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ICB-650 修理が可能か (2022/5/22 21:03:20)
ICB-650 修理が可能か、とのことでお預かりしました。
かなりのジャンク品です。
しかし全くの不動品ではなく、受信は何かブツブツ音がします。
送信は弱いですが、発振しているようです。
これなら何とかなるかも知れません。
外部アンテナ端子が増設されていました。
元に戻すよう、配線を取り外しました。
アンテナローディングコイルの基板が割れています。
基板が浮いた状態でネジを締めたと思われます。
コイルの破損はありませんでした。
基板を補修しました。
コイル取り付け。
電解コンデンサーをオール交換します。
ハンダ不良、パターン剥離、断線を点検しました。
あやしい場所には再ハンダしました。
送信・受信が切り替わらず、無音になってしまいます。
PTTスイッチを取り外しました。
分解、アルコール洗浄しました。
接点の酸化物を研磨しました。
接点用コンタクトグリスを塗布しました。
組み立て。
チャンネル切替えが不調で、スイッチにガリがあります。
機構を取り外しました。
RX水晶もNGです。
スイッチを取り外しました。
分解、アルコール洗浄しました。
接点の酸化物を研磨しました。
組み立て。
水晶発振子の点検。
1チャンネルのRX水晶が不良です。
手持ちのあった水晶に交換しました。
交換した部品です。
ICB−650動き出しました。
各部を調整します。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー123,0dBm
周波数。
26,976MHz
出力 0,5W
スプリアス良好。
たいへんキレイです。
アンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
コネクターを外したあとの穴を塞ぐ適当なものがなく、コネクターを付けておきました。
機能は死んでいます。
SONYのDCジャックは外側が+です。
間違えると壊れます。
格好の良い無線機ですね。
ミリタリーグッズのショーケースに飾られているのを見たことがあります。
「売り物じゃない」とのことでしたが、オブジェとしても絵になりますね。
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