無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
リンク 単体表示
hamlife.jp (2024/11/27 10:35:21)
現在データベースには 6128 件のデータが登録されています。
「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは東京都西東京市の「FM西東京」でも放送(2022年からは毎週月曜日の23時30分~)されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2023年2月12日(日)21時からの第215回放送。前半では東京都内の降雪やコロナ禍の状況について。続いて「CQ ham radio」誌2月号(1月19日発売)の巻末「From JARL」コーナー(全16ページ)の掲載内容を案内した。
後半では、これから行われるJARL支部主催のコンテストやイベントとして下記のものを案内した。
・2月19日「技術講習会」(群馬県支部)
・2月19日「技術講習会」(山梨県支部)
・2月19日「第7回 島根県OSO通信訓練コンテスト」(島根県支部)
・2月19日「ハムのセミナー」(長崎県支部)
・2月19日「沖縄県支部大会、アマチュア無線体験会」(沖縄県支部)
最後に今年お正月の「QSOパーティ」に参加し、期間中に書類提出を行ったのが約8,500局になったことを報告。うち6日間の連続日交信を達成した局は前回より1割程度少ない約3,500局だったという。
番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。
●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ
「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。
新たに音声ファイルが公開されたのは2023年2月12日(日)15時からの第447回放送。前回までに続いてアマチュア無線の月刊誌「CQ
ham
radio」編集長の吉澤氏(JS1CYI)が登場。同誌2月号(2023年1月19日発売)の内容紹介(「駅前QRVの運用ノウハウ」「POTAアクティベート運用の勧め」「クリスマス島
VK9Xから“QO-100”へQRV」)を行い、続いて2月17日に発売される同誌3月号の予告(別冊付録「アマチュア無線用世界地図帳」、本誌特集「コンパクト設備で楽しもう」)を行い、さらに2月17日発売の「別冊CQ
ham radio QEX Japan」の告知を行った。
なお、CQ出版社における月刊誌「CQ ham
radio」のバックナンバー販売は、“発売から1年半まで”になっている点の説明もあった。
番組の最後にはアサヒ飲料の飲み物が当たるバレンタインプレゼントの案内があった。締め切りは2月14日。
番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。
●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ
日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2023年2月13日時点で、アマチュア局は「372,014局」の免許情報が登録されている。前回紹介した2023年2月6日時点の登録数から1週間で163局ほど減少したことになる。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2023年2月13日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「372,014局」の免許状情報が登録されていた。前回、2023年2月6日のアマチュア局の登録数は「372,177局」だったので、1週間で登録数が163局ほど減少した。
また、1982(昭和57)年12月にスタートしたパーソナル無線。最後の1局の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったため、翌日の2021年12月20日をもって「パーソナル無線」は0局となり完全に消滅している。
↓この記事もチェック!
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局38万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・消滅:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
全国アマチュア無線非常通信ボランティア団体「Team7043」は、国内のアマチュア無線局を対象に、2023年2月15日(水)に実施される「全国瞬時警報システム(Jアラート)訓練」に合わせて、7MHz帯(SSB)と430MHz帯(FM)において11時から14時まで(参加局数が増えた場合は延長)の予定でロールコール形式の通信訓練「全国一斉情報伝達試験」を行う。
「Jアラート」とは、国から弾道ミサイル、津波警報、緊急地震速報などの対処に時間的余裕がない事態に関する情報が発信され、その情報をもとに市町村防災行政無線などを自動起動させて、迅速に住民に伝達するシステムのことで、昨年(2022年)の暮れに、北朝鮮が発射した弾道ミサイルと思われる飛行体が日本上空を通過する可能性があるとして、宮城県、山形県、新潟県を対象にJアラートが発令されたことは記憶に新しいだろう。
