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link hamlife.jp hamlife.jp (2024/9/27 13:05:40)

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feed 【12月19日に更新】アマチュア無線業務日誌ソフト「Turbo HAMLOG Ver5.34b」の追加・修正ファイル(ベータ版)を公開 (2021/12/19 18:20:01)

アマチュア無線業務日誌の定番ソフト(フリーウェア)として、多くの無線家に愛用されている「Turbo HAMLOG(通称「ハムログ」)」。そのWindows版が2021年12月11日に「Ver5.34b」としてバージョンアップ(ユーザーリストのバージョン情報表示など修正)したが( 2021年12月11日記事 )、今回「その後の進捗状況」として、3日後の12月14日、さらに12月18日→12月19日に「追加・修正ファイル(ベータ版)」が公開(更新)された。

 

 

12月11日に公開されたTurbo HAMLOG Ver.5.34b

 

 

 JG1MOU・浜田氏が制作している「ハムログ」はフリーソフトであることはもちろん、直感的な操作性などで愛好者も多い。そのWindows版が2021年12月11日に「Ver5.34b」としてバージョンアップしたが、今回「その後の進捗状況」として、12月14日→12月18日→12月19日に「追加・修正ファイル(ベータ版)」が公開(更新)された。

 

 

 

 

その後の進捗状況(2021/12/19の更新内容)

 

※Ver5.34bに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。

 

 

・DX-QSO用にCTY.DATを使用することとしました。Tnx JA2BQX
 CTY.DATは、HAMLOGW.EXEと同じフォルダに置いてください。
・これに伴いHAMLOG.mstのDX部分も仕様変更しましたので、以前のHAMLOG.mstではDXコードが入りません。
 これに同梱のHAMLOG.mstを使ってください。
・DX局の方位と距離も、CTY.DATによる緯度経度に変更。
・DXエンティティ選択画面は廃止しました。
・Code欄に2文字入れて↓キーを押したとき、都道府県名が入る機能が動作しなくなっていたので修正。
・バンドモード別状況の表示で、モードの種類が31個を超えるとメモリエラーになるので修正。Tnx JA2GRC
・CTY.DAT(Big CTY – 10 December 2021)を同梱。

 

 

 

 

その後の進捗状況(2021/12/18の更新内容)

 

※Ver5.34bに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。

 

 

・DX-QSO用にCTY.DATを使用することとしました。Tnx JA2BQX
 CTY.DATは、HAMLOGW.EXEと同じフォルダに置いてください。
 これに伴いHAMLOG.mstのDX部分も仕様変更しましたので、以前のHAMLOG.mstではDXコードが入りません。
・DX局の方位と距離も、CTY.DATによる緯度経度に変更。
・DXエンティティ選択画面は廃止しました。
・Code欄に2文字入れて↓キーを押したとき、都道府県名が入る機能が動作しなくなっていたので修正。
・バンドモード別状況の表示で、モードの種類が31個を超えるとメモリエラーになるので修正。Tnx JA2GRC

 

 

 

 

その後の進捗状況(2021/12/13の更新内容)

 

※Ver5.34bに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。

 

 

・DX-QSO用にCTY.DATを使用することとしました。Tnx JA2BQX
 CTY.DATは、HAMLOGW.EXEと同じフォルダに置いてください。
 これに伴いHAMLOG.mstのDX部分も仕様変更しましたので、以前のHAMLOG.mstではDXコードが入りません。
・DXエンティティ選択画面は廃止しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・Turbo HAMLOG/Win Ver5.34b
・Turbo HAMLOGホームページ

 

 

 


feed 今後どうなる? FT8での国内局同士の運用周波数7041kHz、JARL告知「ご協力のお願い」に心配の声--12月12日(日)~12月18日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 (2021/12/19 9:30:56)

