無線ブログ集
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現在データベースには 6618 件のデータが登録されています。

毎年8月の最初の土日に行われる一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)主催の「フィールドデーコンテスト(FD)」。今年は8月7日(土)21時から8月8日(日)15時までの18時間にわたり、1.9/3.5/7/14/21/28/50/144/430MHz帯と1200MHz帯以上の各アマチュアバンド、計43種目で開催される。今回から1.9MHz帯がコンテスト周波数に含まれ、また開催時間が2014年までと同じ「土曜21時から日曜15時まで」に変更された。移動運用がメインのコンテストなので、最大送信出力はすべての局で50W以下(電話部門のすべての種目は10W以下。ただし50~430MHz帯では20W以下)。新型コロナウィルス感染拡大が懸念されているが、移動運用、マルチオペ部門を含めて規約通り開催されるという。終了後の書類提出期限も短くなっているので注意しよう。
日本国内のアマチュア局、およびSWLを対象にした「第64回 フィールドデーコンテスト」が8月7日(土)21時から8月8日(日)15時までの18時間にわたり開催される。“移動運用が主体”のコンテストであるため、より多くの局から呼ばれることを期待して、ロケーションの良い場所や珍市郡区町村に移動して参戦するケースが多いことでも知られているコンテストだ。今回から開催時間帯の変更と1.9MHz帯の追加が行われている点に注意したい。
新型コロナウィルス感染の拡大が懸念されるが、JARLコンテスト委員会では「手洗いの徹底・マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、密閉、密集、密接となる行動を避けるよう、参加者は各自注意を払ってください。 特に緊急事態宣言やまん延防止等重点処置が実施されている各自治体においては、各自治体からの要請にも各自注意を払い、ご参加をお願いします」と案内している。
交換するナンバーは、1.9~1200MHz帯が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す都府県地域等ナンバー」+「空中線電力を表すアルファベット1文字」、2.4GHz帯以上は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す市郡区ナンバー」+「空中線電力を表すアルファベット1文字」となる。
空中線電力を表すアルファベットは「10W(20W)を超え50W以下」が「M」、「5Wを超え10W(20W)以下」が「L」、「5W以下」は「P」。部門には、「オールバンドモーニング」という、日曜日の午前6時から12時までの6時間のみ運用で競うユニークものも設定されており、全部で43種目にも及ぶ。
ログ提出の締め切りは8月18日(水)までと、従来よりも繰り上がっている。マルチプライヤーや局種係数など、詳しいルールなどは、下記の「第64回 フィールドデーコンテスト規約」で確認してほしい。
↓この記事もチェック!
<「ALL JA」「フィールドデー」「全市全郡」で実施>JARLの国内コンテスト、2021年から参加部門と種目に“1.9MHzバンド”を追加
<ALL JA/6D/FD/全市全郡の4大コンテストに対応>JARL、コンテスト参加局データベースと参加証(PDF)ダウンロードサービスを開始
●関連リンク:
・第64回 フィールドデーコンテスト規約(JARL Web)
・コンテストガイドラインFAQ
フィールドデーコンテストについて(JARL Web)
・コンテスト規定・規約の一部改正について(JARL Web)
・E-LOG MAKER のダウンロード(JARL Web)
・JARLコンテスト電子ログサマリー作成ページ(JARL Web)
・一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL Web)

「地元・茨城のOM3人がお送りする新番組です。無線歴50年以上、平均年齢なんと69歳! アマチュア無線から地元のネタまで、楽しい話題で盛り上がります」というアマチュア無線番組「OMのラウンドQSO」。2016年6月5日から茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送されている。スタートから5周年を迎え、レギュラー陣の平均年齢も74歳になったという。2019年1月の番組改変で30分番組に昇格し、毎週日曜日の21:30~の放送となった。
新たに音声ファイルが公開されたのは、2021年8月1日(日)21時30分からの第270回放送。前半はオリンピックの気になる競技(卓球、スケートボード)や、東京2020記念局(JA1TOKYO)との交信について。なお番組中で疑問が出た「1964年の東京五輪」だが、アマチュア無線の記念局開設は行われず(記念局という枠組み自体がなかった)、五輪マーク入りの規格QSLカードを希望者に頒布する程度の対応だった。
番組後半の一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の情報を毎週伝える「JARDコーナー」は、JARD理事で一橋大学名誉教授の7M3TJZ 安田 聖氏が初登場。アマチュア無線を活用したNASAの教育プログラム「ARISSスクールコンタクト」についてを説明した。
番組音源は下記関連リンクにあるページで聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。最近FMぱるるんのWebサイトがリニューアルし、番組音源公開ページが変更になっているので注意が必要だ(「CQ ham for girls」「Radio JARL.com」も変更されている)。放送終了後一定期間が経過したファイルから削除される可能性があるので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク: OMのラウンドQSO(FMぱるるん)

