動を吸収する作りになってます。
マイコンは割とチープ。モータードライブやジンバル等の制御もあるので、比較的部品点数は多めなのは理解出来ます。
腹面は放熱部品がまとめられてます。気になったのはヒートシンクにホコリを呼んでしまっていた事、グリス塗布の潰し代が浅い事、シリコンオイルっぽいのがついてしまっている事等々。このあたりは日本人の設計では無いだろうというのが想像つきます。
とりあえず観察もしつつ折れてしまった脚の入れ替えを行い、丁寧に元通りとなるように組み立てを行いました。
■数カ月ぶりのフライト、そして安全運転宣言。
前回は不精してプロペラガードをつけなかったのも敗因の一つでしたので、部屋の中のテストプライトでもガードはしっかり装着し、テストフライトを行いました。
結果はもちろんバッチリ。やり方はすっかりわかったので、これで次はスムーズに交換できそうです。「何度でも蘇るのだぁ~」。いや、2度と壊さない様にしないと。
今回駄目だったのは、操作する人間の方。操作の仕方は体がすっかり忘れてしまったようです。
それはともかく、この機体は数ヶ月ぶりに地面から脚が離れた事になります。
そう、「ドローンは土から離れないと生きていけないのよ」
by リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