先週のアクセスランキング1位は、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)が公式サイトで「7MHz帯FT8での国内局同士の運用周波数について-ご協力のお願い-」と題した告知を掲載したニュース。これは、今年9月のIARU第3地域総会において、日本国内局同士のFT8による運用周波数を、7030~7040kHzの帯域への移動を検討するよう求められたことによるものだ。日本では、国内局同士のFT8交信は慣習的に7041kHz、海外局との交信には7074kHzという使い分けが行われているが、7040kHz以上の周波数は、国際的に“対話型デジタルモード(PSK、Olivia、RTTYなど)”の運用が主流となっているため、JA局同士のFT8交信がこれらにQRMを与えるケースもあるとして、日本国内局同士のFT8運用周波数を7030~7040kHz(キャリア周波数で7030~7037kHz)の帯域内に変更するよう要請を受けたことによる。しかし、今回のJARL告知では、具体的な周波数は示されていないため、心配の声が多く聞かれた。いずれにしても、7MHz帯でFT8運用を行っている局は今後の動きに注目しておきたい。

 

 

JARL Webの「アマチュアバンドプラン」ページに掲載された告知

7MHz帯のアマチュアバンドプラン。7045~7100kHzは外国の局とのデータ通信にも使用できる(=国内局同士の狭帯域データ通信は不可)とされている

 

 

 続く2は、アンテナメーカーのコメット株式会社が、1本で3.5/7/10/14/18/21/24/28(29)/50MHz帯の9バンドに対応した垂直ベランダアンテナ「UHV-10」を発表した情報。全長は約2.15mでM型コネクタを採用、現在使用中の取付基台を使ってベランダなどのフェンスに簡単設置できる。メーカーは「HF機搭載の3.5/7/10/14/18/21/24/28(29)/50MHz帯を一本で網羅するマルチバンド、簡単に取り付けられ、剛性も強化。なおかつリーズナブルであることが前提」「従来のスリムなアンテナ構造を引き継ぎ、徹底した検証を行い、フィールドテストを繰り返し、納得のいく製品に仕上がっております。当社埼玉工場屋上にて調整検査出荷を行っている純日本製です」と説明している。希望小売価格は25,000円(税込み)で12月中旬から発売の予定だ。

 

 

コメットの新製品「UHV-10」

 

 

 3位は「<特集は『2022年のアマチュア無線』、別冊付録『ハム手帳2022』付き>CQ出版社が月刊誌『CQ ham radio」2022年1月号を刊行』。CQ出版社から12月18日(土)に発売される「CQ ham radio」2022年1月号の情報で、特集は「みんなでハムを楽しもう! 2022年のアマチュア無線」、別冊付録として毎年恒例の「ハム手帳2022」が付く。いつもどおり盛りだくさんな内容で、「ファースト・インプレッション」は「第一電波工業 1.8~430MHz対応スクリュー・ドライバ・アンテナ『RHM12』&『RHMC12』」、「テクニカル・セクション」では「7MHz SSB用モニターの話〈前編〉」「市販USBアイソレータの実力〈後編〉」。そのほか新年号なので、「真空管で試す基本回路」「 Let’s enjoy Ham life」「モールス通信セミナー 基礎編」の連載が新たにスタートする。価格は990円(税込)。

 

 

「CQ ham radio 2022年1月号」(左)と特別付録「ハム手帳2022」の表紙

 

 

 

※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。

 

 

1)<7041kHzでのFT8交信は今後どうなる?>JARL、「7MHz帯FT8での国内局同士の運用周波数について」と題した“ご協力のお願い”を掲載

 

2)<ベランダなどのフェンスに簡単設置>コメット、3.5~50MHz帯に対応した9バンド垂直ベランダアンテナ「UHV-10」を発表

 

3)<特集は「2022年のアマチュア無線」、別冊付録「ハム手帳2022」付き>CQ出版社が月刊誌「CQ ham radio」2022年1月号を刊行

 

4)<極大時刻は14日の16時前後>MS(流星散乱)通信体験のチャンス! 12月13日(月)夜から14日(火)夜は「ふたご座流星群」のピーク

 

