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無線ブログ集

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feed <第3特集は「エアーバンド再入門」>三才ブックスが月刊「ラジオライフ」2022年5月号を刊行 (2022/3/23 12:25:12)

株式会社三才ブックスは3月25日(金)に月刊誌「ラジオライフ」2022年5月号を刊行する。今号は第3特集で飛行機の無線を聞くための基礎知識と実践テクニックを集大成した「エアーバンド再入門」を掲載している。価格は880円(税込み)。

 

 

月刊「ラジオライフ」2022年5月号表紙

 

 

 

 hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。三才ブックスが刊行している月刊誌「ラジオライフ」は1980年の創刊で、2022年5月号は通巻で495号となった。今号のおもな無線関連の記事は次のとおり。

 

<第3特集>飛行機の無線を聞くための基礎知識&実践テクニック「エアーバンド再入門」

 

 現エアーバンドのことは理解しているけれど、何となく受信をためらっている人は多い。その理由は「交信は英語」「周波数が変わる」といった、他のおもしろ無線にはない運用スタイルだからだ。そこで、民間航空会社の旅客機が使うエアーバンドの流れを、受信のポイントとともに復習しよう!

 

・エアーバンド受信のポイント
・ATIS/エーティーアイエス(飛行場情報放送業務)
・CLR/クリアランスデリバリー(管制承認伝達席)
・GND/グランドコントロール(地上管制席)
・TWR/タワーコントロール(飛行場管制席)
・DEP/ディパーチャーコントロール(出域管制席)
・ACC/エリアコントロールセンター(航空路管制)
・APP/アプローチコントロール(進入管制席)
・RDO/レディオ(飛行場対空通信局)
・IC-R6 受信機クイック操作マニュアル

 

<徹底使用リポート>
・八重洲無線 最後のハンディ受信機になるのか? 0.1~1300MHz受信機 VR-160

 

<モービル機エアーバンド受信インプレ>

・アイコム 144/430MHz帯2バンド無線機 ID-4100

 

<ブルーインパルス受信ガイド>

・各課目の交信内容と撮影のポイント Act1

 

<RLエアーバンド インフォメーション>

・一般公開イベントはエプロンの広さがポイント 海自&陸自の基地祭を攻略セヨ

 

<おもしろ無線受信報告所>

・特小/あらゆる業種で使われる無線

 

<ヴァイオリン弾き 琴羽しらすの今度は無線で知らせます>

・vol.07 交信の際に交換する無線のルールを覚えましょう

 

<ライセンスフリー無線の世界>

・モービル デジ簡登録局 アルインコ DR-DPM61

 

<工作チャレンジ>

・停電時にも自宅でモービル機の無線運用ができる「バッテリー内蔵式安定化電源装置」

 

 

↓この記事もチェック!
<Kindleや楽天koboほか、読み放題も…>配信スタート! ヤバかった時代(1980年代&1990年代)の月刊誌「ラジオライフ」が電子書籍で蘇る

 

 

 月刊「ラジオライフ」2022年5月号の購入は、下記のAmazonリンクが便利だ。

 

 

 

 

 

●関連リンク: 三才ブックス

 

 

 


feed <4月1日から受け付け>JAG、異なるサフィックスを集める新アワード「SXCC(Suffix Collection Certificate)」発行 (2022/3/23 12:05:39)

アワード収集愛好家が集まって1977年に発足した日本有数のアマチュア無線団体「JAG(ジャパンアワードハンターズグループ)」が、新アワード「SXCC(Suffix Collection Certificate)」の発行を2022年4月1日(金)から始める。全世界のアマチュア局より異なるサフィックスのQSLカードを集めるアワードで、「MIXed」「CW」「Phone」「Digital」の4種類を用意。1,000サフィックスから発行し、15,000までは500ごと、18,000までは250ごと、18,100までは50ごと、18,260までは20ごとに追加発行する。特記は「バンド」「QRP」「QRPp」の3つ。なお、交信有効期限はないので、過去に遡っての交信が有効となる。申請料はダウンロードでのPDF版は無料、紙仕様を希望する場合は1,000円(海外局からの申請はPDF版のみ)。

 

 

2022年4月1日から受け付けを始める新アワード「SXCC(Suffix Collection Certificate)」

 

 

 

●「SXCC(Suffix Collection Certificate)」概要 (一部抜粋)

 

 

交信有効期限: なし

 

サイズ: A4版(カラー)

 

海外局: 電子申請のみとする。アワードは、PDFデータで発行する。

 

発行開始日: 2022年4月1日(金)

 

ルール: 全世界のアマチュア局より、異なるサフィックスのQSLカードを集める。
※本アワードはQSLカード(紙)のほか、電子的なQSL、およびLoTWによるコンファームも有効とする。

 

