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アイコム株式会社は2025年8月21日、144/430/1200MHz帯オールモード機「IC-9700」「IC-9700S」の新ファームウェア「Version 1.50」を公開した。同社の発表によるとVersion1.44からの変更点は「DVゲートウェイ機能のグローバルIPアドレスが割り当てられていない環境での待ち受けを改善」「レピータリストのインポート機能を改善」「DR機能のFROM選択で“最寄レピータ”からレピータを設定した後、ダイヤルでほかの最寄レピータを選択できる状態を追加」「画像伝送の機能改善」「レピータモニタータイマー(国内)の選択肢を追加」「デジタルレピータセットの選択肢を追加」「256GBまでのmicroSDXCカードに対応」「その他軽微な変更」の8項目となっている。なお同時にIC-9700用プログラミングソフトウェア「CS-9700」の新バージョン(Version1.50)も公開された
IC-9700の新ファームウェア公開は、2023年9月15日のVersion 1.44以来となる。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。
●IC-9700の新ファームウェア(Version 1.50)
Version 1.43からの変更点:
★DVゲートウェイ機能のグローバルIPアドレスが割り当てられていない環境での待ち受けを改善
(すべての呼び出しが着信できるわけではありません)
★レピータリストのインポート機能を改善
レピータリストのインポート時、既存の並び順を残したままインポートできるように対応
★DR機能のFROM選択で「最寄レピータ」からレピータを設定した後、ダイヤルでほかの最寄レピータを選択できる状態を追加
★画像伝送の機能改善
・画像の受信割合「%」表示を追加
・画像の受信箇所が分かるように改善
・一括送信で最後まで画像が送信されたことが分かるように改善
★レピータモニタータイマー(国内)の選択肢を追加
★デジタルレピータセットの選択肢を追加
★256GBまでのmicroSDXCカードに対応
※無線機本体で初期化(フォーマット)する必要があります
★その他軽微な変更
IC-9700のファームアップは、SDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。ファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.50
Sub CPU: 1.00
Front CPU: 1.00
FPGA Program: 1.08
FPGA Data: 1.00
DV DSP: 1.10
なお、8月21日に同時公開されたプログラミングソフトウェア「CS-9700」の新バージョン(Version1.50)については次のとおり。
●プログラミングソフトウェア CS-9700の新バージョン(Version 1.50)公開日 2025/8/21
Version 1.40からの変更点:
★IC-9700ファームウェア Version1.50 に対応
デジタルレピータセットの選択肢を追加
DVレピータモニタータイマー(国内)の選択肢を追加
★レピータリストのインポート機能を改善
レピータリストのインポート時、既存の並び順を残したままインポートできるように対応
★その他、軽微な変更
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:
・ファームウェアダウンロード・IC-9700(アイコム)
・IC-9700 仕様変更のお知らせ(アイコム)
・プログラミングソフトウェア・CS-9700(アイコム)
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