5)<パーソナル無線局が最後の1局に! 総務省の最新データベース>無線局等情報検索(12月13日時点)、アマチュア局は1週間で264局(約38局/日)減少し「380,593局」

 

6)<休止状態のチーム多数、最新情報の確認を>日本で受験できる米国アマチュア無線の資格試験2022年スケジュール

 

7)<変更・改善点は34か所>FT8で人気のデジタル通信用ソフト「JTDX」、約8か月ぶりに最新バージョン(JTDX 2.2.157)公開

 

8)<旧様式の申請書は1年後まで使用可能>総務省、12月10日に「無線局免許申請書」の様式を改正し即日施行

 

9)<端子加工済みで移動運用や固定局の追加アースとして使える>第一電波工業、全長10mのアース線「IVES10」を発売

 

10)<世界中の放送局(送信所や周波数など)を網羅>BCL向け専門年鑑「WRTH(World Radio TV Handbook)」が76年の歴史に幕を閉じる

 

 

 


feed <世界最小の月着陸船>日本の「OMOTENASHI」が月面にアマチュア無線の送信機を設置 (2021/12/19 8:30:59)

世界最小の月着陸船である日本の「OMOTENASHI」は、UHF帯(430MHz帯アマチュアバンド)とXバンド(7~8GHz帯)の通信システムを備えている。早ければ2022年2月にNASAのSLSロケットで打ち上げられる予定だ。

 

 

「OMOTENASHI」CG (C)JAXA

 

 

「OMOTENASHI」は6U CubeSat(注:サイズ11×24×37cm、重量約12.6kg)でミッション期間は4~5日。名称は「Outstanding Moon exploration TEchnologiesdemonstrated by NAno Semi-Hard Impactor」の頭文字をとって命名された。日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)のアマチュア無線クラブ、JQ1ZVIの鳥居 航(わたる)氏は、「アマチュア無線家が宇宙船からのデータ収集に一役買うことができる」と述べた。

 

 探査機は月まで航行する「オービティングモジュール」と、月面に着陸する「サーフェスプローブ」という、独立した通信システムを持つ2つの分離可能なコンポーネントで構成されている。オービティングモジュールはUHF帯の437.31MHzでビーコンやデジタルテレメトリデータを送信する。サーフェスプローブは、437.41MHzでデジタルテレメトリまたはFM変調による3軸加速度アナログ波(注:着陸時の加速度計の出力をもとにリアルタイムにFM変調をかける機能)を送信する。どちらも送信出力は1Wである。

 

「サーフェスプローブからの信号受信に成功すれば、月への衝突時の加速度データが得られ、着陸シーケンスの成功がわかる」と鳥居氏は説明する。「和歌山には、すでにアップリンクとダウンリンクが可能なEMEステーションがある。しかし日本から衛星が見えないときはダウンリンク信号が受信できない。そのため世界中のアマチュア無線家からの支援が必要になる」。

 

 オービティングモジュールのビーコンは437.31MHzのPSK31で送信される。サーフェスプローブのビーコンは、FM、PSK31、およびPCM-PSK/PMを使用して437.41MHzで送信される予定だ。(ARRLニュース12月9日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)

 

 

 

●関連リンク:
・World’s Smallest Moon Lander from Japan will Put Ham Radio Transmitter on the Moon(ARRL NEWS)
・OMOTENASHI(JAXA)
・OMOTENASHI Radio Info(JAXA Ham Radio Club)
・OMOTENASHI / EQUULEUSの通信システム(JAXA 宇宙科学研究所)
・世界最小の月着陸機 OMOTENASHI(JAXA 宇宙科学研究所)
・Twitter OMOTENASHI Project(@OMOTENASHI_JAXA)

 

 

 


feed 【12月18日に更新】アマチュア無線業務日誌ソフト「Turbo HAMLOG Ver5.34b」の追加・修正ファイル(ベータ版)を公開 (2021/12/18 17:30:01)