対象サフィックス: A~Z 26/AA~ZZ 676/AAA~ZZZ 17,576
※QRA~QTZ OSO SOS TTT XXX も有効とする。

 

発行部門: アワードは、MIXed、CW、Phone、Digitalの4種を1,000サフィックスから発行する。
※15,000までは500ごと、18,000までは250ごと、18,100までは50ごと、18,260までは20ごとに発行する。 
※特記はバンド、QRP、QRPpの3種。

 

申請方法: 専用申請書をJAGのHPからダウンロードしてEメールでの電子申請、またはCD、DVD、USBメモリー、SDカードのいずれかにデータを入れ提出、返却はしない。
※紙アワード希望者は、専用申請書をSASE(長3封筒を同封)で取り寄せて提出。

 

申請料: 無料。アワードはPDFで発行する。紙媒体のアワードを希望する場合は1,000円。
(ゆうちょ・郵便振替に限る郵便振替00190-1-164219 ジャパンアワードハンターズグループ 必ずコールサインと氏名を明記のこと)

 

申請先: 〒270-1132 千葉県我孫子市湖北台3-11-4 飯田マンション301 尾内保之
 yassy599(アットマーク)yahoo.co.jp

※件名は「SXCC_申請者のコールサイン」とする。

 

その他: 1,000サフィックス以上のランキング、および一文字コンプリート、二文字コンプリート達成者はJAGホームページで公表する。
※一文字コンプリートとは、A~Zまでの26局を完成させる。
※二文字コンプリートとは、AA~ZZまでの676局を完成させる。

 

 

 

 詳しくは記事下の関連リンクから最新の情報を確認してほしい。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<2019年1月1日以降の交信から有効>JAG(ジャパンアワードハンターズグループ)、新アワード「JAC AWARD」3種類を無料発行

 

 

 

●関連リンク:
・ジャパンアワードハンターズグループ発行アワード
※下のほうに「SXCC(Suffix Collection Certificate)」規約あり
・ジャパンアワードハンターズグループ
・ジャパンアワードハンターズグループ(Facebook)

 

 

 


feed <“アンテナ一体型の無線部”と“車載無線機型の操作部”で構成>アルインコ、車載・基地局用の特定小電力トランシーバー「DR-PM300SE」新発売 (2022/3/23 10:00:07)

アルインコ株式会社は2022年3月22日、車載・基地局用として使える421/422/440MHz帯(全47ch)の特定小電力トランシーバー「DR-PM300SE」を3月下旬から発売すると発表した。屋外に設置可能な“アンテナ一体型の無線部”と“車載無線機型の操作部”で構成し、長さ5mの専用ケーブルで接続する。またPTTロックや7段階のマイクゲイン調整が付いたスタンドマイクロホンやアンテナ取り付け用マグネットブラケットも付属。オプションの利用で操作部のフロントパネルもセパレートできる。送信出力は10mW/1mW、価格はオープン。

 

 

車載・基地局用として使える421/422/440MHz帯の特定小電力トランシーバー「DR-PM300SE」

 

 

 アルインコの新製品資料から抜粋で紹介する。

 


 

車載にも、基地局にも。フロント・セパレート可能な特小トランシーバー、新発売!
2、3、4者間同時通話(交互・中継/連結中継対応)47ch特定小電力トランシーバー
「DR-PM300SE」 オープン価格

 

 アルインコ株式会社ではこのたび車載・基地局用特定小電力トランシーバー「DR-PM300SE」を発売いたします。アンテナを含む無線部と車載無線機型の操作部は5mのセパレートケーブルで接続、アンテナを車両や建屋から外に出すことで通話エリアが広がります。

 

 さらに操作部のフロントパネルも別売セパレートキットを使って、5mの分離が可能で操作性を高めています。 もちろん重機などの作業に必要な同時通話モードは2者・3者・4者間、交互通話では単体中継のほか連結中継にも対応させました。(中継器にはなりません、子機対応のみです)

 

アンテナを含む無線部

車載無線機型の操作部

 

 直感的に操作できる日本語表示ディスプレイ、今お使いのチャンネルとグループトーク番号を自動設定させるACSH(アクシュ)、セットモード項目もすべて含んで2台目以降のDR-PM300SEにマスター機の設定を無線コピーできるエアクローンを採用して、設定の手間を最小に抑えています。

 

 スタンドマイクは取り付けしやすいマグネットマウント基台付きフレキシブルタイプを採用。また、最新のノイズキャンセル回路を内蔵して騒音下で送信信号に乗るバックノイズを驚くほど軽減しました。音声出力は内蔵スピーカーで2Wと余裕の大音量、別売のBluetoothワイヤレスマイクも使えるハイスペックなDR-PM300SEの製品内容をご理解の上、販売促進にご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

スタンドマイクはノイズキャンセル回路を内蔵。取り付けしやすいマグネットマウント基台付きフレキシブルタイプを採用

 

 

