ホーム >> 無線ブログ集 >> TM-732 電源が入らない

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link JHGのブログ JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)

feed TM-732 電源が入らない (2022/10/28 2:52:02)
TM-732 電源が入らないとのことでお預かりしました。


IMGP8226

電源が入らない症状の多くはヒューズの断線が原因です。

F201

Screenshot
from 2022-10-28 01-10-04

ヒューズF201にアクセスするには基板を外します。


IMGP8227

基板を裏返すと、25と記載のある部品がヒューズF201です。

断線はありませんでした。

ヒューズの横にはトランジスターQ233があります。

POWER SWに関係しますが、出力がありません。

IMGP8229

Q233 2SB1302 不良です。

このトランジスターが不良の場合、IC211 8VのAVRが動作しません。
Screenshot from
2022-10-28 01-10-04

手持ちのあった2SA1213に交換しました。


IMGP8228

コントロールユニット。

電源ラインの電解コンデンサーです。

オーナー様が自分で修理した際に取り外したあと修理を断念したとのことです。

ひどい液漏れがあったものと思います。

IMGP8230

パターンを修整後、コンデンサーを取付けました。


IMGP8236

液晶パネルを取り外し。

5V電源ICが腐食しています。

IMGP8231

IC1 L78LR05BFA 


Screenshot from 2022-10-28 01-12-22

ICを取り外しました。

パターンが腐食してぼろぼろです。

IMGP8232

洗浄しました。

この後パターンを研磨します。

IMGP8234

ICを交換しました。

5V出力もOKです。

しかし、まだ電源が入りません。

IMGP8235

電源関係の部品。

Q4 2SA1162 交換しました。


Screenshot from
2022-10-28 01-12-22

Q4取り外し。


IMGP8239

電源関係の部品。

Q1、Q2、Q3交換しました。

Screenshot from 2022-10-28 01-12-40

Q2取り外し。


IMGP8238

Q3取り外し。

Q3の横にあるのがQ1 2SB1149

しかし、まだ電源が入りません。

IMGP8240

5V電源ICからの電圧が途切れており、パターンのスルーホールが断線していました。

液漏れによる腐食が原因です。

スルーホール2箇所を修復しました。

IMGP8242

スルーホールは髪の毛ほどの線を通してつなぎます。


IMGP8241

電源が入るようになりました。

液晶パネルは外してある状態です。

IMGP8243

バックライトをLED化しました。


IMGP8244

液晶パネルを取り付け、点灯を確認しました。


IMGP8245

交換部品です。


IMGP8257

測定と調整。

周波数。

IMGP8251


IMGP8252

出力 40W


IMGP8246

MID 10W

LO 5W

IMGP8247

スプリアス良好。

145Mhz

IMGP8249

良好。

433Mhz

IMGP8250

受信感度。

145Mhz ー122,1dBm (SINAD)

IMGP8253

受信感度。

433Mhz ー122,0dBm (SINAD)

IMGP8254

受信感度スペックシール添付しました。


IMGP8256

上下2段の周波数表示が便利な無線機です。


IMGP8255


execution time : 0.016 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
86 人のユーザが現在オンラインです。 (9 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 86

もっと...