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現在データベースには 6456 件のデータが登録されています。
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神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。
2023年12月29日の第190回放送は、JK1BAN 田中氏の「今週の活動報告」はリスナーからのメール紹介(ミュージカル「東京ローズ」について、「周波数等の一括表示記号」について)。
JH1OSB 小濱氏の「無線は自作でより楽しくなる」はリスナーからのメール紹介(ハンディ機の修理体験と駅前QRV、ポケコンPC-G850VとPCを接続するインターフェースについて)だった。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QSY 第190回放送
・QSY Facebookページ
・QSYゆるーく無線を楽しむ(YouTube)
・QSY 番組案内ページ
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日本時間で2024年1月7日(日)午前3時から1月8日(月・祝)午前8時59分までの30時間にわたり、80/40/20/15/10mバンドで、ARRL主催のコンテスト「2024 ARRL RTTY Roundup」が開催される。本コンテストはRTTYモードでの交信のみが対象となる。なおシングルオペで参加する局は、コンテスト開催中に6時間の休憩タイムを取る必要があるため、24時間以上の参加はできない(1回の休憩タイムは30分以上、2回以内に分けて取る)。マルチオペの場合は30時間フル参加が可能。
2022年から毎年6月にRTTYを除くFT8/FT4モードなどのデジタルモードが対象の「ARRL Digital Contest」がスタートしたことから、「ARRL RTTY Roundup」は2023年から“RTTYのモードのみで競う”とコンテストのルール変更( 2022年3月18日記事 )が行われている。
●コンテストルールから抜粋
NOTE: Beginning with the January, 2023 RTTY Roundup, only contacts using Radioteletype (RTTY) mode are allowed. The new ARRL International Digital Contest has been created as an event in which participants using digital modes (excluding RTTY) may compete.
以下は日本語の機械翻訳。
注:2023年1月のRTTY Roundupから、ラジオテレタイプ(RTTY)モードを使用した交信のみが許可されます。デジタルモード(RTTYを除く)で参加できるコンテストとして新たに「ARRL International Digital Contest」が創設されました。
コンテストのナンバー交換はW/VE局(アラスカ、ハワイ局は除く)が「RST符号による相手局のシグナルレポート」+「州名/Province名」、そのほかの局(DX局)は「RST符号による相手局のシグナルレポート」+「001形式」となる。すべて交信は1ポイントとなり、バンドが異なれば同一局OK。JA局-JA局も1ポイントとなる。
コンテスト中に6時間以上の休憩を2回以内に分けて取ること(すなわち、運用は最大でも24時間以内となる)、送信出力が「HP:1.5kW(または許可された最大出力)」「LP:100W以下」「QRP:5W以下」の3つのパワー区分で分かれるなどのルールが設けられている。
※DX局は、カリブ海や太平洋のアメリカ統治地域(PAC)、KP4(PR)、KV4(VI)なども得点/マルチになる。詳しくは主催者Webサイトで確認のこと。
なお、ログ提出は日本時間2024年1月15日(月)8時59分まで(コンテスト終了から7日以内)となっている。
↓この記事もチェック!