<主な仕様>

 

・特小無線の全47ch、2・3・4者間同時通話と交互・中継・連結中継の、弊社製特小トランシーバーが対応する全通話モー ドを採用。

 

・アンテナを含む無線部、操作部、マイク、DCケーブル、モービルブラケットのオールインワンパッケージ。

 

・騒音下でマイクに入るバックノイズを低減する最新のノイズキャンセル機能を実装。

 

・電源はDC12Vと24Vの自動対応で、大型車両にも直接設置可能。

 

・本体と操作部は5mまたは10m(別売)、操作部のパネルも5m(別売)の分離設置が可能。別売EDS-34とLANケーブルを使えば操作パネルを100mまで分離できるので、どのような設置場所・用途にも柔軟に対応。

 

・付属スタンドマイクとアンテナ付きの無線部はいずれもマグネット基台を採用して、特殊工具無しで設置が容易。

 

・アンテナ、無線部と接続ケーブルはIP65/66/67耐塵、耐噴流・耐浸仕様で屋外常設が可能。(操作部とマイクは防水ではありません )

 

・内蔵ノイズキャンセル機能が有効になる別売ワイヤレスマイクはスピーカーとイヤホンの両タイプが使用可能。(スピーカーマイクEMS-87Bは交互通話専用です。同時通話時はハウリングが起きるので、お使いになれません)

 

・VOX、コールバック(自声モニター)、コンパンダ―、デュアルオペレーションなど特小定番機能はもれなく装備、 液晶表示は10色から選択可能。

 

 

<定格>

 

・送受信周波数: 421/422/440MHz帯特定小電力無線(47ch)
・電波形式: F3E(FM)、F1D(FSK)
・通信方式: 単信、半複信、複信
・送信出力: 10mW、1mW
・受信感度: -14dBu(12dB SINAD)
・音声出力: 2W以上(本体スピーカ)/800mW以上(外部出力)
・定格電圧: DC13.8V/26.4V ±10%
・消費電流:
 送信時 350mA以下
 受信定格出力時 600mA以下
 受信待ち受け時 300mA以下
・動作温度範囲: -10℃~+50℃
・寸法(突起物除く/約):
 無線機部:59.8×411.0×34.0mm
 操作部:140.0×40.0×178.0mm
 マイク部:全高:約533mm/スタンド表面からマイク先端まで約495mm(風防除く)
・質量(約): 2,600g(モービルブラケット・DCケーブル除く)
・外郭保護等級:
 無線部(連結ケーブル接続時のみ)IP65/66/67耐塵・耐水・耐浸
 ※操作部・EMS-924マイクは防塵・防水ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・47ch車載/基地局 屋外常設用特定小電力トランシーバー DR-PM300SE(アルインコ 製品情報)
・アルインコ 電子事業部

 

 

 


feed <「2アマeラーニング」合格者の最年少と最高齢は?>OMのラウンドQSO、第303回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開 (2022/3/23 8:30:55)

「地元・茨城のOM3人がお送りする新番組です。無線歴50年以上、平均年齢なんと69歳! アマチュア無線から地元のネタまで、楽しい話題で盛り上がります」というアマチュア無線番組「OMのラウンドQSO」。2016年6月5日から茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送されている。スタートから5周年を迎え、レギュラー陣の平均年齢も74歳になったという。2019年1月の番組改変で30分番組に昇格し、毎週日曜日の21:30~の放送となった。

 

 

 

 新たに音声ファイルが公開されたのは、2022年3月20日(日)21時30分からの第303回放送。前半ではJA1NFQ 中島氏が地元のJR五反田駅110周年記念グッズを披露。レギュラー陣が電車で旅行する話で盛り上がった。さらに高齢者が自動車運転免許更新時に受ける講習の試験問題が話題になった。

 

 番組後半の一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の情報を毎週伝える「JARDコーナー」は、前回に続いてJARD養成部長の佐藤好英氏が登場。2アマeラーニング養成課程のメリットを紹介し、高齢者にも人気がある養成課程であることを説明した。2アマeラーニングの合格者は現状で最年少が8歳、最高齢が86歳。受講者で最も多い年代は50代が30%、60代が31%、申し込み率では3アマ取得後1年未満の人が40%程度いるという。

 

 番組音源は下記関連リンクにあるページで聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。放送終了後一定期間が経過したファイルから削除される可能性があるので早めのワッチをオススメする。

 

 

 

●関連リンク: OMのラウンドQSO(FMぱるるん)

 

 

 


feed 【現地リポート】<無線に触れる、楽しめる機会を提供>リゾートホテル内でアマチュア無線が楽しめる「伊良湖ホテル&リゾートアマチュア無線クラブ(JJ2YSU)」 (2022/3/22 12:05:26)

