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2022年JARL選挙の候補者情報 (2022/3/26 18:51:48)
そろそろ、投票用紙が送られてくる時期になりました。
何より大事なこと
JARL選挙は、私たちアマチュア無線家の代表組織の運命を誰に託すのかを決める選挙です。アマチュア無線家の人気投票ではありません。どうか、「コールサインを知っているか」だけで決めないで下さい。この記事などを参考にしていただき、どうか 棄権だけはされないようにお願い申し上げます。
JARL公式選挙公報
JARL Webに掲載 されています。個人的な活動の説明ではなく、今後JARLをどうしていきたいのか、具体的にビジョンを示している方には好感が持てます。そして、若い方にもっともっと活躍して頂きたいと思います。
選挙ハガキ・選挙メール
一部の地域で、 会長や理事が社員を推薦?する 選挙ハガキや選挙メールが送られているようですが、おかしいと思いませんか?逆です。社員が、社員総会で理事を選任するのです。 JARL資金の個人的な流用 など、理事や会長がおかしなことをしていれば、会員の代表として、きちんと物申せる人が社員にならなければいけません。会長の推薦をうけた社員は、会長や理事には何も言えないのではないでしょうか。
どこから入手したか不明な住所録を使い、どこから出ているかわからない資金で、ふわっとした文言が並ぶ選挙ハガキやメールが有権者に送りつけられる。他方で、全候補者が掲載されている選挙公報はわざわざダウンロードしなければ読むことができず、公聴会のような機会もなく、まともな政策論争が行われない。こんな不公平な選挙で、JARLが良くなっていっているのならいいのですが、果たしてそうなのでしょうか?
理事・社員一覧表
JJ1WTL本林さん渾身の一覧表です 。候補者の過去の経歴が一目でわかります。長く務めているからといって良い方とは限らないと思いますが、重要な参考資料です。
候補者情報一覧表
前回は僭越ながら私が一覧表を作成しました が、今回は、JI1ARIとしみちさんが作成してくださいました。ブログやTwitterなど、各候補者が発信されている情報にアクセスできる必見の資料です。感謝申し上げます。
Noteの記事「JARL選挙2022」 https://note.com/ji1ari/n/n747f93afb1b1
Twitterの投稿
以下、各エリア別に私が知っている情報を書いていきます。
1エリア社員
定員20名に対し29名が立候補する激戦となりました。7K1BIB山内に清き1票をお与えください。私の所信はこちらです→ JARL選挙立候補に当たっての所信(2022年関東社員) 。
または、若きプログラマー、JI1RKA板橋直樹さんに1票をお願い致します。彼は前回惜しくも落選でしたが、準備書面を作成して社員に質問を依頼する等、「現職社員並み」の働きぶりでした。バーチャル・ハムフェス2021で彼の リモート運用とFaxについての講演 を聴いた方も多いのではないでしょうか。即戦力として働くと仰っています。板橋さんのブログはこちら。ソフトもダウンロードできます→ http://senkyo.ji1rka.radio/ http://blog.ji1rka.radio/ )。
髙尾会長と極めて近い候補者の 選挙公報 には「共通点」があるのにお気づきでしょうか。1行目にオレンジ色の標語が書かれている伊藤氏、渡辺氏(電子QSL委員)、比嘉氏(会員増強組織強化委員会委員)、仙石氏、鈴木氏(社員総会議長)の5名が該当します(板橋さんは違いますよw)。JA1MUY仙石氏は、2020年の社員総会で2・3エリアの理事全員の否認、2021年の社員総会でも 髙尾会長・日野岳専務理事の解任議案 否決に大きく貢献された方であり、当落が注目されます。
2エリア社員・3エリア社員
どちらも、今の執行部の問題点を鋭く指摘されている方々が多い選挙区です。このエリアでは、どなたに投票しても間違いはないと思いますが、個人的に、古くからの友人である若手候補、JN2OFP山田剛士さんを、どうぞよろしくお願い申し上げます。
4エリア
今回の最注目選挙区です。
中国本部長・理事選は、現職のJE4WWK金子氏と、元中国社員のJH4NMT松田氏が対立する構図です。金子氏は髙尾会長の全面的な支援を受けています。前回の選挙で、髙尾会長と連名で送付した選挙ハガキが局名録に掲載されていない会員住所に届いて問題となり、異議が2件も申し立てられましたが、理由らしい理由も示されず却下されるというとんでもない事件が起きました( JARL選挙の公正は死んだのか(その2) )。松田氏は社員としてのご経験が豊富で、JARLの現状に対する問題意識の非常に高い方です(松田氏のブログ→ http://4nmt.seesaa.net/ )。
