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宮城県の県紙「河北新報」のインターネット版「河北新報ONLINE
NEWS」2021年9月7日付は、宮城県大崎市在住のアマチュア無線家が、新潟県沖で漂流していた小型船から届いたアマチュア無線によるSOS信号を偶然受信。無線仲間と連携し警察へ通報し、漂流していた乗組員2名の救助へつながったことが9月6日に判明したと報じた。
※記事下の関連リンクから確認できますが、記事の公開期間が短いので早めの確認をおすすめします。
記事によると、宮城県大崎市のアマチュア無線家(59歳)が、2021年8月21日に鳥海山の鉾立登山口駐車場(秋田県にかほ市)でアマチュア無線を楽しんでいたところ、午後8時45分ごろにノイズの中から「SOS、SOS…」という信号が聞こえてきた。いたずらでないことを確認したのち、警察へ通報。宮城県塩竈市の海上保安庁第二管区海上保安本部を経由して、その情報が海上保安庁第九管区海上保安本部 新潟海上保安部へ伝わった。
漂流していた小型船(9.9トン)は北海道から沖縄へ回航する途中で故障、電源を失って船舶無線が使えず、唯一の連絡手段となったアマチュア無線で助けを求めたもの。救助にあたった新潟海上保安部はアマチュア無線機器の用意がなく、通報したアマチュア無線家らが乗組員の名前や船の状況などを聞き出して中継したとされる。
情報を基に新潟海保が現場海域を捜索。通報から約5時間後の8月22日午前2時半ごろに漂流していた小型船を発見。乗組員2名には怪我はなく無事救助に至った。
記事には、アマチュア無線家が漂流船していた小型船の乗組員との通信中に書き留めたメモ(コールサインや周波数など)や、アマチュア無線家の車の写真が紹介されている。
●関連リンク:
・漂流船のSOSキャッチ、救助に貢献
鳥海山で交信中のアマ無線家(河北新報ONLINE NEWS)
・海上保安庁第九管区海上保安本部新潟海上保安部