渥美半島の先端、伊良湖岬(愛知県田原市)にあるリゾートホテル「伊良湖ホテル&リゾート」は、より多くの人たちに無線に触れ、楽しめる機会を提供したい…という思いから、ホテル内の一室にシャック(無線部屋)を設け、アマチュア無線の社団局(JJ2YSU)を開設している。屋上に本格的なタワーが建設され、1.8~430MHz帯の運用が可能だ。宿泊客などホテル利用客はアマチュア無線技士の資格があれば、社団局メンバーとしてJJ2YSUからオンエアーできるほか、自分の無線機を持ち込んでアンテナにつなぎ、個人局による移動運用を楽しむこともOK! 無線設備利用の料金はかからないという。“アマチュア無線の運用”という、嬉しいアクティビティを提供するこのホテルと施設を紹介しよう。

 

 

※パソコンでご覧になっている場合、小さい画像はクリックすると拡大します。

 

アマチュア無線を思う存分楽しんでもらおうと、ホテルの一室にシャック(無線部屋)を設け、アクティビティを提供する「伊良湖ホテル&リゾート」

「伊良湖ホテル&リゾート」は渥美半島の先端の伊良湖岬にある。対岸は三重県で、海に囲まれた立地は海抜はそれほどないが電波が飛びそうなロケーションだ

 

 

 愛知県の東南端から西南西に突き出すように延びている渥美半島。その先端に位置する伊良湖岬に「伊良湖ホテル&リゾート」がある。目の前は太平洋、岬の対岸は三重県で、その間を伊良湖水道航路が通り、近くには「伊勢湾海上交通センター」が置かれ、伊勢湾や三河湾に1日に100隻以上往来する大型船舶の航行を見守っている。

 

 

伊良湖岬沖の伊良湖水道航路は、1日に100隻以上の大型船舶が往来。岬には海上保安庁が設置し運用する「伊勢湾海上交通センター」があり、船舶交通の安全を担っている

ホテルの目の前に伊勢湾フェリーの乗り場があって、対岸の三重県鳥羽市と55分で結んでいる。ホテルに一泊して、フェリーで伊勢志摩、お伊勢参りなどの観光を楽しむケースも少なくないという

渥美半島の最先端には、1929(昭和4)年に建てられた伊良湖岬灯台がある。遊歩道も整備され周辺は観光客で賑わう

 

 

 大海原が広がる水際の近くで、しかも半島の先端という、無線家にしてみれば何とも電波が飛びそうな条件がそろう「伊良湖ホテル&リゾート」を訪れた。

 

 バリ風のイメージで統一されたホテルは、オーシャンビューの開放的な客室から「日本の渚100選」に選ばれた恋路ヶ浜(水着のまま歩いて10分ほどで海水浴場)が眺望ができ、2階の創作カジュアルフレンチレストランでは、経験豊かな一流シェフが織りなすフレンチ料理が楽しめる。

 

 さらに宿泊者向けには、アマチュア無線体験以外に、本格的な屋上天文台を装備した天文クラブや、海釣り、サイクリング、渥美魚市場セリ見学など多彩なアクティビティを用意している、わくわく感あふれるホテルなのだ。

 

 


バリ島を思わせるエントランスやロビー空間のフロントでお出迎えする「伊良湖ホテル&リゾート」


スタンダードツインルーム。全室が太平洋側に面しているので、目の前に広がる青い海と夕日が沈む光景はロマンチックだろう


ヴィラデラックス(エグゼクティブ)ルームは2部屋ある。海に面した広いテラスと専用露天風呂付き

 

 

 

 今回紹介する「伊良湖ホテル&リゾートアマチュア無線クラブ(JJ2YSU)」は、「宿泊者のゲスト利用も可能です。伊良湖岬の最先端から無線で世界と繋がりませんか?」として2019年10月1日に発足。「JJ2YSUのクラブ会員であれば、レストランだけのご利用でも無線設備がご使用できます」とも案内を行っている。

 

 

創作カジュアルフレンチレストランでは「地元・伊良湖の幸がふんだんに使われたオーベルジュならではのメニューをお楽しみください」と案内。ホテルの自慢は料理。総料理長のこだわりで旬の食材がふんだんに使われ人気だという


全館がバリ風のイメージで統一されいる。浴場には露天風呂もあって、「朝焼け、夕焼けに色づく海を一望。星空の眺めが良くのんびり開放的な気分でお入りいただけるほか、ジャグジーも付いてうるのでカラフルな湯船もお楽しみください」としている

 

 

 

 第四級アマチュア無線技士以上用にアイコムのHF~430MHz帯オールモード機「IC-7100S」と、第二級アマチュア無線技士以上用に八重洲無線のHF/50MHz帯オールモード機「FTDX101MP」の2台を用意して、社団局からアマチュア無線が楽しめる。アマチュア無線技士の資格別に無線機が用意されているので、送信出力5Wから200Wまでの範囲で運用が可能だ。

