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ICB-770 飛び受けが悪い (2023/5/2 16:47:53)
ICB-770 送・受信が悪いとのことです。
基板パターンと部品の状態を点検します。
ハンダの残ロジン(茶色く焼けたように見えるところ)が多いです。
あやしい場所を再ハンダ、残ロジンは洗浄しました。
残ロジンに隠れてハンダブリッジを見逃す場合があるので、洗浄しながら確認することが必要です。
残ロジンを洗浄します。
電解コンデンサーの状態を確認。
未交換のため交換します。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップ状態です。
チャンネルスイッチが油でベタベタしています。
接点復活剤を吹きかけたようです。
ティッシュペーパーに油がしみてきました。
中はベタベタです。
アルコール洗浄しました。
接点の状態です。
接点復活剤の効果は疑問です、ベタベタになるだけかも知れませんね。
接点を研磨しました。
機械部にはシリコングリスを塗布しました。
組み立て。
外部電源逆接続の対策。
保護ダイオードを入れました
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー121,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
何年も前の無線機が現役で愛用されるのはスゴイことですね。
それほど名機なICB-770です。
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