日本における、2021年8月3日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。8月に入って、5エリア(四国管内)の四国総合通信局と7エリア(東北管内)の東北総合通信局、さらに6エリア(沖縄管内)の沖縄総合通信事務所からそれぞれ更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

アマチュア無線誌「HAM world(ハムワールド)」や歴史ある無線操縦模型の月刊誌「ラジコン技術」を発刊する株式会社電波社(コスミック出版)から、最新のドローン情報を1冊にまとめた「最新ドローン完全攻略14」を2021年8月5日(木)に刊行する。ハイブリッドシステムを採用した業務用ドローン機のほか、2万円以下で購入可能な空撮ホビードローン、第四級アマチュア無線技士、第三級陸上特殊無線技士の資格が必要な5.8GHz帯の画像送信機を搭載したFPV(First Person View)ドローン機。さらにドローン飛行の法規の解説、全国のドローンフィールドの紹介など盛りだくさんな内容だ。
記事内容など概要は下記の通り。
★「最新ドローン完全攻略14」の概要
◆発売日: 2021年8月5日(木)全国書店発売
◆定価: 1,200円+10%税(1,320円)
◆発行: 株式会社コスミック出版
◆体裁: A4変型判/オールカラー112ページ
★「最新ドローン完全攻略14」の主な概要
シリーズ14冊目となる今号の巻頭特集では、新型の空撮ドローン機「DJI Air 2S」を徹底紹介。衝突防止システムや、自動追尾空撮などプロ機並みの装備の使い方をドローンカメラマンが解説する。
さらに主な内容は次のとおり。
・DJI FPV フライトテクニックレベルアップ術
・あなたのMavic MINI そろそろメンテの時期じゃない?
・ドローンを飛ばすなら知っておきたい空のルール
・空撮ドローン塾
・FPVドローンに必須、ハンダ付けの基本
・FPVドローン最前線 サッカードローン
・2万円以下のトイ空撮ドローン5機種
・今買えるドローン全127機種カタログ
・ドローンビジネスの現場
・スマート農業NOW
・夜間捜索ドローン、NIGHT HAWKS
・受粉に特化したドローン
・全国ドローンフィールドガイド
本書の購入は下記のAmazonリンクが便利で確実だ。
●関連リンク:
・株式会社 電波社
・ドローン(FPV)の免許・増設に係る手続参考資料(一般財団法人
日本アマチュア無線協会)

総務省は2021年8月3日、「新スプリアス規格への移行期限を当分の間延長」「旧スプリアス規格の無線機器は令和4年12月1日以降も、他の無線局の運用に妨害を与えない場合に限り使用できる」とする総務省令と関連告示を同日付の官報で公布、即日施行となった。
総務省は今年3月、新型コロナウイルス感染症による社会経済への影響等により、新スプリアス規格への移行に遅れが生じることが想定されるとして、旧スプリアス規格で免許を受けている無線設備の使用期限(経過措置)を、現行の「令和4年11月30日まで」から「当分の間」と改め、新スプリアス規格に移行していない無線局は「令和4年12月1日以降、他の無線局の運用に妨害を与えない場合に限り使用することができる」との条件を設ける2点を骨子とする無線設備規則の一部改正と関連告示の改正案を作成。意見(パブリックコメント)募集と電波監理審議会への諮問・答申を経て、きょう8月3日の官報で公布し即日施行された。
これにより新スプリアス規格に移行していない無線設備は、令和4年12月1日以降も、他の無線局の運用に妨害を与えない場合に限り使用できることになった。また現在、旧スプリアス規格の無線設備で免許を受け、使用期限(経過措置)が「令和4年11月30日まで」となっている無線局は、この条件が付いていないものとして扱われ、「令和4年12月1日以降、他の無線局の運用に妨害を与えない場合に限り使用することができる」との条件が付されているとみなされることになった。
こちらの記事も参考に
(2021年6月9日掲載)↓
<JARDは反対意見を提出>総務省が「新スプリアス規格への移行期限の延長」の意見募集結果と電波監理審議会からの答申を公表
(2021年3月26日掲載)
<3月27日から意見募集を実施>総務省、コロナ禍のため「新スプリアス規格」への移行期限を“当分の間”延長の方針
●関連リンク:
・インターネット版官報 令和3年8月3日目次
・無線設備規則の一部を改正する省令の一部改正等に係る意見募集の結果及び電波監理審議会からの答申(総務省
報道資料)
・意見募集に対して提出されたご意見及び総務省の考え方
PDF(総務省)
・意見募集結果とともに公開された参考資料 PDF(総務省)
・無線設備規則の一部を改正する省令の一部改正等に係る意見募集 -新スプリアス規格への移行期限の延長-(総務省
報道資料 3月26日)

