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ICB-770 Kai、さようなら そしてありがとう (2021/6/27 14:36:28)
事情がありまして、ICB-770 Kaiがメーカーに里帰りすることになりました。最近、SR-01ばかり使ってましたので、送付前に最後にもう一度使ってみました。
近所の道路上でスイッチをオンするとQSBを伴いながらも強力に入感してきたのが、ヒョウゴTF246局さん。呼ぶと一発ピックアップ。記念すべき、Kaiのラスト交信は、ヒョウゴTF246局さんになりました。RS
55をいただき、こちらからも55をお送りしました。ありがとうございます。
思えば、このICB-770
Kaiは、新技適の帝王
フクオカAB182局さんが最初に世に出した量産型の新技適機種だったと思います。彼のような皆さんの努力で、今も市民ラジオが楽しめています。
銘板によると、Kaiの新技適取得が平成22年9月なので、今から11年前。月日が経つのは早いものです。その前にSONYのICB-770として活躍したのが30年ちょっと( ICB-770がグッドデザイン賞を受賞
した1978年をベースに計算)。
今回のメーカー里帰りは、このICB-770ベースの市民無線機にさらに長く活躍してもらうためです。一時期、SONY製の商品は壊れやすいことを揶揄して「ソニータイマー」なる言葉が流行りました。そんな中、既に40年以上も使われ続けているSONY製品もあることを、当時の開発者にはお伝えしたいくらいです。
送付する前に無線機から電池を取り外したところ、驚くべき事実と向き合うことになりました。8本ある電池の一つの向きが逆でした(笑)。いや、笑いごとじゃないですが、よくこんな状態でEsできたなぁ。
最後に良い思い出を残してくれました。ありがとう、ICB-770 Kai。