<RTTY以外の全デジタルモードが対象>ARRLが新たなコンテスト「ARRL Digital Contest」を6月に開催
●関連リンク:
・RTTY Roundup Contest規約
・RTTY Roundup Contest規約(PDF形式)
・ARRL主催コンテスト一般規約(ARRL Webサイト 日本語/PDF形式)
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2024年1月7日(日)9時から18時までの9時間、JARL熊本県支部主催「2024オール熊本コンテスト」が、日本国内のアマチュア無線局およびSWLを対象に、1.9/3.5/7/14/21/28/50/144/430/1200MHz帯の各アマチュアバンドの電話と電信で行われる。前回(2022年)から「電信電話 1.9MHz部門」が追加されたほか、最大送信出力は個人局、社団局ともに上限100Wとなるなどのルール変更が行われているので注意しよう。
本コンテストの交信対象は県内局が「日本国内で運用するアマチュア局」、県外局が「熊本県内で運用するアマチュア局」となっている。ナンバー交換は、県内局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用地点を示す市郡区ナンバー」、県外局は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「都府県支庁ナンバー」となる。
県内局に対しては「今回も前回同様に集中時間帯を設定していますので、ぜひこの機会に貴方のコールサインを聞かせてください。集中時間帯は09:00~10:00/13:00~14:00/17:00~18:00とします」と呼び掛けている。
また主催者は注意事項として以下の案内を行っている。
注1:自局のコールサインは一交信毎に送出することを推奨します。
注2:社団局のオペレーターの数は問わない(一人でも可)
注3:QRP 種目参加局は空中線電力が5W以下であること、ATT、Power Controlなどで出力を5Wに低減したものも認める。(サマリーに使用Rig名・自作の場合ファイナル名を必ず明記すること)
注4:電信電話部門へのエントリーは、電信ならびに電話両方での交信、または電話のみの交信があった場合のみエントリーできる。
注5:マルチバンドや電信電話で交信したがシングルバンド、または電信部門へのエントリーの場合には、エントリー部門はサマリーシートの内容で判断します。その際、ほかのバンド、モードはチェックログとしますので、すべての交信のログ提出を推奨し、サマリーシートにはエントリー部門に該当する交信局数、得点、マルチのみの記載をお願いします。
注6:マルチバンドへのエントリーは交信したバンド数を問わない。
注7:交信上の禁止は「JARLコンテスト規約」に準ずる。
紙ログ、電子ログの締め切りはともに2024年1月15日(月)。郵送の場合は消印で、電子ログの場合はタイムスタンプで判断する。形式はJARL制定(R1.0)の「サマリーシート」および「ログシート」(または同形式のもの)を使用し、必要事項を記入すること。R2.0での提出はチェックログ扱いとなりエントリーは無効となる。結果希望者は84円切手貼付のSASE同封のこと(Web上でも同様のものを掲載予定)。
詳しくは下記の関連リンクから「2024オール熊本コンテスト規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・2024オール熊本コンテスト規約(PDF形式)
・JARL熊本県支部
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東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2011年4月7日からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(開始当初は隔週放送で翌週は再放送。番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2023年12月28日 夜に放送した第607 回分がアップされた。
2023年12月28日の第607回放送は「2023年を振り返る」。HFハイバンドと50MHz帯の良好なコンディション、相次ぐDXペディション(3Y0J ブーベ島など)、IC-905の発売開始、アンテナなどアマチュア無線製品の値上げラッシュ、無資格者の体験運用が賑わう、JARLバンドプランの改定、「ハムフェア2023」の開催、「QRL」が宿願の放送599回を達成。以上を取り上げた。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第607回放送
・QRL Facebookページ
The post <2023年を振り返る>アマチュア無線番組「QRL」、第607回放送をポッドキャストで公開 first appeared on hamlife.jp .
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2023年11月20日からアラブ首長国連邦のドバイで開催された「WRC-23(2023年世界無線通信会議)」は、多忙な4週間とその前週の無線通信総会(RA-23)を経て12月15日に閉幕した。アマチュア無線は長波帯からテラヘルツ帯まで、無線スペクトル全体にわたる多大な圧力にもかかわらず全体的に非常にうまくいった。これはときには週末も含め、朝8時から翌朝午前2時まで取り組まなければならなかった国際アマチュア無線連合(IARU)チームの努力に敬意を表するものだ。
アマチュア無線にとって優先順位のトップは、アマチュアとアマチュア衛星の二次分配、1240~1300MHzの一次無線航行衛星業務との共存に関する議題項目 (AI) 9.1b だった。これには、WRCに先立って4年間にわたって精力的な取り組みがあり、その結果、無線通信総会(RA-23)で勧告が合意され、その後、WRC-23の参加者が分配の新しい脚注でこの勧告について言及することに同意した。推奨事項と脚注はどちらもアマチュア業務にとって優れた成果と言える。
その他の項目はアマチュア業務に関連しており、事前に優先順位が付けられていた。
