無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |



総務省の電波利用ホームページにある「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」コーナーでは、現在までに登録証明機関などによる「技術基準適合証明」や「工事設計認証」を取得した無線機器の検索が可能だ。このほど同コーナーで検索を行ったところ、八重洲無線株式会社が今年5月に「FTM-6000」「FTM-6000S」、6月に「FT5D」というアマチュア機の工事設計認証を取得していることがわかった。
総務省の電波利用ホームページにある「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」コーナーでは、平成11年3月以降に技術基準適合証明等を受けた機器の検索が可能だ。ここで機関名を「(一財)日本アマチュア無線振興協会」(アマチュア機の技適や工事設計認証を行っているJARDのこと)を選んで検索すると、思いがけない機種の技適(認証)情報に遭遇することがある。
このほどhamlife.jpが検索を行ったところ、八重洲無線の「FTM-6000」「FTM-6000S」「FT5D」という、見慣れない機種名の無線機器がヒットした。詳細は次のとおり。
★「FTM-6000」「FTM-6000S」
令和3年5月19日にJARDによる特定無線設備(アマチュア機)の工事設計認証を取得。144/430MHz帯のアナログFM(F2D、F3E)の50W機(FTM-6000)と20W機(FTM-6000S)で、C4FMなどのデジタルモードは搭載していないようだ。型番の「FTM」からモービル機の可能性が高い。
★「FT5D」
令和3年6月23日にJARDによる特定無線設備(アマチュア機)の工事設計認証を取得。144/430MHz帯のF1D、F2D、F3E、F7Wに対応した5W機。アナログFMのほか、C4FMデジタルモードとデータ通信(APRSか?)にも対応したハンディ機と推測できる。
なおFT5DはBluetoothも搭載しているようで、令和3年6月18日に2.4GHz帯高度化小電力データ通信システムである「F1D、G1D
2441MHzの工事設計認証も取得している。
「FTM-6000」「FTM-6000S」「FT5D」のいずれも、日本の電波法に基づく工事設計認証を取得していることから、日本国内での販売が想定されている新製品と推測できる。同社からの正式アナウンスに期待したい。
●関連リンク:
・技術基準適合証明等を受けた機器の検索(総務省
電波利用ホームページ)
・登録証明機関による工事設計認証に関する詳細情報 002-210009 FT5D(総務省 電波利用ホームページ)
・登録証明機関による工事設計認証に関する詳細情報 002-210005 FTM-6000(総務省 電波利用ホームページ)