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1975年7月15日に米国とソビエト連邦(当時)との宇宙船同士が宇宙空間でドッキングを試みた「アポロ・ソユーズテスト計画」から50周年を迎えたことを祝い、国際宇宙ステーション(ISS)からアマチュア無線バンド(145.80MHz/FM)を使った12種類のSSTV(Slow Scan Television)画像が、日本時間2025年7月14日(月)18時15分ごろから7日間の予定で繰り返し送信される。また、有人宇宙飛行におけるSSTVイベントから40年が経過したため、「STS-51-F(1985年7月29日に打ち上げられたスペースシャトル19回目の飛行)」も併せて祝うとしている。

「アポロ・ソユーズテスト計画を祝うにあたり、ARISSロシアと米国が協力するのはふさわしい内容です。また、有人宇宙飛行におけるSSTVから40年が経過したため、STS-51-Fも併せてお祝いします」と「ARISS – Amateur Radio on the ISS(X/旧Twitter)」でポストがあった
ARISS – Amateur Radio on the ISS(X/旧Twitter)が、今回のSSTV画像送信について以下の情報を伝えている(機械翻訳)。
アポロ・ソユーズテスト計画を祝うにあたり、ARISSロシアと米国が協力するのはふさわしい内容です。また、有人宇宙飛行におけるSSTVから40年が経過したため、STS-51-Fも併せてお祝いします。
イベントのプランナーは、今度のARISS SSTVシリーズを7月14日に開始することを確認しました。12枚の画像は、来週月曜日の午前9時15分(UTC)ごろ、または、午前5時15分(米国東部標準時)ごろから配信を開始します。イベントは7日間にわたって行われます。
ISSから送られてくるSSTV画像は、約2分間の画像送信のあと約2分間の間隔をおいて次の画像へ…と繰り返し送信される。期間が長いことから、画像受信に良好な日本周辺をISSが飛行するパスが多数あるため、条件さえ良ければハンディ機とホイップアンテナでも、十分信号をキャッチできるだろう。
日本各地の衛星通過時刻の予報は記事下の関連リンクから「JAMSAT(日本アマチュア衛星通信協会)」の公表データから、21地点のパスが確認できるので参考にしてほしい。
<参考>運用期間中(日本時間2025年7月14日18時過ぎから)の日本各地ISS飛来時刻(地域によっては一部)
(時刻はJST、JAMSAT公表のデータから)
※2025年7月11日時点で公表されているデータです。ISSの軌道修正などのため、飛来日までに日数がある場合の予測データは実際の飛来時刻とずれが生じることがあります。受信前に最新のデータをご確認ください。
※ロケーションやアンテナにもよりますが「仰角30度以上」がSSTV画像の良好な受信の目安です(下表では特に良好に受信できると予測されるピーク時の仰角に「※」を付記しています)。
使用される周波数は145.80MHz(ドップラーシフトによる5kHz程度の偏差あり)で、FMモードにSSTV信号(PD120)を載せて送信される。ISSの軌道はインターネット上で公開されているほか、「ISSディテクター」「SSTV Slow Scan TV」など便利なスマホアプリもある。
受信方法などは、下記関連リンク「ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)」などが詳しい。また、最新のスケジュールは関連リンクの「ARISS-SSTV images」で確認できる。
地上で受信できた画像は、オンラインで投稿(画像アップロード)でき、「ARISS SSTVギャラリー」で閲覧ができる。過去に実施されたISSから送信されたSSTV画像は多くの局が受信に成功し、TwitterやFacebookなどで受信画像がアップされている。
SSTV画像の送信は、ISSでの使用を想定した特別仕様モデル、JVCケンウッド製のセパレート型V・UHF帯トランシーバー「TM-D710GA」が使用される見込みだ。2020年初めに、SpaceX社のCRS-20(Falcon9ロケット)で打ち上げられ、ISSの欧州実験棟「Columbus(コロンバス)」に搭載された( 2020年3月13日記事 )。
↓この記事もチェック!
<437.80MHzを受信してみよう>国際宇宙ステーション(ISS)に次世代のアマチュア無線システム設置、144/430MHz帯のクロスバンドレピータが運用開始
<特別仕様「TM-D710GA」が欧州実験棟に>JVCケンウッド「当社製アマチュア無線機の国際宇宙ステーションへの搭載が決定」と発表
●関連リンク:
・ARISS – Amateur Radio on the ISS(X/旧Twitter)
・ARISS – Amateur Radio on the ISS(X/旧Twitter)
・アポロ・ソユーズテスト計画F(ウィッキペディア)
・STS-51-F(ウィッキペディア)
・ISS/国際宇宙ステーションのSSTVをSDR#+RX-SSTVで受信してみましょう。(Plus RTL-SDR)
・SSTV通信ソフト MMSSTV
・日本各地の衛星通過時刻の予報(JAMSAT/日本アマチュア衛星通信協会)
・#きぼうを見よう(KIBO宇宙放送局)
・ISSディテクター(Google Play)
・TM-D710E Caracteristiques(KENWOOD France)
The post <アポロ・ソユーズテスト計画50周年を祝う>日本時間7月14日(月)18時過ぎ~7日間、国際宇宙ステーション(ISS)からSSTV画像12種類を145.80MHz(FM)で送信 first appeared on hamlife.jp .