 

 アンテナも本格的。ホテル屋上にホテル駐車場から約20mHのタワーを建て、第1系統から第6系統までのアンテナを取り付けている。なお、強風対策のためにタワーにエレベーターを備え、使用していないときは下げているが、海が近いこともあって塩害には悩まされているという。

 

●アンテナ構成
第1系統: 3.5/3.8MHz帯ダイポール
第2系統: 7MHz帯ダイポール+14/ 21/ 28MHz帯4エレ八木
第3系統: 14/21/28MHz帯ダイポール
第4系統: 10/18/24/50MHz帯Vダイポール
第5系統: 144/430MHz帯グランドプレーン
第6系統: 1.8MHz帯ロングワイヤー

 

ホテルの屋上に建つタワーとアンテナ群。1.8MHz帯から430MHz帯まで、全バンドでオンエアー可能だ

海に近いため強風対策でタワーにエレベーターを備えている。運用しないときは常時下げている。また、タワーの基礎もプロ仕様で安全性を高めている


エレベーターの上げ下げはタワーの足元で行う。シャックには「注意!! ローテーター操作、エレベーター上昇確認」の案内プレートで確認

 

 

 

 社団局局長の吉田治正さん(JH2VMN)は「専用の無線室を用意しているので、“ジャパ~ン!”と(常識的な範囲で)大声を出しても大丈夫です。コンテスト参加などで、複数台の無線機を設置して多人数での運用もスペースに余裕があります」と話す。

 

 

「伊良湖ホテル&リゾートアマチュア無線クラブ(JJ2YSU)」の局長、吉田治正さん(JH2VMN)。「より多くの人たちに無線に触れる、楽しめる機会を提供したい」と、ホテル内にシャックを用意して社団局を開設

シャックには、アイコムのHF~430MHz帯オールモード機「IC-7100S」と、八重洲無線のHF/50MHz帯オールモード機「FTDX101MP」の2台の無線機を用意。送信出力5Wから200Wまでの範囲で設定でき、無線従事者の資格別でアマチュア無線が楽しめるようになっている

 

 

 宿泊者向けにアマチュア無線の運用提供を案内する宿泊施設自体ほとんどないが、無線運用を許可されても、一般的に宿泊する部屋の一室からになるケースが多いだろう。しかし、伊良湖ホテル&リゾートアマチュア無線クラブでは、独立した無線専用部屋を用意しているので、複数人で訪れても眠くなったら客室へ移動するなど、ほかの人たちに気兼ねなく無線が楽しめる条件が揃っている。

 

 吉田さんは、アマチュア無線技士の資格を取りたてで無線局を開局していない、無線従事者の資格を有するものの無線局の更新をしておらずオンエアーできなくなった、自宅ではHFなど本格的に楽しめない…といったケースを想定して、「より多くの人たちに無線に触れる、楽しめる機会を提供したい」として、社団局「JJ2YSU」の開設に至ったと語る。

 

 

「伊良湖ホテル&リゾートアマチュア無線クラブ(JJ2YSU)」(右)と、アマチュア無線家でもあるホテルを経営するグループ代表(JH2BJL)のQSLカード

 

 

「伊良湖ホテル&リゾートアマチュア無線クラブ(JJ2YSU)」のメンバー(入会)になるのも簡単だ。利用規約を理解したうえで、JJ2YSU(アットマーク)JARL.com宛てに電子メールで申し込めばよい。アマチュア無線技士の資格があれば、社団局のメンバーとしてJJ2YSUのコールサインで運用が楽しめる。

 

 初回はメンバー同席によるゲスト運用が必須事項。2回目以降は、クラブメンバーとして単独で利用できるとしている。「基本的に私がメンバーとして同席し、機器の使い方やアンテナの上げ下ろしを説明します。自宅から2時間かけて向かいます(笑)」と吉田さん。吉田さんはホテルを経営するグループ会社に勤めており、ホテルには常駐していないため遠方から駆けつける苦労もあると笑いながら話してくれた。

 

 ホテルからのコンテスト参戦も大歓迎で、「当クラブ局JJ2YSUでの利用を優先させて頂きますが、お客様ご自身のコールサイン、ご所属クラブコールサインでのコンテスト運用(移動運用)にも対応いたします。早目のご予約をお勧めいたします。また、無線運用時間がホテル宿泊時間(チェックインーチェックアウト)を超えないようにご計画、ご予約をお願いいたします」と案内している。

 

 


タワーの途中に取り付けされているオートアンテナチューナーから、1.8MHz帯ロングワイヤーが敷地内のコンクリート柱へ伸びる

「伊良湖ホテル&リゾートアマチュア無線クラブ(JJ2YSU)」のシャックは、客室とは完全に離れた別室に設けられている。大きな窓からは恋路ヶ浜や遠くまで広がる太平洋が望め、開放的で無線部屋の暗いイメージはそこにはない


