無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
TR-9000G 周波数表示異状 (2022/6/5 14:05:09)
TR-9000G 周波数表示異状のためお預かりしました。
予想で読むにはキビシイです。
7セグメントの異状の有無を確かめます。
裏側の保護シールは全て剥がしました。
ボロボロのスポンジを剥がしてハンダ不良を点検、全て再ハンダしました。
7セグメントが点灯するか試験します。
7セグメントのマトリクスです。
例えば、D1のeを点灯させたい場合は5と6に、D3のgを点灯させたい場合は3と9に信号を入れます。
アノードとカソードの向きはダイオード図のとおりで、1・2・3・4・5ピンがカソードですね。
全てが点灯したため、7セグメントの異状ではありません。
コントロール基板を取り外しました。
フラックスを流し込みながら再ハンダします。
修理歴があります。
スルーホール対策が全て配線にてされていました。
一部の電解コンデンサーは交換されていましたが、無交換であったコンデンサーを交換しました。
点灯の確認を繰り返し行います。
ハンダが良好に見えても酸化膜で付いていないのです。
再度フラックスを流し込んでハンダです。
7セグメントが消えるトラブルがあります。
5VレギュレータICが不良であることがわかりました。
電圧がアースに落ちるてしまうことがあります。
レギュレータIC交換です。
JRC製 5Vレギュレータ
フルセグ点灯するようになりました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯を確認しました。
交換した部品です。
測定と調整。
周波数調整。
出力 10W強。
スプリアス良好です。
受信感度。
ー123,0dBm (SINAD)
受信感度スペックシールを添付しました。
受信の音質が良い無線機です。
execution time : 0.016 sec