・AI 1.12: 40~50MHz レーダーサウンダー。これらは現在、主に極地に限定されている。
・AI 1.14: 地球探査用に 231.5~252GHzを再割り当て。幸いなことに241~248GHzの二次分配は変更されず、248~250GHzの1次分配は影響を受けない。
・AI 9.1a: 宇宙天気センサーは大きな関心のある項目だった。このようなセンサーの明確な定義が確認され、周波数保護がWRC-27の議題として合意された。
・AI 1.2: 3.3GHzおよび10GHz帯域のスマートフォン用ブロードバンド(第2地域)。多くの (主に南米の) 国が脚注によってモバイルブロードバンドを割り当てており、アマチュア業務は二次分配であるため難しい課題だ。第2地域の10.0~10.5GHzのIMT(国際移動通信)に対する地域全体の指定の代わりに、12か国に限定された脚注がある。
すべてのWRCは、AI(議題)10に基づき次の会議の議題に同意した。これにはWRC-27に関する前例のない数の提案と、WRC-31に関する予備提案があった。AI 9.1bに関する比較的迅速な合意に続き、多数のアマチュアバンドが検討されていたため、IARUチームはアマチュア業務への影響を軽減するため、取り組みのほとんどを次の将来の提案に切り替えた。
<WRC-27>
WRC-27の議題には19の項目が含まれる。以下はアマチュア業務に最も関連するものである。
・1300~1350MHz: 23cmに隣接するこの帯域に対する以前の提案は抑制され、二次割り当てが確実になった。
・宇宙天気: 0.1~20MHzおよび28MHzおよび50MHzの帯域が最初に検討されており、この潜在的な議題は当初非常に関心を集めていたが、チームの努力の結果、これらの分配はトピックから削除された。
・月面通信: この将来の議題項目には当初、EMEが制限される可能性がある70cmバンドやその他の帯域が含まれていたが、幸いにもUHFについては430~440MHzを除外するように変更された。
・10GHz: この帯域が、特に第1地域におけるモバイルブロードバンドのもうひとつの検討ラウンドから除外されたのは幸運だった。
<WRC-31>
記録的な数の予備議案決議が合意された。以下の2つは特に関連性がある。
・ワイヤレス電力伝送 (WPT): 近距離無線電力伝送とビーム伝送の両方が、干渉による影響を最小限に抑えるよう、国際電気通信連合の無線規則の一部として検討されている。
・275~325GHzの分配: これには、アマチュア業務およびアマチュア衛星業務の機会が含まれる。
IARUチームは、アマチュアバンドへの将来の調査を最小限に抑えるために効果的に取り組んだ。これはアマチュア無線にとって素晴らしい結果である。IARUはWRC-23の全体的な結果に非常に満足している。IARUチームはすでに、WRC-27に向けた次のサイクルにどのように参加し、リソースを投入するかについて議論、検討を開始している。
IARU WRCコーディネーター兼副会長のオーレ・ガルペスタッド(LA2RR)は、この結果に喜びを表明し、すべてのアマチュアに利益をもたらす結果を達成するために長時間働いたIARUボランティアのチームの献身的で並外れた努力を称賛した。IARUチームには、ARRLテクニカルリレーションズ スペシャリストのJon Siverling氏(WB3ERA)が含まれている。(ARRLニュース12月18日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)
●関連リンク:
・WRC-23 Concludes with
Wins for Amateur Radio and Agenda Items Designated for the Next Two Events(ARRL NEWS)
・WRC-23速報:1200MHz脚注,文面判明(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・国際電気通信連合(ITU)2023年世界無線通信会議(WRC-23)の結果(総務省 報道発表)
The post <2023年世界無線通信会議>「WRC-23」はアマチュア無線の勝利で閉幕、次回2大会の議題も決定 first appeared on hamlife.jp .
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「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容を放送。さらに2023年4月からは栃木県の県域局「CRT栃木放送」でも毎週日曜日の10時から同内容の放送がスタートした。
新たに音声ファイルが公開されたのは2023年12月31日(日)15時からの第493回放送。今回もアマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」編集長の吉澤氏(JS1CYI)が出演。この回は大晦日の放送でFMぱるるんとCRT栃木放送のみでのオンエアとなったことから、両県のリスナーに向け「栃木県・茨城県の良い移動運用場所」を案内、さらに両県でこれから行われるアマチュア無線技士の養成課程講習会の日程を紹介した。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
◇海外からも聴取可能なアマチュア無線家向けサイト「palulun.net」誕生
最近、FMぱるるんの公式サイトはプロバイダ側のセキュリティ対策の関係で、海外からのアクセスができない状態になっているが、このほどアマチュア無線家向けに同局の番組(アマチュア無線の各番組の放送済み音源、および同局番組の生配信)が海外からでも聴取可能になる便利なサイト「palulun.net」が開設された。もちろん日本国内からも利用できる。詳細は下記関連リンクで。
●関連リンク:
・CQ ham for girls 放送済み音源公開ページ
・CQ ham for girls Facebookページ
・palulun.net
The post <栃木県・茨城県のFBな移動運用場所は!?>CQ ham for girls、第493回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開 first appeared on hamlife.jp .
