無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
泉ヶ岳 スプリングバレールートを登る 7/18 (2022/7/19 9:58:28)
不安定な天候が続いて県内で豪雨被害も出ている状況ですが、昨日はよく晴れてくれました。朝起きるとしばらくぶりの青空。ただ、気象庁のライブカメラでは蔵王はガスの中。奥羽山系はあきらめ、近場の泉ヶ岳に向かいました。地下鉄泉中央駅前のバス停に行ってみると、7月16日から土日休日はスプリングバレースキー場まで延長運行されるとの表示がありました。これは好都合。6月にスプリングバレールートを下山に使いましたが、今回は登りに使い、泉ヶ岳を経て自然ふれあい館側に下山するルートで歩いてみることにしました。
始発バス乗車の登山者は自分を含め二人のみ。天候を気にかけて見合わせている方が多かったのかもしれません。もう一人の方は自然ふれあい館前で下車。自分一人、貸し切り状態となり終点のスプリングバレースキー場に8時10分頃着。
スプリングバレースキー場バス停
スキー場は夏場の営業期間に入っており、早朝から従業員の方々がアトラクションの準備などで忙しそうでした。そんな中、ゲレンデの東端を登り始めました。以前は「南回りコース」の標識があったらしいですが、現時点では何もないです(赤布もなし)。ゲレンデの端に沿って4~5分登ると左手に林道が続いており、ここが入山口となります(標識なし)。
ゲレンデ東端を登る
林道入り口(左手)
20分ほどの林道歩きでゲレンデ中腹あたりに出て、あとはゲレンデを適当に登っていくとリフト終点、それを右にみて進んだ突き当りが「スプリングバレー登山口」となります。ゲレンデ途中に展望デッキがあり、薬莱山や近くの高倉山が眺められました。栗駒山は雲の中。標高900mのこのあたりは眺望広場ということでパラソルやベンチが設置されていました。ちなみにリフト稼働は午前10時だそうです。
展望デッキより
先月下山した際は、登山口の木の根元に小さな標識が置いてあるのみでしたが、今回はルート図付きの立派な標識が整備されていました。
ゲレンデ奥の登山口付近
登山口の標高が900mを超えており、尾根までの標高差はさほどありません。平坦であったり、ゆるやかな登り。ブナの森を進むとカツラの大木が左手に現れ、さらに目の前にもう一本の朽ちかけたカツラの大木。北斜面であまり日も差さないのか、苔むした木々も散見されました。登山者も少ないようで、この日も誰一人出会うことはありませんでした。
カツラの大木 ↑ ↓
バス停から1時間10分、ゲレンデ上部の登山口から約40分で「くまざさ平」に到着。ここは泉ヶ岳と北泉ヶ岳の鞍部で、どちらに登るにも重宝なルートと言えるかもしれません。今日は泉ヶ岳へ。20分ほどで山頂西側の展望地着。
くまざさ平(標識なし)
ここでしばしの無線運用。145MHzをワッチすると岩手県九戸村の折爪岳移動局のCQが聞こえてきました。53-51でレポート交換。青森県境に近い山で標高852m。この山の移動局とは以前にも交信したことがあり、泉ヶ岳との相性は悪くないのかもしれません。距離214km。その後CQを出し、県内のほか岩手、山形、福島各局に交信いただきました。花巻市、奥州市、一関市など岩手局が多かったように思います。また、なぜか相性の良い山形県白鷹町固定局に今回も応答いただきました。いつも違う局で、今回も1stQSO。約1時間半、15局に交信いただき、終了。
下山は「滑降コース」。1時間ほどで自然ふれあい館着。休んでいると、朝のバスに乗り合わせた方に声をかけられました。自然ふれあい館前で下車せず、そのまま乗車して行ったので気になったようです。登ってきたルートの話をしました。自分も最近知ったばかりですが、スプリングバレールートが新設されて5~6年経つわりには意外に知られていないのかもしれません。