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リストQSO(アマチュア無線とライセンスフリー無線の比較) (2021/5/30 13:08:58)
なるほど、アマチュア無線ではリストQSO(今回の話題では厳密にはセルフリストQSO?)と言うものにはかなり嫌悪感をいだいてらっしゃる方が多いのですね。ネットを拝見していて気づきました。CQを出している方が呼ぶ方のコールを最初に聞き取ってリストを作り、そのリストに従ってコールを聞き取れた方と順番に交信していくスタイルです。
非効率であるとか、不公平感があるとかがその嫌われる理由としてありました。確かに急いでる時やコンディションが急変しそうな時には、リストの順番を待たされるのは正直、気持ちよくありませんね。私も同感です。
一方でライセンスフリー無線のロールコール等では、このリストQSOが一般的に行われていたりもします。どうしてなのか考えてみました。一番の理由は電波形式なのかもしれません。デジタル簡易無線やデジタル小電力コミュニティ無線はデジタル形式です。こいつが曲者で、複数の局がかぶった場合、FMのような弱肉強食にはなりません。何も復調(復号?)されなくなります。インジケーターは振れるので誰かに呼ばれているのはわかりますが、完全なる無音状態です。これはかなりやりづらく、ちょっとズルしてずらして最後に呼んできて人しか聞こえない状態になります。ピックアップする側からすると、ちょっとズル目の方しか取れないのは気持ち良いものではありません(笑)。
こう考えると、デジタル無線では最初からあえて「ずらしめで呼んでください」とアナウンスし、リストを作るのは合点が行くかと思います。リストQSOで欠点と言われている非効率とか不公平感は、デジタル無線ではむしろ効率的であり、公平なのかもしれません。
色々な考え方があるのが自然なので、個人的には広く許容できる心を持ち続けて無線を楽しんで行けたら良いなと考えているところです。
(写真は、Googleフォトで「リスト」を検索したら出てきたもので、本文とは関係ありません(笑))