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hamlife.jp (2024/11/24 22:35:36)
現在データベースには 6119 件のデータが登録されています。
日本における、2021年3月13日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。1エリア(関東管内)の関東総合通信局からコールサイン発給状況の更新発表があった。なお、いまだ2エリア(東海管内)の東海総合通信局が「1月13日時点」を最後に2か月間、0エリア(信越管内)の信越総合通信局が「昨年12月1日時点」を最後に3か月半ほど、コールサイン発給情報の更新発表を行ってない。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
株式会社電波社のアマチュア無線誌「HAM world(ハムワールド)」2021年5月号が、3月19日(金)に刊行される。今号の特集は「個性派ハムの運用スタイルに学べ! 充実のシャック構築ノウハウ」、第2特集は「仕組みがわかればもっと効率よく送信できる! アンテナチューナー 完全マスター」。そのほか「中国製の格安スペアナによる無線機器等の測定方法」「ドローンでショップを空撮」「動く無線ルーム!憧れのキャンピングカー」など盛りだくさんな内容だ。価格は909円+税。
電波社の「HAM world」は同社の月刊誌「ラジコン技術」の増刊として、2015年9月にVol.1、2016年2月にVol.2、6月にVol.3、9月にVol.4、12月にVol.5、2017年3月にVol.6、6月にVol.7、9月にVol.8、12月にVol.9、2018年3月にVol.10、6月にVol.11、9月にVol.12、そしてVol.13から独立創刊を果たし“月号表記”となり、12月に2019年2月号、3月に2019年5月号、6月に2019年8月号として3か月に1回のペースで刊行。
そして、2019年11月号からは隔月刊(2か月ごと)で発行されるようになって、今回の2021年5月号でシリーズ24冊目を数えるアマチュア無線専門誌だ。
記事内容など概要は下記の通り。
★「HAM world」2021年5月号の概要
◆発売日: 2021年3月19日(金)全国書店発売
◆定価: 909円+税
◆発行: 株式会社電波社
◆体裁: A4 平綴じ
◆記事内容: 下記の通り
★「HAM world」2021年5月号の概要
<特集:デジタルモード運用のための準備・設定・交信法 実践!世界を狙えるFT8>
・目指せDXCC! FT8なら相手局はワールドワイド
・IC-705のファームアップがアップデート
・とにかくやってみよう! FT8での交信方法
・FT8運用までの準備
・デジタルモードとWebサービス
・公園から運用! Parks On The Airがスタート
<第2特集:仕組みがわかればもっと効率よく送信できる! アンテナチューナー 完全マスター>
・AH-705+IC-705でHFお手軽運用にチャレンジ
・野外用オート・アンテナチューナー(ATU)の動作原理を知りうまく使おう
<注目の記事>
・中国製の格安スペアナによる無線機器等の測定方法
・50MHzプリアンプの製作
・ドローンでショップを空撮
・動く無線ルーム! 憧れのキャンピングカー
・無線機ミュージアム・ジーガム505
<単発記事>
・無線機修理日記
・D-STAR完全マスター
・アマ無線面白ヒストリー
・UNEクワッドを小型化したFolded UNEループアンテナの製作
・430MHzハンディ機直付4素子円ループアンテナの製作
・HF~VHF マルチバンドアンテナ製作記
・世界の短波放送を聴こう!