今回、通信訓練を行う「Team7043」では毎年3月と9月の年2回、「日本大震災復興祈念全国ネットワーク・非常通信のためのロールコール」を行っているが、そのほか気象庁が発信する地震速報に限定した「全国一斉緊急地震速報訓練」や「全国瞬時警報システム(Jアラート)訓練」の際して、アマチュア無線を介した全国規模の「全国一斉情報伝達試験」を実施している。
主催者は「関心のある各局は通信訓練にご協力よろしくお願いいたします」と呼び掛けている。
「Team7043」による通信訓練「全国一斉情報伝達試験」に関連したアマチュア無線での訓練の概要は以下のとおり。
●令和4年度(2022年度)全国一斉情報伝達試験
地震・津波や武力攻撃などの発生時に備え、全国瞬時警報システム(Jアラート)を活用した情報伝達試験(訓練)を行います。
日時:
2023年2月15日(水)11時から
・11時から訓練合図が出たら通信訓練を実施いたします。
・訓練合図が出ましたら下記の周波数で順次通信訓練(RSリポート交換)を行います。
・単独Keyなので休憩30分があります。 Key JF3YYE(Op JH3DMQ)
※当日に警報が発令されれば訓練は中止。
※Key局 Op JH3DMQが緊急の用事があれば訓練中止。事前連絡なし。ご容赦願います。
※Key局として参加希望者はJH3DMQ水谷迄、ご連絡をお願いいたします。
※交信LOGはTeam7043ブログにて公開いたします。QSLカードの発行は任意。
運用局:
JF3YYE(JH3DMQ水谷 大阪府柏原市 JCC-2525)
※12:30~13:00は休憩
周波数:
7.050MHz/SSB>11:00~12:30
※行政機関AMC&日赤アマチュア無線クラブを優先、 エリア指定あり。
439.34MHz/FM>13:00~13:30 JR3WA Key JF3YYE
439.11MHz/FM>13:31~14:00 JR3VK Key JF3YYE
※大阪府内および近隣局との交信。
※JR3WA 交信参加局数が増えた場合、時間的にずれこむ恐れあり。
※JARL会員のみ QSL 1Way。
Jアラート訓練時は上記周波数を常用されている各局様には申し訳ございませんが、上記周波数はなるべく空けていただけますようにご協力よろしくお願いいたします。関心のある各局は通信訓練にご協力よろしくお願いいたします。
Webロールコール(SNSを使って電文伝達訓練を行う)も併用して実施します。11時過ぎから14時まで受け付けといたします。
Team7043 推薦電文公式:
CALL(団体名、機関名)#発給番号(ない場合「なし」と記載) QRA(苗字) JCC&JCG QTH(市町村) 訓練・訓練 現在時刻
ハッシュタグ(#要請、#情報、#報告、#支援) 本文(内容は自由(ただし防災関係に限る) )以上、終わり
アドレス:jh3dmq@jarl.com
時間厳守
↓この記事もチェック!
<ボランティアという位置づけだが、免許人が状況に応じて柔軟に>総務省、「アマチュア局による非常通信の考え方」を公表
●関連リンク:
・内閣官房 国民保護ポータルサイト
・Jアラートの概要(PDF形式)
・全国瞬時警報システム(Jアラート)の概要(消防庁)
・Team7043
2月10日、関東総合通信局は免許を受けずにアマチュア無線局を開設し、電波法第4条第1項の規定に違反した静岡県駿東郡小山町在住の第四級アマチュア無線技士の資格を持つ無線従事者に対して、その業務に従事することを17日間停止する行政処分を行った。本件は、同総合通信局の電波監視により、神奈川県内での電波法違反行為が発覚したものである。
関東総合通信局が発表した内容は次のとおり。
総務省関東総合通信局は、電波監視の結果、電波法(不法開設)に違反した無線従事者に対して、無線従事者の従事停止の行政処分を行いました。
1.違反の概要および行政処分の内容
被処分者: 静岡県駿東郡小山町在住の男性(59歳)
違反の概要:
神奈川県内において、免許を受けずにアマチュア無線局を開設・運用し、電波法第4条第1項の規定に違反した。
処分の内容:
無線従事者(第四級アマチュア無線技士)としてその業務に従事することを17日間停止する。
2.法的根拠
無線従事者の従事停止処分は、電波法第79条第1項に基づくものです。
電波法(昭和25年法律第131号)(抜粋)
第4条第1項
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下略)
第79条第1項
総務大臣は、無線従事者が次の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は3箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
一 この法律若しくはこの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したとき。 (以下略)
関東総合通信局は「電波利用秩序の維持を図るため、今後も着実な電波監視を行い、電波法違反に対しては厳正に対処してまいります」と説明している。
↓この記事もチェック!