無線機ごとに操作できる無線従事者の資格と送信出力、ホテルの住所やJCCナンバーなどをわかりやすく掲示するなど、シャックには細かな配慮が随所に見られる

144/430MHz帯グランドプレーンアンテナが取り付けられている場所はタワー上部より低い位置。これも強風対策の一環だ

 

 

 ホテル内には、セミナーなど団体での利用に最適なセミナールーム(最大36名)、宴会場(最大60名)などがある。アマチュア無線のクラブ総会や、無線仲間との集いなど泊りがけでアマチュア無線が満喫できる、夢のようなホテルなのだ。

 

 今後の計画について吉田さんにお聞きしたところ、「現在は200W局ですが、将来的には送信出力を1kWにQRO(パワーアップ)したいですね。また、無線機も増やしていきたいと計画中です」「コンテストでも入賞を目指して頑張ります」とのことだった。

 

 

 

アンテナ系統がたくさんあるので同軸ケーブルを室内へ引き込むのも一苦労

エレキーもつながっているので、クラブメンバーになれば手ぶらで電信も楽しめる

アンテナの切り替えもスムーズに行えるように、アンテナ構成が一目でわかるパネルを用意

 

 

 アマチュア無線を思う存分楽しめる場所として、またアマチュア無線技士の資格は持っているが開局はしていない方など、「伊良湖ホテル&リゾートアマチュア無線クラブ(JJ2YSU)」のメンバーの一員となって、利用してみてはいかがだろうか。もちろん、家族と一緒でもアクティビティが充実しているから、昼はサイクリングや海水浴、夜は天文観測など、お父さんは無線三昧でも飽きさせる心配はない!?と思う。

 

 

●Googleストリートビュー

 

●Googleマップ

 


人気アクティビティの1つ天文クラブ。ホテル屋上に本格的な装置を有する「伊良湖ホテル天文台」が置かれ、アドバイザーとして三重大学の教授をはじめとする天文の各分野を代表する3人が名を連ねる

ホテル営業部長の長神さんが、天文クラブの運営を担当。宿泊客に天文観測の魅力を伝えている。「天体観測用機器の高性能化と技術の進歩により、毎日のように新しい発見が発表されています。当天文クラブでは、そのような情報も取り入れつつ、星空と向き合ったときの素直な感動とロマンを、皆さんとともに3人の先生方と分かち合って行けるような、観望会、企画ものを実施していきたいと、ない知恵を絞って絞って夢に見ながら考えています。皆様の応援をよろしくお願いいたします」と案内

太平洋を望むロケーションは、水平線まで遮るものもなく満天の星が楽しめる。都市部では味わうことのできない感動を与えてくれるだろう

 

 

 

●伊良湖ホテル&リゾート
〒441-3624 愛知県田原市伊良湖町恋路浦2805-22

 

●社団局利用の申し込み問い合わせ
JJ2YSU(アットマーク)JARL.com

 

 

 

「伊良湖ホテル&リゾート」とは別に設けされいる「伊良湖ホテル&リゾートアマチュア無線クラブ(JJ2YSU)」のホームページ。クラブへの入会方法、ホテルから無線を楽しむ方法、無線機器の構成など、詳しい情報が掲載されている

 

 

 最後に自作派ハムでもある吉田さんから、この記事をご覧になった皆さんへ抽選でグループ会社「株式会社カーネルハードエンジニアリング」が開発・販売している「モールス符号解読器 CW-D1」を1名へ提供したいという申し出があった。希望者は電子メールで「JJ2YSU(アットマーク)JARL.com」宛てに「プレゼント希望」と明記し、連絡先とともに本記事の感想、クラブへの要望などを2022年4月10日(日)までに送ってほしい。当選者は商品の発送をもって行う。

 

自作派ハムでもある吉田さんが読者プレゼントに提供してくれた「モールス符号解読器 CW-D1」。小型、軽量、内蔵マイク付き、バッテリーによるコードレス仕様で、英文と和文を自動切り替え。スピーカーの前に置くだけで、CW交信時の確認補助やモールス符号のキーイング練習に最適だということだ

 

 

 Amazonで「モールス符号解読器 CW-D1」を購入することもできる。

 

 

 

 

 

●車による「伊良湖ホテル&リゾート」へのアクセス

 

●公共交通機関による「伊良湖ホテル&リゾート」へのアクセス

 

 

 

●関連リンク:
・伊良湖ホテル&リゾートアマチュア無線クラブ JJ2YSU
・伊良湖ホテル&リゾート
・伊勢湾海上交通センター
・伊勢湾海上交通センター利用の手引き(PDF形式)
・伊良湖岬(ウィキペディア)
・伊良湖岬灯台(ウィキペディア)

 

 