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JARL富山県支部は2024年1月6日(土)20時から24時までの4時間にわたり、国内のアマチュア局を対象に「第47回
富山県非常無線通信訓練コンテスト」を、21/28/50/144/430/1200/2400MHz帯の免許されている電波型式で開催する。参加部門には「ハンディー機(FMモード、5W以下)」というユニークな部門がある。なお「空中線電力は必要最小の出力とする」と案内している。
【hamlife.jpより:本記事は1月3日午前11時現在、JARL富山県支部ホームページの情報を基に作成しました】
富山県アマチュア無線赤十字奉仕団の協力、富山県、北陸地方非常通信協議会、日本赤十字社富山県支部、北日本新聞社(予定)の後援・協賛により、2024年1月6日(土)20時から24時まで4時間にわたり「第47回 富山県非常無線通信訓練コンテスト」が開催される。
使用周波数は21MHz帯以上、2400MHz帯以下のアマチュアバンドのうち、免許されている周波数、電波型式で、空中線電力は必要最小でとしている(24MHz帯を除く)。
交信対象は規定されていないが県外局同士の交信は得点にならない。参加部門は「県内運用局」「県外運用局」「県内登録クラブ対抗」「ハンディー機」の4つ。とくにハンディー機部門は、FMモードの5W以下(マルチモード機はFMモードでの交信とし5W以下に出力低減で参加可能)で、電源は空中線を含めて運用時の環境を運用者がすべて身に付けて持ち歩き可能であること。電池は途中交換可。この範囲内で大型電池からの電源供給、小型ビームアンテナなどの使用を認めるといったものだ。
ログ提出は1月23日(火)まで(消印有効)。電子ログも受け付けている。なお、障害者の方で指定様式での提出が困難な場合は別様式での提出も可能としている。
表彰は、エントリーの局数に応じ各部門における成績上位の局に賞状が贈られるほか、有効得点の局数が5 局以下は11位のみ、10局以内時は2位まで、11局以上は3位まで入賞とされる。
さらに、県内運用局シングルオペレーターマルチバンド部門1位には「富山県知事賞」が、県内登録クラブ対抗部門1位には「北陸地方非常通信協議会長賞」が、 ハンディー機部門1位には「日本赤十字社富山県支部長賞」が、各シングルバンド部門およびマルチオペレーターマルチバンド部門1位には「北日本新聞社賞」がそれぞれ贈られる。
詳しくはJARL富山県支部「第47回 富山県非常無線通信訓練コンテスト規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・第47回 富山県非常無線通信訓練コンテスト規約(PDF形式)
・JARL富山県支部
The post <「ハンディー機部門」はFMモード5W以下で>JARL富山県支部、1月6日(土)20時から4時間「第47回 富山県非常無線通信訓練コンテスト」開催 first appeared on hamlife.jp .
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スタッフの高齢化にともない、北海道のアマチュア無線家有志による組織、NPO法人「ラジオ少年」(代表:JA8ATG 原 恒夫氏)は、2024年3月末をもって「部品とキットの頒布事業」を終了する旨の発表を、2024年元旦(1月1日)に同法人のWebサイトで行った。すでに、昨年(2023年)4月1日には「アマチュア無線技士養成課程講習会」や「売り切れになった真空管ラジオキット・アンプキット、真空管、部品の補充」など終了して事業を縮小していたが( 2022年12月1日記事 )、今回をもって「部品とキットの頒布事業」についても幕を下ろすこととなった。
北海道札幌市に事務局を置くNPO法人「ラジオ少年」は、2005年5月に北海道知事から「NPO法人(特定非営利活動)」の認可を受け、基本方針に「ラジオ教材を世界の市場から調達して教育現場にお届けします」「インターネットを通してラジオ製作のお手伝いをします」「教育現場と青少年の皆さん(18歳以下)を優遇します」の3つを掲げて事業運営を行ってきた。
そして活動の中心に置かれていたのが、「アマチュア無線技士養成課程講習会」のほか、NPO法人の認可を受けた2005年に開始して17年間続く「部品とキットの頒布事業」だった。
「部品とキットの頒布事業」については、過去にも“スタッフの高齢化にともない”という理由で、2020年3月末にを終了するとの発表があったが、それを知った多くの人たちからの激励を受け、終了を伸ばして今まで活動を続けてきた経緯がある( 2019年11月17日記事 )。
改めて「私どもスタッフの高齢化のため、部品やキットの頒布事業を今年3月31日をもって終了することになりました。多くの先輩の皆さには、部品や真空管等の寄贈をいただき誠にありがとうございました。皆様のご支援のお陰で22年間の活動を続けることが出来ました。長期のご支援誠にありがとうございました」という案内を、新年を迎えた1月1日の元旦に同法人のWebサイトで告知した。
↓この記事もチェック!
