無線ブログ集
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古い車に乗るという事 (2023/7/8 11:33:18)
何年か振りに新カテゴリを作りました。
もはや、 何のブログか行方不明 (笑)
このカテゴリは、息子が最初に自分の車として乗ることになった車の内容です。
BMW 330i M-sport SMG、直列6気筒3000ccのハイオク仕様のM54B30エンジン、E46、名機に入るエンジンです。しかもまさかのLハン車。
グレタさんが怒りそうな、そして実は 私も嫌いな仕様 の車です。
ちなみにアクセル開度とトルク特性はハチャメチャ。急にトルクが立ち上がります。
■古い車に乗ると言う事は…
元々、息子が欲しかったのは同じエンジン、同じ世代のコンパーチブルZ4。
ただ、コイツは危ないので絶対にダメと言ってました。
すると、ひょんな事で、知り合いからセダンを譲って貰えることに。
当然、 息子よりも1つ年上 、しかも私の嫌いな外車ですので、色々と問題は富士山並みに山積です。
ざっと見て、
ラジエーターパンク、DSCユニット故障、オイル漏れ、ステアリングラックブーツ割れ、エアコンガス漏れ、雨漏り、水温センサ故障、点火系異常、ドアミラー電格不良、ベルト寿命、ブレーキディスク摩耗etc.
どれも欧州車では極普通の故障のオンパレードです。
もちろんこのエンジン最大の強みのVANOSもどうなってるか…?
これと付き合うのが、古い車に乗ると言う事です。
■ひたすら直す
診断機もありますので、基本的にはどの修理も難しい事は有りません。
1番面倒なのはDSCユニット交換後のコーティング作業くらいです。コレはかなり特殊な作業になります。
メカ物は多少やってはいたものの、基本的には電気電子系の息子には、とても良い教材です。
・ラジエーター交換
これは見事に吹きました(笑)
熱効率の悪いエンジンですが、ラジファンは回り、水温計は正常値を示してましたが、息子が慣れない車庫入れで手間取っている時にパンクしました。
これはホント、自宅車庫で良かった…。
新品はコレ。
日本車でも長く乗られている場合は、一度外してパンパンするのはオススメ。結構砂で詰まっているもんです。
・水温センサ
一見正常値に見えますが、明らかに変。
診断機で確認すると、ラジエーター出口水温センサ故障。
(水温計は正常値なので、もう一つどっかにダブルテンプセンサはあるのかな?)
外してテスターで測っても、220kΩ〜オープンと値がすっ飛んでます。日本車、特にトヨタ、ホンダでは余り無い故障です。
これはサクッと交換。
正常品は常温で2kΩ弱(参考値)
・ベルト
Vベルトは、ヒビ割れしまくっているので交換確定。
2本とも交換です。
テンショナーは油圧式に変わってました。でもコレが逝くと大変な事になるので、念の為、確認はしておきます。
・エアコンガス
効きが悪い…。外車ですのでグラスも有りません。
ロー側のキャップを外すと、プシュプシュと漏れている音がします。
バルブが死んでます。
この場合は、フロンガスが大気開放にならない様 バルブ交換用の特殊工具 でバルブを交換します。
その後、コンプレッサーオイルとガスを補充して終わりです。圧力だけ気をつけましょう。
・ステアリングラックブーツ
■若気の至り
修理はもちろんですが、若気の至りでどうしてもやりたくなるのがチューニング。
小さな所で言えば、
・導風板
ラム圧は期待出来ませんが、気持ちは冷えます。
・ドアミラーカバー
DJデミオもオプションで付けてます。
見た目以外な〜んもご利益はありません。
メッキ嫌いは親譲り。つや消しブラックへ交換です。
・ル・マンカラーのSR3セミバケ