 


feed <音信不通のあの局のコールサインが見つかるかも!?>参加局&連続参加局が増加! 昨年より411局多い8,592局、「2022(第75回)QSOパーティ ログ提出局一覧」発表 (2022/3/22 11:30:55)

昨年から開催期間が6日間に延長した「2022(第75回)QSOパーティ」のログ提出局一覧がJARL Webで2022年3月22日(火)に発表された。1月2日午前9時から1月7日21時までの6日間、多くのアマチュア無線家が交信(受信)を楽しみながら20局のハムと新年の挨拶を交わして参加ステッカーをもらう毎年恒例のイベントだ。コロナ禍の影響で“お家時間”が増えたことや、6日間連続して参加したJARL会員には、抽選でハンディ機3台などの記念品が当たる「お年玉特別企画」を行っこともあり、2年連続で参加局数の増加傾向が見られ、昨年より411局多い8,592局のログ提出があった。なお、6日間連続参加した局は、ログ提出局全体の4割ほどだったと高尾JARL会長が「Radio JARL.com」の番組内で話していた。

 

 

QSOパーティに参加してログを提出局数の推移。昨年も大幅な増加となったが、今回もさらに増えたことがわかる

 

 

 今年開催した「2022(第75回)QSOパーティ」の 「アマチュア局(交信)部門」と「SWL(受信)部門」におけるログ提出局は、海外から参加の2局を含めて総数8,592局。そのコールサインなどがJARLから発表された。

 

 日ごろはアクティビティーの低いハムも、正月だけは積極的にお空に登場し、1年の始まりに挨拶を交すケースがたくさん見られる「QSOパーティ」。JARL(一般社団法人 日本アマチュア無線連盟)が主催するコンテストの中でも、とくに参加局数がずば抜けて多い人気のイベントだ。

 

 ちなみに「2021(第74回)QSOパーティ」のログ提出局数は8,181局、「2020(第73回)QSOパーティ」のログ提出局数は7,447局、「2019(第72回)QSOパーティ」のログ提出局数は7,346局、「2018(第71回)QSOパーティ」のログ提出局数は7,432局、「2017(第70回)QSOパーティ」のログ提出局数は7,471局、「2016(第69回)QSOパーティ」のログ提出局数は7,609局、「2015(第68回)QSOパーティ」のログ提出局数は7,521局、「2014(第67回)QSOパーティ」のログ提出局数は7,701局だった。

 

 

●2022(第75回)QSOパーティ ログ提出局数

 

・アマチュア局部門:

 

 1エリア(関東管内)3,078局(2,955局)
 2エリア(東海管内)1,064局(979局)
 3エリア(近畿管内)1,123局(1,044局)
 4エリア(中国管内)480局(464局)
 5エリア(四国管内)238局(248局)
 6エリア(九州管内)588局(558局)
 7エリア(東北管内)647局(613局)
 8エリア(北海道管内)471局(464局)
 9エリア(北陸管内)185局(172局)
 0エリア(信越管内)453局(420局)
 DX(海外)2局(1局)

 

・SWL部門:263局(263局)

 

合計:8,592局(8,181局)

 

※カッコ内の数字は昨年の「2021(第74回)QSOパーティ」提出局数

 

 

 

 昔アクティブだったけど最近すっかり聞かなくなった局、お世話になった&よく遊んだローカル局など、懐かしいコールサインを見つけることができるかもしれない(「コールサインの再割り当てで、実は別人」という可能性もあるが…)。音信不通だったあの局のコールサインが、発表されたリストで見つかるかもしれない。ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがだろうか。

 

 QSOパーティに参加してログ提出をしたハムは、まずは自局のコールサインを確認してみよう。

 

 

JARLから発表された「2022(第75回)QSOパーティ ログ提出局一覧」。左上は20局以上のハムと新年の挨拶を交わし(受信)ログを提出するともらえる参加ステッカーだ。さらに昨年から始まった6日間連続して参加したJARL会員に、抽選でハンディ機が3台などの記念品が当たる「お年玉特別企画」を実施。ログ提出局全体の4割ほどだったとしている(JARL Webから)

 

 

 

●関連リンク: 2022(第75回)QSOパーティ ログ提出局一覧(JARL Web)


feed <地震と“万一の備え”について>Radio JARL.com、第168回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開 (2022/3/22 9:30:54)

「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは毎週日曜日の23時に東京都西東京市の「FM西東京」でも放送されている。

 

 

 

 新たに音声ファイルが公開されたのは2022年3月20日(日)21時からの第168回放送。前半では3月16日の深夜に福島県沖で発生した最大震度6強の地震について。いざという場合に備えておきたいものについてを語った。

 