<アマチュア無線技士養成課程講習会を終了>NPO法人「ラジオ少年」、スタッフの高齢化にともない2023年4月1日をもって事業縮小へ
<スタッフの高齢化に伴う措置>NPO法人「ラジオ少年」、2020年3月末で一般へのキット・部品の頒布を終了
●関連リンク: NPO法人 ラジオ少年
The post <スタッフの高齢化で22年間の活動に幕>NPO法人「ラジオ少年」、2024年3月末に「部品とキットの頒布事業」を終了 first appeared on hamlife.jp .
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【2024年もhamlife.jpを宜しくお願いいたします。また今回の「令和6年能登半島地震」で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。】
2013年8月にスタートしたhamlife.jpは、アマチュア無線関連を中心に毎年1,300~1,500件の記事を掲載している。2023年は前年比11本増の1,402件の記事を掲載したが、その中で特に注目を集めたのはどんな記事だっただろうか!?
年末年始恒例のスペシャル企画として、2023年の掲載記事「年間アクセスランキング」ベスト30をお届けしよう。
2023年は日本のアマチュア無線界にとって激動とも言える1年だった。
3月22日には総務省がアマチュア無線の大規模な制度改正を官報で公布(即日施行と9月25日施行に分かれた)。これにより「無資格者のアマチュア無線体験運用は、特別な手続き不要で免許人の指導と監督の下で実施可能」「国家試験合格者や養成課程講習会修了者は、無線従事者免許とアマチュア局免許の同時申請が可能に」「技適証明等を受けた無線設備の取替・増設・撤去は届出で可能に」「送信機の外部入力端子に“特定附属装置”(パソコン、マイク、ファックス、ビデオカメラ、電鍵等)を接続する場合、工事設計書の記載は不要で手続きや検査も不要」「無線局免許申請書等にライトユーザー(50W以下)用として見やすく、わかりやすい特例様式を導入」「養成課程はeラーニングと対面式授業の組み合わせが可能」「総務省バンドプランの簡素合理化」「遠隔操作についての簡素合理化」など、多岐にわたる改正が図られた。
その一方で「無線局免許状の“発射可能な周波数、電波型式、空中線電力”は一括表示記号で掲載(無線局情報検索も同様に改修)」「“移動しない局”は電波防護指針の計算と適合確認が必要」「2次業務の2.4GHz帯と5.6GHz帯の申請時は“1次業務の局に有害な混信を与えない適切な措置が執れる”という確認書が必要に」「無線局の再免許申請は免許満了の6か月前から1か月前までに」など従来とは異なるルールも盛り込まれ、アマチュア無線家の間で困惑の声も広がった。
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2023年3月22日付け官報号外第56号表紙より。赤枠部分が「アマチュア無線の制度改革」関連で、総ページ数は50ページを超えた
また、一般社団法人
日本アマチュア無線連盟(JARL)では、7年間にわたって会長職を務めた髙尾義則氏(JG1KTC)が、第12回定時社員総会前日の6月24日夕方に、理事の辞任届を連盟側に提出。翌朝の定時社員総会前に開かれた第66回理事会(髙尾氏は欠席)では、改めて「会長(代表理事)解職」の議案が上程された。
JARL
Webによると解職理由は、①不適切な費用の処理があったこと(多数の私的飲食、割り勘処理されたはずの領収書での換金等)②理事会に諮る事なく独断で組織運営を進めたこと(不適切な費用の隠蔽のために独断で会計帳簿閲覧請求訴訟の対応を進めたこと等)③JARLが抱える様々な課題に対して真剣に取り組まなかったこと(ビューローの転送遅延、財政改善等)とされ、採決の結果、賛成14、保留1で可決。後任の会長には副会長だった森田耕司氏(JA5SUD)が推薦、全会一致で就任を可決。副会長が1名空席になることから理事の原
恒夫氏(JA8ATG)を副会長とすることが投票の結果決定した。
新会長の森田氏は「クリーンなJARL運営」をスローガンとして掲げ、財政問題、QSLカード転送遅延問題など連盟が抱える懸案に真摯に取り組むことを表明している。
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中央が新会長に就任したJA5SUD 森田耕司氏、左は副会長のJA7AJH 尾形和俊氏、右は新たに副会長に就任したJA8ATG 原恒夫氏=第12回定時社員総会で撮影
イベントでは、8月に東京ビッグサイトでJARL本部主催の「ハムフェア2023」が開催。コロナ禍もやや落ち着きを見せたこともあり、土・日の2日間開催になってからでは過去最高の43,000名が来場。海外からの参加者も多く見られた。
なお今年の「ハムフェア2024」は、新会場の「有明GYM-EX(ジメックス)」(東京都江東区)で
8月24・25日に開催されることが決定している。
