ホーム >> 無線ブログ集 >> <チームを乗せた船舶の現在位置を確認>33年ぶりのオンエアーに期待! ブーベ島「3Y0J」DXペディションまもなく上陸・運用へ

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feed <チームを乗せた船舶の現在位置を確認>33年ぶりのオンエアーに期待! ブーベ島「3Y0J」DXペディションまもなく上陸・運用へ (2023/1/23 12:05:59)

全世界DXCCウォンテッドランキング2位として、世界中のDXerからの要求度が高いエンティティの1つ、南氷洋に浮かぶ“世界で最も人里離れた孤島”と言われる「ブーベ島」(ノルウェー領)からDXペディションチーム「3Y0J」の運用が、2023年1月下旬から2月に始まる。成功すれば、実に33年ぶりのオンエアーとなることから注目を集めている。メンバーを乗せた船の現在位置は船舶トラッカー(船舶位置情報)で確認することができ、ブーベ島まであと1週間前後かかると伝えている。折しも11年周期で訪れる太陽活動が活発な時期「サイクル25」を迎え、コンディション上昇に期待が膨らむ( 2022年12年15日記事 )。条件さえよければ小型アンテナでも交信のチャンスが訪れるかもしれない。

 

 

日本時間の2023年1月22日(日)17時「チームは昨日、200マイルを超える距離を航海しました。平均ヨット速度は約8mph(マイルパワー)。最新の風速天気図によると、まもなく風速20~25mphの海域(サウスジョージアの南)に入るようです。ここまで来るのに5日かかっているので、ブーベに到着するまでに少なくともあと5~7日かかると思われますが、これはあくまで概算でです」と書き込みがあった(「DX-World」ニュースサイトの「N2AJ メディア オフィサーによる最新ニュース」から)

 

 

 ブーベ島からは小規模なDXペディションはいくつ行われてきたが、本格的なDXペディションといえば、1989年末から1990年初めにかけてJAから藤原仁氏(JF1IST)が参加して実施(5万局とQSO)された「3Y5X」以来、すでに33年の月日が経っている。

 

 その後も同地からのDXペディションが計画されたが、資金が集まらなかったり島を目の前にして天候の悪化なので上陸に至らなかった。

 

 直近では、22018年2月に「3Y0Z」DXペディションチームがブーベ島までたどり着いたものの悪天候のために上陸できず、72時間天候の回復を待ったが、「ヘリコプターの飛行を妨げる強風、低雲、霧、荒れた海が続き、今後4日間も天候の改善が見られない状況にある」として断念( 2018年2月4日記事 )。また、2019年3月には「3Y0I」DXペディションチームが船舶の損傷で出発地であるケープタウン(南アフリカ)に戻ることになった( 2019年3月19日記事 )。

 

 ブーベ島まで行くには、南緯60度から70度にかけて偏西風が吹き荒れる海域を航行する必要がある。「吠える40度」「狂う50度」「絶叫する60度」とも呼ばれているほどの海域で、船酔いに苦しめられる。

 

「3Y0J」チームがチャーターした101フィートの「マラマ号」は、南極クルーズを定期的に行い“実績と経験豊富な極地乗組員”を有するとしているが、ヘリコプターを乗せるスペースはなく、ブーベ島への人員・機材などの運搬はゴムボートに頼るとしている。

 

 

南極大陸へのセーリングクルーズを担う「マラマ号」。今回は南氷洋に浮かぶ“世界で最も人里離れた孤島”と言われる「ブーベ島」へチームを運ぶ(マラマ号公式サイトから)

 

 

 日本時間の2023年1月18日(水)午前2時15分に、チームを乗せたマラマ号は錨を上げてギリス領フォークランド諸島の首都・Port Stanleyを出航。一路、ブーベ島へ向けて航行している。GPS信号からトラッカー(位置情報)サービスを利用してマラマ号の現在位置が確認できるほか、「DX-World」ニュースサイトの「N2AJ メディア オフィサーによる最新ニュース」で「3Y0J」チームのホットな情報が入手できる。

 

 島への上陸後は24時間体制で、各バンド、各モードでの運用を予定。天候が許せば20日間は現地に滞在する計画だ。

 

 

直近1か月間の太陽黒点相対数(SSN)の推定値。SSN200を超える日が現れた。コンディション上昇に期待が膨らむ。カッコの数値は太陽黒点相対数算出のために利用されている観測所の数(宇宙天気情報センターのWebサイトから)

 

 

●ブーベ島「3Y0J」DXペディションの運用周波数(予定)

 

【160mバンド】160m、CWのみ(出力1500W)
1.810~1.820MHzの運用はなし
1.826.5MHz/CW(NA/EUではlsn UP、JA/VKではlsn DOWNに注意してください)
1.820~1.8265~1.835MHz/CW

 

【80mバンド】80m、CW/SSB
3.500~3.510MHzは運用なし
3.510~3.540MHz CW
3.600MHz SSB

 

【60mバンド】
5.3515~5.356MHz/CW
5.356MHz/FT8

 

【40mバンド】
7.000~7.010MHzの運用はなし
7.025~7.040MHz/CW
7.064MHz/FT8
7.120MHz/SSB

 

【30mバンド】
10.100~10.105MHzの運用はなし
10.105~10.125MHz/CW
10.131MHz/クロゼ(FT5/W)
10.144MHz/FT8

 

【20mバンド】
14.000~14.010MHzの運用はなし
14.010~14.040MHz/CW
14.105MHz/FT8
14.125MHz/RTTY
14.225MHz/SSB

 

【17mバンド】
18.069~18.074MHzの運用はなし
18.074~18.089MHz/CW
18.090MHzと18.107MHz/FT8
18.120MHz/SSB

 

【15mバンド】
21.000~21.010MHzの運用はなし
21.010~21.040MHz/CW
21.105MHz/FT8
21.125MHz/RTTY
21.225MHz/SSB

 

【12mバンド】
24.890~24.895MHzの運用はなし
24.895~24.910MHz/CW
24.921MHz/FT8
24.925MHz/SSB

 

【10Mバンド】
28.000~28.010MHzの運用はなし
28.010~28.040MHz/CW
28.086MHz/FT8
28.400MHz/SSB

 

 

DXペディションチーム「3Y0J」の運用メンバー(3Y0J公式サイトから)

 

 

●チームリーダーの Erwann氏(LB1QI)が出港前のマラマ(MARAMA)号を撮影
※画面をクリックすると動画がスタートします。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<太陽黒点数(SSN)150超え!> コンディション上昇の兆し、2023年1月のブーベ島DXペディション「3Y0J」との交信成功に期待

 

 

 

●関連リンク:
・DXペディションチーム「3Y0J」公式サイト
・3Y0Jチーム船舶トラッカー(船舶位置情報)
・Sailing Cruises aboard MARAMA-Antarctica and Arctica/マラマ号 南極クルーズ
・太陽黒点(宇宙天気情報センター)

 

 


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