 後半では、リスナーから届いたメール紹介。続いてお正月の「QSOパーティ」の書類提出者のコールサインをJARL Webで3月22日に発表するという案内。昨年比で400局増えて約8,600局となり、3,000を超える局が6日間の連続日交信達成者だったという。さらにまもなく会員宛てに郵送する機関誌「JARL NEWS」2022年春号の特集について触れた。最後にまもなく行われる地方コンテスト(3月21日 「東海QSOコンテスト」)を紹介した。

 

 

 番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。

 

 

 

●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ

 

 

 


feed <CQ誌4月号の内容紹介>CQ ham for girls、第400回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開 (2022/3/22 8:30:35)

「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。

 

 

 

 新たに音声ファイルが公開されたのは2022年3月20日(日)15時からの第400回放送。アマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」副編集長の吉澤氏(JS1CYI)が登場。ゲストのJM1CZS 篠崎氏とCQ誌4月号(2022年3月19日発売)の内容紹介(表紙、特集「“FT8”運用を楽しもう」)を行った。

 

 番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。

 

 

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ

 

 

 


feed <無線ショップが公表>JVCケンウッドの最高級モデル「TS-990S/D」、八重洲無線の広帯域ハンディ受信機「VR-160」が生産終了に (2022/3/21 12:25:32)

JVCケンウッドのHF/50MHz帯最高級固定機「TS-990S/D」と八重洲無線のハンディタイプの広帯域受信機「VR-160」の生産終了が決定した。複数の無線ショップがSNSや自社サイトなどで公表した。いずれも今後の追加生産はなく在庫限りとなる模様。

 

 

JVCケンウッドのTS-990S/D(左)と八重洲無線のVR-160(右)

 

 

 JVCケンウッドの「TS-990S/D」は、2013年2月に発売を開始したHF/50MHz帯のオールモード固定機。同社シリーズ最高の圧倒的な受信性能とフルデューティーの送信性能を搭載したフラッグシップモデル。

 

 しかし最近の半導体不足とパーツの価格高騰により、生産に必要なパーツの入手が困難になったことから、同社は2022年3月中旬に取引先の無線ショップに向けて「永らくご愛顧を賜りました弊社HFトランシーバーTS-990S/Dにつきましては、部品の調達が困難となり、今後のご注文にお応えできない見込みとなりましたので受注を終了させて頂く事となりました。ご不便をお掛けいたしますが、ご理解の程宜しくお願い申し上げます」という案内を行った。

 

 JVCケンウッドは2020年12月24日、144/430MHz帯ハンディ機の「TH-D74」が生産完了になる発表を公式サイトで行った際、「その他の弊社製アマチュア無線機器につきましては、従来通り生産継続予定です」と案内していた。

 

 八重洲無線の「VR-160」は2009年末に発売を開始したハンディタイプの広帯域受信機。超小型サイズながら100kHz~1300MHzをカバーし、イヤホンアンテナ機能やAMラジオ受信用の高感度バーアンテナも搭載している人気モデルだったが、半導体不足により生産終了が決定した。

 

 一般的にアマチュア無線機が生産終了となるケースとしては「①主要な電子部品が調達不能になり、今後の継続生産ができなくなった」「②代替となる新機種を発売する(した)ため」「③売れ行き減退で継続生産のメリットが薄くなったため」などが挙げられる。生産終了情報をメーカーが公式Webサイト等で告知することはあまりなく、営業担当者が販売店へ個別に案内するのが通例となっている。

 

 今後もコロナ禍による部品調達困難や高騰などにより、各社が生産終了を決定する機種が増えるのではないかという懸念の声も上がっている。

 

 

 

●関連リンク:
・TS-990S/D製品情報 ※生産終了情報は掲載されていない(JVCケンウッド)
・VR-160製品情報 ※生産終了情報は掲載されていない(八重洲無線)

 

 

 


feed <総務省の最新データベース>無線局等情報検索(3月21日時点)、アマチュア局は1週間で166局(約24局/日)減って「378,921局」 (2022/3/21 12:05:04)

日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2022年3月21日時点で、アマチュア局は「378,921局」の免許情報が登録されている。前回紹介した3月14日時点の登録数から1週間で166局ほど減少した。

 

 

 

 総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。

 

 その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。

 

 今回、2022年3月21日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「378,921局」の免許状情報が登録されていた。前回、3月14日時点のアマチュア局の登録数は「379,087局」だったので、1週間で登録数が166局ほど減少した。

 

 また、1982(昭和57)年12月にスタートしたパーソナル無線。最後の1局の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったため、翌日の2021年12月20日をもって「パーソナル無線」は0局となり完全に消滅ている。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

 

<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映

 

<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた

 

<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!

 

 

 

 

2019年1月7日からWebサイトのデザインと仕様が変更された総務省が提供する「無線局等情報検索」サービス

例えば一般社団法人 日本アマチュア無線の中央局「JA1RL」で検索すると、「移動しない局」(左)と「移動する局」(右)の2つの免許状情報が表れる

 

 

●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省 許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局38万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・消滅:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 


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