アマチュア無線業務日誌の定番ソフト(フリーウェア)として、多くの無線家に愛用されている「Turbo HAMLOG(通称「ハムログ」)」。そのWindows版が2021年12月11日に「Ver5.34b」としてバージョンアップ(ユーザーリストのバージョン情報表示など修正)したが( 2021年12月11日記事 )、今回「その後の進捗状況」として、3日後の12月14日、さらに12月18日に「追加・修正ファイル(ベータ版)」が公開(更新)された。

 

 

12月11日に公開されたTurbo HAMLOG Ver.5.34b

 

 

 JG1MOU・浜田氏が制作している「ハムログ」はフリーソフトであることはもちろん、直感的な操作性などで愛好者も多い。そのWindows版が2021年12月11日に「Ver5.34b」としてバージョンアップしたが、今回「その後の進捗状況」として、12月14日→12月18日に「追加・修正ファイル(ベータ版)」が公開(更新)された。

 

 

 

その後の進捗状況(2021/12/18の更新内容)

 

※Ver5.34bに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。

 

 

・DX-QSO用にCTY.DATを使用することとしました。Tnx JA2BQX
 CTY.DATは、HAMLOGW.EXEと同じフォルダに置いてください。
 これに伴いHAMLOG.mstのDX部分も仕様変更しましたので、以前のHAMLOG.mstではDXコードが入りません。
・DX局の方位と距離も、CTY.DATによる緯度経度に変更。
・DXエンティティ選択画面は廃止しました。
・Code欄に2文字入れて↓キーを押したとき、都道府県名が入る機能が動作しなくなっていたので修正。
・バンドモード別状況の表示で、モードの種類が31個を超えるとメモリエラーになるので修正。Tnx JA2GRC

 

 

 

 

その後の進捗状況(2021/12/13の更新内容)

 

※Ver5.34bに上書きしてください。
※ベータ版(テスト版)につき、処理方法がよく解らない方は無理に使用しないでください。

 

 

・DX-QSO用にCTY.DATを使用することとしました。Tnx JA2BQX
 CTY.DATは、HAMLOGW.EXEと同じフォルダに置いてください。
 これに伴いHAMLOG.mstのDX部分も仕様変更しましたので、以前のHAMLOG.mstではDXコードが入りません。
・DXエンティティ選択画面は廃止しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・Turbo HAMLOG/Win Ver5.34b
・Turbo HAMLOGホームページ

 

 

 


feed <総務省は今後、制度改正を検討へ>内閣府の規制改革推進会議(11月19日開催)で「アマチュア無線免許手続」が議題に (2021/12/18 11:30:59)

内閣府に設置された規制改革推進会議の「経済活性化ワーキング・グループ」の第4回会合が2021年11月19日に開催、電波関連の議題の1つとして「アマチュア無線免許手続」が取り上げられ、このほど当日の議事録と関係資料が公開された。同会議に出席した総務省 総合通信基盤局電波部移動通信課の翁長課長は「今後の在り方、制度等々について議論を進めていく場を作り、制度改正の検討を進めていきたい」と述べている。

 

 

第4回 経済活性化ワーキング・グループ 令和3年11月19日 議事次第

 

 

 内閣府の「規制改革推進会議」は、内閣府設置法に基いて設置された審議会で、内閣総理大臣の諮問に応じ、経済社会の構造改革を進める上で必要な規制の在り方の改革に関する基本的事項を総合的に調査・審議することを主要な任務としている。同会議にはさまざまなワーキング・グループ(WG)が設けられている。そのうちの「経済活性化ワーキング・グループ」の第4回会合(11月19日にオンラインで開催)では、「アマチュア無線免許手続」を含む、電波制度改革など電波関連の4議題が審議された。

 

 冒頭、牧島かれん大臣(デジタル大臣 行政改革担当 内閣府特命担当大臣(規制改革))が挨拶を述べ、その中でアマチュア無線関連について、次のように述べている(一部抜粋)。

 


 

 最後の議題は、アマチュア無線です。日本のアマチュア無線局数は、平成6年度の136万局をピークに、減少の一途をたどっているのが現状です。IoT等に精通したデジタル人材の育成という観点から、座視できない問題でございます。

