無線ブログ集
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KENWOOD TH-45 押しボタンが反応しない (2022/10/19 8:47:36)
令和4年4月3日
コレクションのTH-45
赤枠部分 の 押しボタン を 押しても反応しなくなって、
特に、 CALL と MHz が 全く反応しません 。
これら押しボタンが 反応しない のは、 操作上、 都合が悪い
今回のメンテナンス箇所は、操作上、重要な箇所ですので、私自身のために、ブログ記事にいたしました。
原因の究明と、補修作業の開始
押しボタンの 接点素材は、 電導ゴム が使われていると、思います。
老眼鏡 と 拡大メガネ を顔にかけての作業です。
細かすぎて、間もなく 70歳になる小生の眼には、過酷な作業になりそうです
目指す補修ポイントは、基板とフラットケーブルが混み合った箇所にあります
やはり、 押しボタンの接点 は、 電導ゴム が使われてました。
スプレー式の接点復活材を噴霧させても、改善は見られません。
フラットケーブルの 渦巻き状の箇所 が 接点部分 で、押しボタンの電導ゴムが接触して信号が流れるところです
押しボタンの 電導ゴムが経年劣化 し、 導通しない ので、信号が流れない
ジャンク箱から、 部品取りの「押しボタン」と付け替えた が・・・・・、これも、電導ゴムが劣化し、反応しませんでした。
電導ゴムの補修剤 を使って、接点箇所の回復を目論みます。
補修材は アマゾンから購入しました。
本当にキャッチトークの内容の通りであれば、伝導ゴム同様の効果があるのか ・・・
半信半疑でオーダー をしたものです。
半信半疑・・・本当に使えるのか 不信感 モリモリで購入
劣化した電導ゴムの接点部分 に、 補修材を塗布 しました。
チューブから押し出された黒いゲル状態の物質を、完全に劣化した 電導ゴムの頭の部分 に、チョンチョンと少量載せました。
この時点では、ベトベトとして、接点に付着してしまいますが、数分で乾きました。
私は、10分程度の時間、乾燥させ動作確認のため仮組みをしました。
半信半疑で接点に補修材を塗布して、電導反応を検証の結果は
押しボタンをグリグリと押し込んでも反応しなかった状態でしたが、
軽く ボタンを押下しただけで、
新品当時のように反応 するようになりました 。
予想外の素晴らしい検証結果 に、びっくりいたしました。
半固定ボリューム等の接点部 分は、 「ナノカーボン」 を 塗布 いたしました。
アマゾンとこの製品の宣伝ではありません。
押しボタンをパネルに取付て、再組み立て
もしも、このブログを参考に作業を考えている方へ。
結果は、完璧に電導反応が蘇り、操作ができるようになりました。
作業上の注意点は、
フラットケーブルは折れやすく非常に、破損しやすい ので、断線・破損には、特段の注意が必要です。
自己責任で行って下さい
コレクションのTH-25も、同じ症状があったので、リペアをいたしました。
マイクを握って、QSOを楽しむより、無線機器に触って、メンテナンスをしている時間を楽しんでおります。
真空管式の無線機器は、もう運用が出来ませんが 、それでも、ダミーロードに接続させて、真空管を温めてます。
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