<「免許をもっていても電波法違反です」と明記>総務省、「アマチュア無線は仕事に使えません!」ページ開設&リーフレット作成
<取り締まり対象者を明確化>総務省がアマチュア局の免許人(約35万通)に注意喚起ハガキ「-重要- アマチュア無線は仕事に使えません!」を送付
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク: 関東総合通信局 電波法違反の無線従事者に行政処分(令和5年2月10日付)-無線従事者の従事停止処分-
「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時に再放送も行われるようになった。
2023年2月12日に放送された第528回の特集は「移動運用、準備編」。ハムのラジオのレギュラー陣でPOTA/SOTAアクティベーションの移動運用を検討中だが、今回はその準備の様子を紹介するという内容。番組内ではブーベ島DXペディションの話題にも触れているが、番組収録時点(2月6日)の情報なので注意が必要だ。
公開されたポッドキャスト音声は約47分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第528回の配信です
先週のアクセスランキングで1位となったのは、アマチュア局の開局や再免許、変更届けなど電子申請での手続きが約66%(令和3年度)と言われるなかで、いまだに書面(用紙)での「新規開設(開局)」と「再免許」を行った申請者に対し、総務省総合通信基盤局電波部移動通信課が“電子申請を行わなかった理由”を問う、「アマチュア無線局の免許手続きにおいて書面申請をされた皆様へ、電子申請に関する調査へのご協力依頼」と題するアンケートを昨年(2022年)12月下旬から行っているという話題。国が進める“デジタル原則”の推進に関連して、総務省は令和7(2025)年1月に総合無線局監理システムの更改を行い、アマチュア局を含む免許状の交付をすべてデジタル化する計画を進めている。
続く2位は、トルコ共和国の南東部で現地時間の2023年2月6日午前4時17分(日本時間:6日午前10時17分)ごろ発生したマグニチュード7.8の地震に伴い、現地ではアマチュア無線による非常通信が行われる可能性があり、トルコのアマチュア無線関係者は「28.540MHz」、IARU(国際アマチュア無線連合)第1地域は「3.777MHz、7.092MHz」を、それぞれクリアにしてほしいと呼び掛けているというニュース。同国および周辺国で多数の死傷者が出ている模様で、2月12日の報道ではトルコと隣国のシリアで合わせて2万8000人を超える死者が確認されている。3.777MHzは日本のアマチュア無線バンド外だが、7.092MHzと28.540MHzの2波はJAで発射した電波も時間帯やコンディションによってはトルコへ到達する。非常通信の妨げにならないようクリアにすることを心掛けたい。
3位は「<改正した省令・告示等は今年3月に公布、3月と9月に分けて施行へ>総務省、「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用等に係る制度改正案に対する意見募集」の結果と電波監理審議会の答申を公表」。総務省総合通信基盤局電波部が、昨年(2022年)11月17日から1か月間実施してきた「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用等に係る制度改正案に対する意見募集」の結果と、同日開催された電波監理審議会からの「原案を適当する」旨の答申を2023年2月8日の夕方公表したことを伝える記事。“アマチュア無線の制度が大きく変わる”という内容のため、期間中に意見を提出したのは183者(JARL、JARD、日本無線協会など法人・団体:8、個人:175)に及び、意見内容は多岐にわたっている。同省は同日(2月8日)に開催された電波監理審議会に改正案を諮問、「原案を適当とする」旨の答申を受けたことから今後速やかに関係規定の整備を進めていくとしている。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<国が進める“デジタル原則”を推進>総務省、書面によるアマチュア局の新規開設と再免許申請者に「電子申請しなかった理由」を問うアンケート実施
2)<7.092MHz、28.540MHzをクリアに!>トルコのM7.8大地震で同国のアマチュア無線家とIARUが「非常通信用周波数」を告知
3)<改正した省令・告示等は今年3月に公布、3月と9月に分けて施行へ>総務省、「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用等に係る制度改正案に対する意見募集」の結果と電波監理審議会の答申を公表
4)<操作部&本体のデュアルスピーカーシステムを採用>八重洲無線、144/430MHz帯のフラッグシップ・モービル機「FTM-500Dシリーズ」を発表
5)<チームを乗せた船舶の現在位置を確認>33年ぶりのオンエアーに期待! ブーベ島「3Y0J」DXペディションまもなく上陸・運用へ
6)<JARL、JAMSATほか多くの無線家個人が意見提出>総務省、「2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方(案)に係る2回目の意見募集の結果」を公表
7)<IC-905/IC-PW2の講演中止、法人向け通信機器を展示>2月18日(土)の「アイコムフェア in 東京木場」は内容を大幅変更し “予約不要” に