 

 日本では無線従事者と無線局の両方で、別々に免許を取得しなければなりませんが 、こうした二重免許制度は、欧米各国のアマチュア無線制度と著しく乖離しています。総務省には、アマチュア無線人口の裾野を拡大すべく、包括免許制度の導入も含めて、関係者の声に丁寧に耳を傾けながら、制度の在り方を検討していただけるよう、お願いいたします。

 


 

「アマチュア無線免許手続」の議事は、ヒアリング対象者としてYOTA-JAPAN事務局の櫻井 豊氏、総務省 総合通信基盤局電波部移動通信課長の翁長 久氏が出席。資料をもとにアマチュア無線の現状と課題、制度改革を要する部分などを説明し、同WGの委員による質問に回答する形式で進行した。

 

 YOTA-JAPAN事務局の櫻井氏は日本のアマチュア無線制度の現状を説明。アマチュア無線を始めるには2つの免許(無線従事者免許、無線局免許)が必要で、手続きが煩雑で時間もかかることから国際的な公平性(グローバル・スタンダード)とは乖離していることを指摘、『国家試験に合格後、技適・工事設計認証を受けた市販無線機を使う限りにおいては、取得した資格の操作範囲で自由に使える無線局免許とコールサイン(呼出符号)を付与。免許人は、実際に無線局を開設後に速やかに「届出」を行うこととし、開設後の増設・取替・変更時も、技適・工事設計認証を受けた市販無線機に限り、同様に速やかに「届出」を行なうこととする』『自作無線機等については既存の保証認定制度を用いつつ、必要に応じて制度見直しを行うことが望ましい』と要望、これによりアマチュア無線が、将来イノベーションを起こす人材を受け入れ、それを育むインキュベーションプラットフォームとして機能できるようになるとした。さらにYOTA-JAPANによる活動を紹介し、グローバルで活躍する21世紀型スキルを持った若者を育成する場としてアマチュア無線を生まれ変わらせたいという思いを述べた。

 

YOTA-JAPAN事務局 櫻井氏の会議資料より

YOTA-JAPAN事務局 櫻井氏の会議資料より

YOTA-JAPAN事務局 櫻井氏の会議資料より

 

 総務省の翁長課長は、日本のアマチュア無線の状況を報告。アマチュア局数は減少しているが、人口あたりの局数は主要国の中で日本が最も多いことや、空中線電力10Wを超える無線局(特定無線局を除く)の71%がアマチュア局であることを伝えた上で、「社会貢献活動での活用」「無資格者の体験機会の拡大」「デジタルデータ通信の免許手続きの簡素化」など、直近の制度改正を説明。最近はマスメディアでアマチュア無線が取り上げられる機会が増えていると報告。さらに『総務省において、代表的なアマチュア無線家団体にも御参画いただき、有識者や関係者の御意見も賜りつつ、ワイヤレス人材やIoT人材の育成にも資するアマチュア無線の在り方を検討していく予定』『アマチュア無線をより活用しやすい制度、環境実現に向けてということで、具体的な提案を櫻井様からいただきましたけれども、そういった検討を今後進めていきたいと思っております』と今後の取り組みを表明した。

 

総務省の会議資料より

総務省の会議資料より

総務省の会議資料より

総務省の会議資料より

 

 さらに翁長課長は、出席委員の質問に答える形で『一方でアメリカのように、無線局と一体にすると、5年ごとに更新とかというのが出てまいりますので、そういった諸外国の国民性とかも鑑みながら、動向を踏まえて、日本のアマチュア無線にとって一番いい制度は何なのかというのをやっていきたいと思っております。一体的な運用の中で、多分、一番求められているのはスピード感だと思っています。無線従事者の資格を取って、それから無線機を何使おうかなというのを選んで、事前にはパンフレットとかでやっていると思いますけれども、無線機を買って、それから申請をしていくと、1か月、2か月かかってしまいますので、その期間を短縮するとか、包括的に運用しているように見えるように期間を短くするとか、そういったことができないかなという頭の体操はしておりますけれども、いずれにしても、なかなか簡単なことではありませんので、これからいろいろ先生方の御意見もいただきながら、検討を進めてまいりたいと思っております』と述べている。