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「ハムフェア2023」開幕セレモニーのテープカット風景
無線機に関する話題も多かった。国内メーカーのアマチュア無線機では「ID-50」「TH-D75」「FTM-500D」「FT-710 Field」が新製品として登場。またアイコムのV/U/SHF帯トランシーバー「IC-905」の国内出荷が始まったことも話題になった。広帯域受信機では各種デジタル無線にも対応する「DJ-X100」、初心者向けで2波同時受信ができる「IC-R15」が新発売。さらに6月1日の電波法改正で351MHz帯のデジタル簡易無線登録局のチャンネル数が従来の35ch(うち5chは上空用)から97ch(うち15chは上空用)に増えたことから、秋以降は各メーカーから増波対応機種が多数登場し活況を見せている。
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「ハムフェア2023」で参考出品されたTH-D75。その後、発売は2024年1月、メーカー希望小売価格は89,760円(税込み)と発表された
一方で、材料価格の高騰や円安の影響などから、無線機器ではJVCケンウッド、アツデン、アンテナ類では第一電波工業、コメット、クリエート・デザインなどがメーカー希望小売価格の改定を発表している。また希望小売価格は据え置いたものの、販売店への仕切り価格(卸価格)を改定した無線機器もあるようだ。
廃業や業務終了などの寂しい話題も見られた。和歌山県のミニマルチアンテナ株式会社は9月末で廃業、QSLカード印刷の老舗として知られる京都府のデザインナカニシは8月27日で営業を終了。さらにアマチュア局の保証業務を行ってきた、東京都千代田区のTSS保証事業部は2024年3月末で同業務を終了すると発表している。
また、八重洲無線の人気ポータブル機「FT-818ND」、大型ディスプレイを採用したモービル機「FTM-400XDシリーズ」の生産終了も寂しい出来事だった。
では2023年の1年間、hamlife.jpに掲載された1,402件の記事から、特にアクセス数の多かった30本をランキング形式で紹介していこう。 ※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
★アクセスランキング 第1位~第10位
1)【速報】<6月24日付け、一身上の都合>JG1KTC
髙尾義則氏がJARL会長を辞任
https://www.hamlife.jp/2023/06/25/jarl-jg1ktc-jinin/
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JARLの第12回定時社員総会風景
2)<三浦電波監視センターからの通報で調査>信越総合通信局、免許状に記載された周波数以外で運用していた第一級アマチュア無線技士など2人を32日間の行政処分
https://www.hamlife.jp/2023/09/25/huhou-musenkyoku-torishimari-1216/
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国内で唯一の短波帯以下を監視する「三浦電波監視センター」(神奈川県三浦市)。同センターは「国内外から到来する短波帯以下の周波数の電波を監視する業務(短波監視業務)」と「人工衛星からの電波を監視する業務(宇宙電波監視業務)」を行っている
3)【ハムフェア2023】<サプライズ発表はコレ!!>アイコム、2波同時受信が可能な広帯域受信機「IC-R15」を参考出品
https://www.hamlife.jp/2023/08/19/hamfair2023-icom-icr15/
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「ハムフェア2023」会場でサプライズ発表されたアイコムの広帯域受信機「IC-R15」。その後2023年12月末に発売となった
4)<アマチュア局の免許状に記載された周波数によらず不法市民ラジオの電波を発射>九州総合通信局、免許状に記載された周波数を逸脱して無線局を運用していた男女2名を摘発
https://www.hamlife.jp/2023/03/08/huhou-musenkyoku-torishimari-1169/
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証拠品として押収された無線機器
5)<操作部&本体のデュアルスピーカーシステムを採用>八重洲無線、144/430MHz帯のフラッグシップ・モービル機「FTM-500Dシリーズ」を発表
https://www.hamlife.jp/2023/02/03/yaesu-ftm500d-ftm500ds-release/
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八重洲無線の144/430MHz帯のフラッグシップ・モービル機「FTM-500Dシリーズ」