4エリア社員は、定数8名に対し10名が立候補。試みに県別に見てみると、鳥取県のJH4MGU太田氏、島根県のJJ4QKY河村氏、JA4DND松浦氏はいずれも経験豊富な現職です。岡山県からは、元理事・地方本部長のJA4DLF綱島氏( JARL正常化タイムズ の編集者)と、髙尾会長らを支持する大崎氏が出馬しています。広島県から出馬されているJN4THO猶崎氏は35歳の若手で、個人的に期待しています。山口県からは4名が立候補するという大混戦で、JARLの現状に問題ありと考えるJA4LKB上田氏・JH4OUH児玉氏と、現執行部の支援を受ける青池氏(元山口県支部長)・末広氏、という構図です。
このエリアでどなたが落選するかによって、社員総会全体の構図が大きく変わります。
5エリア
無投票になりました。個人的には、バランス感覚に優れ誠実なお人柄の森田理事には、もっともっとご活躍頂きたいと思っています。
6エリア社員
定数8名。前回は立候補者が6名しかおらず無選挙でしたが、今回は10名が立候補され選挙になりました(現職6名・新人4名)。佐々木秀樹氏、中村博雄氏、佐々木正文氏を推薦する九州地方本部長名義のメールが出回っているようですので、この3人(いずれも福岡)は髙尾会長に近い方々と推測されます。個人的には、JR6IKD中嶋邦浩氏(熊本)、JH6QIL楠本真一氏(鹿児島)、JA6UHD河本鉄行氏(熊本)を応援します。
このエリアでも、どなたが落選するかによって、社員総会全体の構図が大きく変わります。
7エリア
7エリアも注目選挙区です。
青森県支部長・社員選は、現・東北社員であるJR7JAW槻木澤氏と、JL7GNT大向氏の一騎打ちとなりました。前回の選挙で、髙尾会長と槻木澤氏が連名で送付した選挙ハガキが局名録に掲載されていない会員住所に届いて問題となり、槻木澤氏は「勧告」との処分を受けています( JARL選挙の公正は死んだのか )。なのに、今回も連名のハガキを送っているようですね。槻木澤氏は、昨年の社員総会でも、髙尾会長・日野岳専務理事の解任議案否決に大きく貢献されました。他方で、JL7GNT大向氏は、八戸クラブの会長として地元から熱烈に支援されている方と伺っています。私なら大向氏に投票します。
山形県支部長は、前回も選挙でした。
7エリア社員は、定数8名に対し9名が立候補されています(現職6名、新人3名)。髙尾会長が、新人の安斎氏(青森)を推薦するハガキが出回っているようです。個人的には、JA7BCE市川氏(福島)とJK7LXU石岡氏(青森)を応援します。
8エリア
8エリア社員は、定数4人に対し5名が立候補。年の若いJE8KQR大國さんに頑張って頂きたいと思っています。
9エリア
無投票になりました。JARLの現状を憂いている社員の方が多いエリアです。
0エリア
0エリア社員は、定数4名に対し5人が立候補されています。すみませんあまり情報がありません。お持ちの方はお寄せ下さい。
14人の支部長社員の交代
去年の社員総会で、赤字決算はあと10数人が反対に回れば不承認とされていました。また、髙尾会長の解任議案はあと9名、日野岳専務の解任議案はわずか5名が賛成に回れば可決されていたところでした。 今回、14の支部で支部長が交代されました。ある支部では、会長が対立候補を立てようとしたが立てることができず無投票になったと聞いています。すでに、社員総会の勢力分布は大きく動いていると思われます。
繰り返しますが、どうか、 棄権だけはされないようにお願い申し上げます。 あわせて、 JARL選挙は何を選ぶのか(2022年版) もご覧いただけましたら幸いです。
(2022-03-26 記)
(脚注)この記事は、一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)で行われる選挙における投票先を選択するための情報という公共の利害に関する事実につき、有権者である会員に情報を提供するという公益を図ることを目的としており、内容はいずれも相当の根拠に基づく真実ですので、当然ながら名誉毀損にはあたりません。また、個人情報の漏洩も含んでおりません。誤りや追加情報等ありましたら、 「ご質問・ご意見」欄 から筆者宛てに直接ご連絡下さい。決して、本サイトのホスティング業者に連絡されることのないようお願い申し上げます。