 

公開された議事録より

 

 今後、総務省はアマチュア無線団体や有識者などから意見を聞く場を設け、アマチュア無線の免許・制度の在り方や青少年がアマチュア無線を始めやすくなる環境の整備を検討していくと見られる。今回の議事の詳細と当日の資料は下記関連リンクで得ることができる。

 

 

 

●関連リンク:
・第4回 経済活性化ワーキング・グループ 令和3年11月19日 議事次第(内閣府)
・第4回 経済活性化ワーキング・グループ 令和3年11月19日 議事録PDF ※アマチュア無線関連は46ページから(内閣府)
・アマチュア無線免許の制度改革に関する要望 PDF(YOTA-JAPAN提出資料)
・総務省のアマチュア無線に関する取組について PDF(総務省提出資料)
・規制改革(内閣府)

 

 

 


feed 12月に入って1エリア(関東)で3回目の更新--2021年12月18日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況 (2021/12/18 9:30:29)

日本における、2021年12月18日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。1エリア(関東管内)の関東総合通信局から12月に入って3回目の更新発表があった。その一方で、2エリア(東海)の東海総合通信局と8エリア(北海道)の北海道総合通信局からは12月の更新発表が未だ行われていない。

 

 

 

 各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。

 

 

 

 

 ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。

 

 その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。

 

 さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。

 

 また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。

 

 しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。

 

 このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。

 

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給

 

<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始

 

 

 

●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 


feed <50.50~50.90MHzのAM(A3Hを含む)モード>12月19日(日)10時から3時間、まんなかくらぶ主催「第37回 1エリアAMコンテスト」開催 (2021/12/17 15:00:15)

2021年12月19日(日)10時から12時59分59秒までの3時間、6mコンテストグループ「まんなかくらぶ」の主催による「第37回 1エリアAMコンテスト」が、50.50~50.90MHzで開催される。全国各地でAMモードに限定したコンテストがあるが、その中でも“6mバンドに特化”したコンテストとして認知度も高く、毎回参加局も多いことで有名だ。なお、サマリーシート提出にあたり「電子データの受付はありません。必ず郵送にてログを送付してください。※受付用メールアドレスはありません」としている。

 

 

 

 参加資格は国内の個人アマチュア局。参加部門は「1エリア内固定局」「1エリア内移動局(既設の無線設備、または既設電源の存在する場所での運用は固定局部門)」「1エリア外局」「QRP(0.5W以下)局」「SWL」の5部門。1エリア外局同士の交信も得点になる。

 

 コンテストナンバー交換は「RST符号による相手局のシグナルレポート」+「地域ナンバー」で、1エリア内局はAJAナンバー(JCC、JCGナンバー、区番号も含む)、1エリア外局は府県支庁ナンバーとなる。ログの締め切りは2022年1月30日(日)消印有効。

 

 サマリーシート提出にあたり「電子データの受付はありません。必ず郵送にてログを送付してください」「移動局は移動場所を明記!」「結果希望者は『切手を貼り、自分の住所氏名を記載した封筒』を同封のこと」など、詳細は下記関連リンクの「第37回 1エリアAMコンテスト規約」を参照してほしい。

 

 

「第37回 1エリアAMコンテスト」の規約(一部抜粋)

 

 

●関連リンク:
・第37回 1エリアAMコンテスト規約(PDF形式)
・第37回 1エリアAMコンテスト規約
・6mコンテストグループ「まんなかくらぶblog」

 

 

 


feed <2022年5月20~22日、米国オハイオ州で>来年の「デイトンハムベンション」はリアルイベントで開催予定 (2021/12/17 12:25:48)