6)<50機種(2台ずつ)測定したすべて(100%)が基準超え>総務省、電波法で定める「著しく微弱な電波」の許容値測定「令和4年度無線設備試買テスト結果(第2次)」を公表
https://www.hamlife.jp/2023/03/15/musen-setsubi-shibai-test-r0403/
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今回の試買テストで、電波法で定める無線局の免許が不要となる「発射する電波が著しく微弱な無線局」の許容値を越えていることが判明した無線設備の数々。見覚えのあるV・UHF帯トランシーバーやラジコンのコントローラーなどがあった
7)<免許を受けずに無線局を開設、437.22MHzでオンエアー>北海道総合通信局、第四級アマチュア無線技士に対し17日間の行政処分
https://www.hamlife.jp/2023/06/02/huhou-musenkyoku-torishimari-1190/
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「令和5年度電波利用環境保護活動用」のPRポスターに、女優でタレントの「福本莉子」を起用。ほほ笑みを見せて電波利用のルールを啓発
8)<電波監視で発覚!
移動する免許を受けずに移動運用&アマチュア業務以外の目的外通信>信越総合通信局、電波法違反で第1級アマチュア無線技士(免許人)2名に対して行政処分
https://www.hamlife.jp/2023/02/21/huhou-musenkyoku-torishimari-1166/
9)<許可を受けていない無線機を使って免許の範囲と異なる周波数で通信>第四級アマチュア無線技士の資格を持つ女に対して17日間の行政処分
https://www.hamlife.jp/2023/04/24/huhou-musenkyoku-torishimari-1176-2/
10)<免許を受けずに144.32MHzで運用>北海道総合通信局、電波監視により電波法違反の事実が発覚した第四級アマチュア無線技士に対し17日間の行政処分
https://www.hamlife.jp/2023/04/21/huhou-musenkyoku-torishimari-1181/
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2023年4月時点の144MHz帯JARLアマチュアバンドプラン。使用目的によって周波数が細かく割り当てられている
アクセスランキング 第11位~第30位は 次ページ に掲載!!
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2024年1月1日16時10分頃、北陸地方で最大震度7(マグニチュード7.6)の強い地震が発生した。16時15分現在、各地の被害状況はまだ不明だが、石川県能登に大津波警報、北海道から山口県にかけて津波警報、津波注意報が発令されている。また石川県内では約36,000戸、新潟県内で約2,000戸が停電している(17時00分現在)。震源に近い地域の方々はただちに安全な場所へ避難を、さらにアマチュア無線で非常通信が行われる可能性もあるので、念のため以下の周波数はクリアにし、ワッチを心掛けよう。
アマチュア無線 非常通信周波数
<アマチュア無線 非常通信周波数>
3,535kHz SSB/CW
7,050kHz SSB/CW
14,300kHz SSB/CW
18,160kHz SSB/CW
21,360kHz SSB/CW
28.20MHz SSB/CW
50.10MHz SSB/CW
51.50MHz FM
144.10MHz SSB/CW
145.50MHz FM
430.10MHz SSB/CW
433.50MHz FM
1294.00MHz SSB/CW
<アマチュア無線 呼出周波数・非常通信周波数>
51.00MHz FM
145.00MHz FM
433.00MHz FM
1295.00MHz FM
<アマチュア無線 デジタル呼出周波数・非常通信周波数>
51.30MHz D-STAR(DV)/C4FM
145.30MHz D-STAR(DV)/C4FM
433.30MHz D-STAR(DV)/C4FM
↓この記事もチェック!
<ボランティアという位置づけだが、免許人が状況に応じて柔軟に>総務省、「アマチュア局による非常通信の考え方」を公表
<「アマチュア無線の活用体制を整備」と明記>総務省、防災関係業務に携わる者を対象とした「非常通信確保のためのガイド・マニュアル」を公表
●関連リンク:
・アマチュアバンドプラン PDF(JARL)
・アマチュア無線と非常通信(JARL)
・津波情報(Yahoo! 天気・災害)
・北陸電力送配電 停電情報
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