「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは毎週日曜日の23時に東京都西東京市の「FM西東京」でも放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2021年8月1日(日)21時からの第135回放送。前半では7月16日から運用が始まった「東京オリンピック・パラリンピック」特別記念局「JA1TOKYO」についての運用状況を報告、すでに1万局を優に超える局と交信したという。さらに小渕優子衆議院議員(JA1LXG)から番組に届いたお祝いのメッセージを紹介した。
後半では7月19日に発売された「CQ ham radio」誌8月号に掲載されている「From JARL」コーナーの内容紹介で、フィールドデーコンテストの開催日程(8月7日21時~8日15時JST)と書類提出期限(8月18日)の案内や「ハムフェア2021」の出展案内などを説明した。さらに北海道・北東北の縄文遺跡群のユネスコ世界遺産登録が正式決定し「8J7JOMON」「8J8JOMON」の運用が8月1日から始まったという情報を関係者からのメールで紹介した。
なお「CQ ham for girls」「OMのラウンドQSO」と同様、FMぱるるんのWebサイトリニューアルで、前回から同局の音源公開ページが変更になっているので注意が必要だ(JARL Webの特設ページからもリンクされている)。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。
●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ

「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは、2020年8月1日(日)15時からの第367回放送。前回に引き続き、アマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」の副編集長の吉澤氏(JS1CYI)をゲストに、同誌2021年8月号(7月19日発売)の記事紹介(特集「FT8入門マニュアル 2021年最新版」、本誌連載「CQ ham for girls」)を行った。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから(FMぱるるんのWebサイトリニューアルでURLアドレスが変更になっているので注意が必要)。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ

アマチュア無線の資格を持ち国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士と、子どもたちが交信を行うプロジェクト「ARISSスクールコンタクト」。2021年8月3日(火)の20時10分JSTからノートルダム女学院中学高等学校(京都市左京区)の生徒13名が「8N3ND」のコールサインで交信を行う予定だ。これが日本から通算103 例目のARISSスクールコンタクト(京都府の女子校では初)となる。ISSから登場するのは欧州宇宙機関(ESA)所属のトーマスペスケ宇宙飛行士(KG5FYG)だ。当日は会場からのYouTubeによるライブ配信も予定されている。
ISSの宇宙飛行士と日本の子供たちの交信は、今年7月22日に行われた福岡県の西南学院中高(8N6SW)以来となる。ノートルダム女学院は小学校から大学までの一貫教育を行っている女子校で、中学校は1952年、高等学校は1953年に開校。中高の校舎は京都市左京区の大文字山のふもとにあり、生徒数は525名(中学校209名、高等学校316名=2020年4月現在)という。
今回のARISSスクールコンタクトのため、同校の生徒たちはアマチュア無線、国際宇宙ステーション、宇宙での生活、宇宙開発、地球科学などを学んできた。さらに宇宙に関連する電子機器の実験や宇宙食、宇宙航空研究開発機構の学習なども行って当日に臨むという。同校の公式サイト内には特設ページが設けられている。また当日はYouTubeによるライブ配信も予定されている。
YouTubeによるライブ配信(当日配信予定、クリックしYouTubeへアクセスのこと)
今回の交信は日本時間の8月3日(火)20時10分15秒からおよそ10分間にわたって行われる。国際宇宙ステーションのコールサインは「NA1SS」。ARISS のWebサイトによると、 ISSからは145.80MHzで音声信号が送られてくる 。今回はISSから欧州宇宙機関(ESA)所属のトーマスペスケ宇宙飛行士(KG5FYG)が担当し、交信は英語で行われるという。生徒13名からの質問は次のように事前公表されている(arissnews.rtfより)。
1. When did you decide to become an astronaut?
2. Was your mission impacted by COVID-19 restrictions? What measures were taken to stay safe and healthy?
3. How many pieces of luggage can you usually bring from the earth? Also, what did you bring this time?
4. How do you move from a spacecraft or rocket to the ISS?
5. What is the best thing about being in space?
6. What was the most dangerous thing you experienced?
7. What do you do if you get ill?
8. What do you want to do after you come back to earth?
9. How did you learn English?
10. How do you maintain levels of oxygen and carbon dioxide in the ISS?
11. What made you want to become an astronaut?
12. What did you think when you first experienced weightlessness?
13. At what altitude are you flying?
過去、NA1SSから発射された宇宙飛行士の声に対しては「見晴らしのよい場所で、ハンディ機に付属ホイップアンテナでも聞こえた」「アパートのベランダから斜めに付き出したモービルホイップでキャッチした」といった受信リポートがTwitterに書き込まれている。ビームアンテナに仰角ローテーターといった本格装備がなくても、ISSの軌道が高く状態の良いタイミングなら、受信のチャンスはありそうだ。ぜひ挑戦してはいかがだろう。
なお、言うまでもないことだが、この日のために準備と交信の練習を重ねてきた生徒たちの夢を壊さぬよう、静かなワッチを心掛けたい。ARISSスクールコンタクトの開催日は管轄の総合通信局がDEURAS、DEURAS-Mなどを使って電波監視を強化するのが通例となっている。
●関連リンク:
・宇宙飛行士と交信しよう!(ノートルダム女学院中学高等学校
特設ページ)
・YouTubeによるライブ配信サイト(8月3日開設予定)
・Upcoming educational Contacts(ARISS.org)
・ARISSスクールコンタクト
・「きぼう」を見よう-国際宇宙ステーション(JAXA)