毎年5月に米国オハイオ州で開かれている世界最大級のアマチュア無線イベント「Hamvention」(通称:デイトンハムベンション)は、新型コロナウィルス感染拡大の影響により2020年と2021年の開催を中止したが、来年(2022年)は5月20~22日に開催する方向で準備が進み、入場チケットの販売も始まっている。以下ARRL NEWSの抄訳で紹介する。

 

 

すでに公式サイトでは2022年のハムベンションの案内とカウントダウンが始まっている

 

 

 デイトンハムベンションは新型コロナウイルス関連による2年間のキャンセルを経て、2022年はリアルイベントとして5月20日から22日まで、オハイオ州ジーニア市のグリーン郡フェアグランド・エキスポセンター(Greene County Fairgrounds and Expo Center)で開催される予定だ。

 

 昨年1月、スポンサーであるデイトンアマチュア無線協会(DARA:Dayton Amateur Radio Association)は、米国内でCOVID-19ワクチンの配布が遅れていることと、より伝染性の高いウイルスの出現を理由に、すでにかなりの計画が進行していた2021年のイベント中止を発表した。

 

 サウスゲートアマチュア無線ニュースは、ハムベンション実行委員会が「会議を開き、ボランティアはパンデミックによるキャンセルで失われた時間を埋め合わせるために尽力している」と述べた実行委員長のリック・オールナット氏(WS8G)の言葉を引用している。ハムベンションの公式サイトでは、すでに出展予約を受け付けており、個人の訪問者に向けたチケット販売も始まっている。

 

 2022年のハムベンション・アワードのノミネートは11月1日に開始された。また恒例のコンテスト・ユニバーシティ(CTU)は、デイトンのホープホテルで5月19日に開催される予定だ。(ARRLニュース11月24日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)

 

 

 

●関連リンク:
・Dayton Hamvention Expects to be Live Event in 2022(ARRL NEWS)
・Hamvention 2022

 

 

 


feed <太陽活動、活発化の兆しか?> 太陽黒点相対数(SSN=サンスポットナンバー)が急上昇、5日前まで「0」が12月16日に「100超え」 (2021/12/17 12:05:27)

2021年12月16日(木)、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT )「宇宙天気予報センター」が公表した太陽黒点相対数の推定値によると、低調だった「太陽黒点相対数(SSN=サンスポットナンバー)」が2か月弱ぶりに「100超え」を記録。5日前の12月9日(木)から11日(土)の3日間は「0」を記録していたため、この5日間で急上昇したことになる。久しぶりに太陽活動の活発化の兆しが見えてきた。コンディション上昇に期待が膨らむ。

 

 

直近1か月間の太陽黒点相対数(SSN)の推定値。この数日間でSSNの急激な上昇傾向が見られる。カッコの数値は太陽黒点相対数算出のために利用されている観測所の数(宇宙天気情報センターのWebサイトから)

 

 お空のコンディションが気になるのはアマチュア無線家の常だが、その1つの指標となるのが、太陽黒点数(SSN)の推移と言えるだろう。

 

 折しも、先週末の日本時間12月11日(土)9時から48時間にわたり開催された「ARRL 10 Meter Contest」は、パッとしないコンディションの中で実施された( 2021年12月8日記事 )。だが、今回のSSN100超えにより、コンディション上昇でハイバンドでのDX通信に期待が膨らむ。

 

 すでに「サイクル25」が始まっている言われて久しいのに、なかなか50MHz帯や28MHz帯、21MHz帯でのSSBモードによるヨーロッパや南米などのDX局が入感しない。前回、SSN100を超えたのは10月28日(木)のことで( 2021年10月28日記事 )、その前のSSN100超えは9月9日(木)だったから約1か月半ぶりとなる。

 

 その際は、日本時間の10月28日(木)15時前から21MHz/SSBでヨーロッパ局(ハンガリー、ブルガリア、イタリアやヨーロッパロシアなど)の信号が強力に入感。さらに翌日(10月29日)の朝には、21MHz帯/SSBで米西海岸やカリブ海などの局が聞こえていた。また、28MHz/SSBではDXペディションを行っていたガラパゴス諸島「HD8R」の信号も聞こえ、スプリット運用で多くのJA局が呼ぶなど賑やかだった。