8)<大分県警察本部保安課ほか警察署2署と共同取り締まり>九州総合通信局、車両や自宅に不法無線局(アマチュア無線、市民ラジオ)を開設した容疑で男2人を摘発
9)<奈良市の路上で不法局の取り締まり>近畿総合通信局、不法市民ラジオ(ハイパワー市民ラジオ)を開設していた男を警察署へ告発
10)<取り締まり対象者を明確化>総務省がアマチュア局の免許人(約35万通)に注意喚起ハガキ「-重要- アマチュア無線は仕事に使えません!」を送付
日本における、2023年2月1時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。1エリア(関東管内)の関東総合通信局と、9エリア(北陸管内)の北陸総合通信局からから更新発表があった。なお、関東合通信局管内の1エリアは、JK1のサフィックスファーストレター「R」が終了し、「S」へ割り当てが移っている。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
2月8日、九州総合通信局は大分県大分市ほかにおいて、大分県警察本部保安課、大分中央警察署、臼杵津久見警察署とともに不法無線局の取り締まりを行い、免許を受けずに不法市民ラジオの無線機を設置し、不法無線局を開設していた容疑で大分県速見郡在住の男と、トラックと自宅に無線機を設置して免許状に記載された周波数を逸脱してアマチュア無線局を運用していた大分県佐伯市在住の男をそれぞれ摘発した。
九州総合通信局が発表した内容は以下の通り。
九州総合通信局は、2月8日、大分県警察本部保安課および大分中央警察署なたびに臼杵津久見警察署と共同で大分県大分市ほかにおいて、車両および被疑者宅に開設された不法・違反無線局の取り締まりを行い、2名を電波法違反容疑で摘発しました。
【容疑の概要】
1.免許を受けずに不法市民ラジオの無線機を設置し、不法無線局を開設した容疑(トラック1)
・開設していた無線局の種類、局数: 不法市民ラジオ(CB) 1局
・被疑者: 大分県速見郡在住(職業:トラック運転手)の男性(55歳)
2.免許状に記載された周波数によらずに無線局を運用した容疑(トラック2および被疑者宅)
・違反して運用していた無線局の種類、局数:
アマチュア無線 1局(トラック2および被疑者宅に無線機を設置)
・被疑者: 大分県佐伯市在住(職業:トラック運転手)の男性(55歳)
【設置されていた無線機など】
【参考】適用条文(抜粋)
・電波法第4条
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(一部略)
・電波法第53条
無線局を運用する場合においては、無線設備の設置場所、識別信号、電波の型式及び周波数は、その無線局の免許状に記載されたところによらなければならない。(一部略)
・電波法第110条
次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
第1号 第4条の規定による免許がないのに、無線局を開設した者(一部略)
第5号 第53条の規定に違反して無線局を運用した者(一部略)
(第2号から第4号及び第6号以下略)
九州総合通信局は「電波利用秩序の維持を図るため、今後ともこのような不法無線局の開設者に対して捜査機関の協力を得ながら厳格に対処していきます」と説明している。
↓この記事もチェック!
<「免許をもっていても電波法違反です」と明記>総務省、「アマチュア無線は仕事に使えません!」ページ開設&リーフレット作成
<取り締まり対象者を明確化>総務省がアマチュア局の免許人(約35万通)に注意喚起ハガキ「-重要- アマチュア無線は仕事に使えません!」を送付
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク: 九州総合通信局 トラック及び被疑者宅に開設された不法・違反無線局を摘発
世界規模のRTTYコンテストとして有名な、US CQマガジン主催の「The 2023 CQ World-Wide WPX RTTY Contest」が、日本時間の2023年2月11日(土・祝)9時から2月13日(月)8時59分までの48時間にわたり開催される。最終得点が、QSO得点合計に異なるプリフィックスの数を乗じて算出されるため、聞きなれないプリフィックスで参加するDX局が多いのも特長だ。
日本時間の2023年2月11日(土・祝)9時から2月13日(月)8時59分までの48時間、US CQマガジン主催のDXコンテスト「The 2023 CQ World-Wide WPX RTTY Contest」が、80/40/20/15/10mの各バンドで開催される。
「WPX」という冠が付くとおり、QSO得点合計に異なるプリフィックスの数を乗じて最終得点となるため、より多くの局から呼ばれるように珍しいプリフィックスで参加するDX局も少なくない。
コンテストのナンバー交換は「RST符号による相手局のシグナルレポート」+「001形式」(JA局同士もOK)。ログの提出期間は、日本時間の2月18日(土)8時59分必着。コンテスト参加前に下記関連リンクから主催者のWebサイトにアクセスし、公式ルールを確認してほしい。
●関連リンク:
・The 2023 CQ World-Wide WPX RTTY Contest規約(英語)
・The 2023 CQ World-Wide WPX RTTY Contest規約(日本語/PDF形式)