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前島記念館 (2022/3/21 23:18:14)
3月21日(月・祝)。
天気もいいので、車で上越まで。
ところが天気が良いのは長野県内までで、新潟に入るとやはり小雨の降る天気だった。日本海側は本当に晴れない所だ。
上越市にある「前島記念館」は、「日本近代郵便の父」あるいは「1円切手のおじさん」こと前島密の生家のあった場所に建っている。
記念館の向かいには郵便局があるのだが、これが「前島記念池部郵便局」という名前である。通常の郵便局名に「前島記念」が付されている。
記念館本館は鉄筋2階建て。向かいの郵便局の中には別館もある。入場は無料。
前島密は幕末期の豪農の生まれであるが、母方に医者がいたりして勉学の環境にも恵まれ、また養子に行くなどして幕臣に取り立てられ、明治期の国づくりに大きく関わっていく。本人の意欲が何より必要だと思うが、生まれが良くなくても立身出世できたという点ではもしかしたら昔のほうが良かったのかもと思えるほどだ。
「キムラヤと言えばパン、郵便と言えば前島」と言われるほど郵便に関する功績は有名だったらしいが、それ以外にも、教育改革としての漢字廃止論、東京遷都、日本通運の前身の創立、鉄道事業、電信電話事業の開始、早稲田大学の前身の創立などいろんな事業に関わっている。国の作り始めだからそういうことになったのだろうが、これくらいいろんな仕組みを考えられるとそれはそれで結構楽しかったのではないだろうか。
それほど広くない記念館だが、途中から管理人(きっと館長さん)がやってきていろいろ説明してくれたので、たっぷり1時間半見学できた。意外と穴場です。
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