 

 今回、久しぶりに太陽黒点数が3桁の「100」を記録したことから、CWモードはもちろん、SSBモードによるDX通信が楽しめる環境が整ってきた。今週末、朝の北米・南米、夕方からのヨーロッパ方面が聞こえてくるか気になる状況だ。

 

 

「太陽黒点情報 宇宙天気情報センター」のWebサイトに掲載された2021年12月16日(木)の太陽黒点映像(宇宙天気情報センターのWebサイトから)

 

 

 

●関連リンク:
・宇宙天気情報センター
・太陽黒点(宇宙天気情報センター)

 

 

 


feed <「1ドル札」が必要なDXerは要注意>ゆうちょ銀行での外貨両替、2021年12月30日をもって完全終了 (2021/12/17 11:30:43)

株式会社ゆうちょ銀行は、これまで同銀行直営店(各都道府県に数店舗、おもに郵便局内に設置)で行ってきた「外貨両替」の取り扱いを2021年12月30日(木)をもって終了する。1年前には全国の郵便局の窓口で行ってきた外貨両替が終了しており、これで郵便局での外貨入手は完全にできなくなってしまう。さらに最近は大手銀行や地方銀行の窓口での外貨両替も終了が相次いでいる。海外局とのQSLカード交換のために1ドル札(いわゆるグリーンスタンプ、GS)を使う機会が多いアマチュア無線家は注意が必要だ。

 

 

郵便局の窓口で1ドル札に両替。アマチュア無線家にとっては手軽な方法だった

 

 

 アマチュア無線家が海外局と交信した際、QSLカードを迅速に入手する方法の1つとして、“自局のQSLカードと一緒に、住所を記した返信用封筒と返信送料に相当する米ドル札を入れてエアメールで送る”という方法(いわゆる「SAE+GS」)が、昔からDXerの間でポピュラーに行われている(最近はGSに頼らないOQRS、IBRSといったQSL交換手段や、LoTWやeQSLなどの電子認証、電子QSLも多く利用されている)。

 

 その「1ドル札」の簡単な入手手段として、“地元の郵便局(集配局)の窓口で外貨両替を申し込む”という方法を使っているDXerは多かったが、昨年(2020年)12月30日をもって郵便局の窓口における外貨両替の取り扱いが終了した( 2020年9月19日掲載の記事参照 )。マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与防止に向けた態勢強化の一環という。

 

 その後は、各都道府県に数局程度ある「ゆうちょ銀行直営店が入っている郵便局」のみで外貨両替が継続していたが、2021年12月30日をもって、ゆうちょ銀行の外貨両替も終了となる。これによって“郵便局でドル札を手に入れる”手段は完全に絶たれてしまうことになった。

 

 

ゆうちょ銀行のWebサイトに掲載された「外貨両替の取り扱い終了」の告知

 

 

 このほか三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行といった大手銀行や一部の地方銀行、信用金庫でも、2020年以降は窓口による外貨両替の終了が相次いでいる(一部店舗を除くケースや、外貨両替機で継続する銀行もある)。

 

 今後の1ドル札の入手先だが、空港などにある両替所、一部の金券ショップ、Webサイトの外貨宅配サービス(クレジットカード決済)などが考えられる。しかし「1回の注文は1万円以上」「パックになっていて金種は選べない」といった場合もあるので、1ドル札が数十枚程度入手できるかはよく確認が必要だ。

 

 

 

●関連リンク:
・外貨両替のお取り扱い終了について(ゆうちょ銀行)
・ゆうちょ銀行直営店一覧
・外貨両替の取り扱いを終了する銀行は?ゆうちょ銀・三井住友銀・みずほ銀も(ツギノジダイ/朝日新聞社)
・アメリカドル(USD)1ドル紙幣 バラ売り:1~50枚まで(Jマーケット)
・QSLカード(Wikipedia)

 

 

 


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