2021年7月27日、オンラインで開催された国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で、「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森県、岩手県、秋田県の17遺跡)が世界文化遺産に登録された。これを記念して、北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産登録JARL特別局「8J7JOMON」と「8J8JOMON」が8月1日から12月31日まで同時に開局し、世界遺産対象遺跡が所在する地域を中心にリレー形式でPR運用を行う。なお、北海道伊達市の「北黄金貝塚」で行われた「8J8JOMON」開局式の様子をNHK北海道がニュースで伝えている。同ニュース動画は、NHK NEWS WEBで見ることができるが、公開期間が短いので早めの確認をお勧めする。

NHK北海道が記念局「8J8JOMON」の開局式の様子をニュース番組で伝えた。NHK NEWS WEBで動画を見ることができるが、公開期間が短いので早めの確認をお勧めする(NHK NEWS WEBから)
今回、ユネスコ世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、国内の世界文化遺産では20件目、世界自然遺産を含めると25件目となる。
北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産登録JARL特別局「8J7JOMON」と「8J8JOMON」は、ユネスコ世界遺産登録前から準備を進め、登録を機に8月1日からPR運用をスタート。8月1日に行った北海道側(8エリア)の記念局「8J8JOMON」の開局式の様子を、NHKが取材してニュース動画で放送。動画では、「8J8JOMON」と東北側(7エリア)の記念局「8J7JOMON」とが交信を行う様子なども紹介している。
なお、2つの記念局のPR活動の一環として、北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産登録特別局運営委員会による「縄文アワード」が発行される。ルールなど詳細は記事下の関連リンクから確認してほしい。

北海道・北東北縄文遺跡群世界遺産登録記念アワードのパンフレット(世界遺産登録前のもの)。「8J8JOMON」の運用期間が「令和4年3月31日まで」となっているが、「8J7JOMON」と同じ「令和3年12月31日まで」に修正されたという情報がある
●関連リンク:
・世界遺産登録をPR 東北と結ぶアマチュア無線の特別局開設(NHK
NEWS WEB)
・北海道・北東北縄文遺跡群世界遺産登録記念アワードパンフレット(JARL渡島檜山支部/PDF形式)
・北海道・北東北縄文遺跡群世界遺産登録記念アワード申請(JARL渡島檜山支部)
・日本の世界遺産一覧(文化庁)

日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2021年8月2日時点で、アマチュア局は「383,989局」の免許情報が登録されている。前回紹介した7月26日時点の登録数から1週間で185局ほど減少した。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2021年8月2日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「383,989局」の免許状情報が登録されていた。前回、7月26日時点のアマチュア局の登録数は「384,174局」だったので、1週間で登録数が185局ほど減少した。
また、1982(昭和57)年12月にスタートした「パーソナル無線」は、有効期限が残っている一部の局を除き2015年(平成27年)11月30日をもって使用期限を迎えたが、2021年8月2日時点のデータベースによると、パーソナル無線局として「36局」の免許情報が登録されていた。前回、7月26日時点の登録数は「40局」だったため、この間に1週間で4局が免許を失効したと思われる。
↓この記事もチェック!
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局40万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)