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<総務省後援、アマチュア無線の臨時体験局を全国5つの会場に開設>ボーイスカウト日本連盟、2022年10月15~16日に「8J1JOTA」「8J2JOTA」「8J3JOTA」「8J4JOTA」を運用 (2022/10/12 16:00:26)
公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟は、アマチュア無線やインターネットを通じて世界中のスカウトや指導者と交信し、知識と友情を深めることを目的に開催する世界最大級のデジタルイベント「JOTA-JOTI」の一環として、総務省後援のもと2022年10月15日(土)と16日(日)の2日間、アマチュア無線免許を持たない子供でも運用体験ができる臨時体験局を全国5か所に開設する。コールサインは東京会場 が「8J1JOTA」、愛知会場が「8J2JOTA」、大阪会場が「8J3JOTA」、鳥取会場が「8J4JOTA」を予定している。
昨年行われた「JOTA2021」における体験局、8J1JOTAの運用風景(写真:ボーイスカウト日本連盟)
以下、公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟のプレスリリースから抜粋で紹介する。
免許を持たない子どもでも体験できる、アマチュア無線体験局
「JOTA-JOTI Plaza」を開催(10月15、16日)
ボーイスカウト日本連盟は、アマチュア無線免許を持たない子供でも運用体験ができるアマチュア無線体験局「JOTA-JOTI Plaza」を、全国5カ所で開催します。ボーイスカウトは、アマチュア無線やインターネットを通じて、世界中のスカウトや指導者と交信し、知識と友情を深めることを目的に開催する世界最大級のデジタルイベント「JOTA-JOTI」に参画しています。免許をもたない子どもが参加できる 「アマチュア無線体験局」の仕組みを利用した体験により、ワイヤレスを活用するための基礎知識や能力を有する人材を育てることを目指します。
★デジタルイベントによる人材育成
近年、インターネットもライフラインの一つとして重要視される中で、ボーイスカウ
トの活動でもアプリケーションなどを取り入れた活動が増えてきています。元々ボーイスカウトは、ハイキングやキャンプといった野外活動の中で、現在位置の確認など通信方法の一つとして、アマチュア無線を取り入れた活動を行ってきました。
日本でのアマチュア無線の運用には免許や専用の機器が必要となり、インターネットを通じたコミュニケーションの普及により、アマチュア無線運用者が少なくなっているのが現状です。ボーイスカウトは、免許を持たないスカウト及び一般の人が運用することができる「アマチュア無線体験局」の仕組みを利用することで、子供たちにアマチュア無線の運用機会を提供します。
★イベント概要
・名称: JOTA-JOTI Plaza(ジョタ・ジョティ・プラザ)
・日程: 2022年10月15日(土)、16日(日)※会場により時間が異なります。
・場所: 全国5か所
東京会場【コールサイン:8J1JOTA】
ボーイスカウト日本連盟スカウト会館(東京都杉並区下井草4-4-3)
愛知会場【コールサイン:8J2JOTA】
北名古屋第1団野営場(愛知県北名古屋市徳重杁ノロ74)
大阪会場【コールサイン:8J3JOTA】
池田市民文化会館(大阪府池田市天神1-7-1)
鳥取会場【コールサイン:8J4JOTA】
木土愛楽園(鳥取県鳥取市河内1039)
東京会場・サテライト
JARDハム教室(東京都豊島区巣鴨3-36-6 共同計画ビル8F)
・協力:
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)
一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)
アイコム株式会社
・後援: 総務省
・内容: 地域のスカウトを対象とした体験局運用、スカウトや一般アマチュア無線家との交信
・体験参加資格: ボーイスカウトの加盟員のほか、一般体験希望者
※大阪会場のみ、インターネットを用いたプログラム・ JOTI体験コーナーを併設しています。
※コールサイン(call
sign)とは、無線通信において、無線局を一意に識別するために割り当てられた識別子で、一般には政府などの公的機関によって正式に割り当てられたもの。
★JOTAとは:「Jamboree on the Air(アマチュア無線によるジャンボリー)」
世界スカウト機構(WOSM)が主催する公式国際行事で、スカウトがアマチュア無線行事に参加し、電波を通じて世界のスカウトと交信し、お互いを理解し、知識と友情を深めることを目的とします。1957年イギリスで行われた第9回世界ジャンボリー(スカウティング50周年記念ジュビリージャンボリー)でアマチュア無線のプログラムが提供されたのが始まりです。
★JOTIとは:「Jamboree on the Internet(インターネットによるジャンボリー)」
WOSM主催の新しい公式国際行事です。「JOTI」は、無線の代わりにインターネットを利用して、JOTAと同じく情報を交換して友好を深めようとするものです。近年では、チャットの他、FacebookやtwitterといったSNSでのつながりを活用したイベントや、Minecraftというゲームの仮想空間を使ったプログラムも登場して盛り上がりを見せています。
関係者からの情報によると、今年は総務省の初後援のもと、「5会場、2日間合計で325名の体験者を受け入れる体制を整えております」ということで、これまでで最大の交信体験者数になりそうだ(昨年のJOTA2021は3会場の2日間合計で182名が体験)。
なお、サテライト会場となる東京・豊島区のJARDハム教室では「リピーター参加者と、結果が実りアマチュア無線従事者免許を取得してくれた方を対象に、JARDの機材と免許をお借りして存分に運用してもらうプログラムを提供します」という計画ということだった。
昨年の「JOTA2021」における運用の模様はこちらの記事を参照↓
<「JOTA
2021」でスカウトたちがアマチュア無線を交信体験>ボーイスカウト日本連盟が全国3か所に開設した「体験局+記念局」の運用リポート
●関連リンク: JOTA-JOTI 2022(ボーイスカウト日本連盟)