・アマチュア無線局の免許手続き
・読者の広場「シモウマ・ラウンジ」
・使ってみました! TH-D74
・室内の同軸ケーブル処理のアイディア
・電波障害 その対策
・Nano VNAを使った製作 500Wダミーロードの製作
・マイクロバードアンテナ カウンターポイズの設置の工夫
・極めろ! フリラ道
・読者モニタープレゼント
・JARL NOW
同誌の確実な予約・購入には下のAmazonリンクが便利だ。
※以下は「HAM world」創刊号(Vol.1)から2021年3月号までのバックナンバー。プレミアム価格で取り引きされている号もある
●関連リンク: 株式会社電波社
神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。
2021年3月5日の第111回放送は、JK1BAN 田中氏の「今週の活動報告」はリスナーからのメール紹介。JH1OSB 小濱氏の「無線は自作でより楽しくなる」はリスナーからのメール紹介。小濱氏が予定していた話題は次回送りとなった。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QSY 第111回放送
・QSYゆるーく無線を楽しむ(YouTube)
・QSY 番組案内ページ
電波新聞社出版部は、2021年3月18日(木)に季刊誌「電子工作マガジン」2021年春号を刊行する。同誌は1999年で休刊となった月刊誌「ラジオの製作」の流れを汲むエレクトロニクスのホビー誌で電子工作記事が満載されている。今号は通巻50号記念特大号として32ページ増となっている。また今号から新連載「ライセンスフリー無線を始めよう」がスタートした。価格は据え置きの1,430円(税込)。
hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。「電子工作マガジン」は、電気、電子業界の日刊紙として知られる電波新聞社が年4回刊行しているエレクトロニクスのホビー誌(定期刊行されている、唯一の電子工作入門雑誌)。かつてBCLやハム、オーディオ、マイコン、エレクトロニクスの入門誌として青少年の人気を集めた「ラジオの製作」の流れを汲む。記事内には随所に懐かしい“ラ製テイスト”が溢れている。
今号は通巻50号の記念号として32Pの増ページとなっている。50号記念企画としてはJARL東京都支部長の澤田倉吉氏(JG1DKJ)へのインタビュー「無口な中学生が人前で話ができるようになった、市民ラジオから始まった無線人生」や、特別寄稿として須藤達也氏の「英語放送で実践!BCL で英語学習をしよう」、高畑依実氏の「カナダ・オンタリオ州コミュニティラジオ 1059 The region で英語ラジオニュース聴取に挑戦」を掲載している。
さらに今号から南雲圭一氏(チヨダAB20)による「ライセンスフリー無線を始めよう」の連載がスタート。またチャレンジ!電子工作大作戦コーナーではPCN 秋葉原の槇野汐莉さん(JH1RNQ)が「虹色に光るバラを作ろう」という製作記事を執筆している。そのほか無線・BCL関係では「作って使う楽しみがある面白モールス通信練習器」「SANGEAN から最新型BCL ラジオ」「アマチュア無線の変化と春の開局プラン」といった記事もある(目次写真参照)。
また同誌は「ラジオの製作」(1999年で休刊)創刊65周年記念として、1981~2003年まで同社が発行し“マイコン少年”を熱中させた「マイコンBASIC Magazine」を復活(編集体制変更のため、別冊付録ではなく本誌記事内のコーナーに掲載)。今回は読者投稿のプログラム紹介のほか、「IchigoJam R 登場」「人感センサーを使ってみよう」などの記事を掲載している。
同書の購入は下記のAmazonリンクが確実だ。
●関連リンク:
・電子工作マガジン(電波新聞社)
・電子工作マガジン Facebookページ
・電波新聞社
2021年3月14日(日)12時から21時までの9時間、アマチュア局とSWLを対象に3.5/7/14/21/28/50/144/430MH/1200z帯(JARL主催コンテスト周波数を準用)で、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)中国地方本部主催の「第2回 オールJA4コンテスト」が開催される。なお、昨年開催の第1回は開催時間が12時間だったが、今回は3時間短くなり9時間に変更されている。
参加資格は日本国内のアマチュア局とSWL。交信対象は4エリアの局が日本国内で運用するすべての局、その他の局が4エリアで運用する局となる。
ナンバー交換は、4エリアの局(管内局)は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「市区郡ナンバー」、4エリア以外の局(管外局)は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「都府県・地域などのナンバー」となる。
得点は各バンドごとに異なる局との交信1点で、相手局のログと照合できれば1点追加され2点。同一バンドで電信、電話それぞれ1交信ずつ有効(電話・電信ともに同じポイント)。マルチは4エリアの局が4エリアの異なる市区郡および異なる都府県支庁の数。4エリア以外の局は、4エリア内の異なる市区郡の数。コンテスト中、マルチが異なる運用場所への移動は禁止。
提出書類はJARL制定のサマリ-・ログシ-ト。または、これと同形式、同サイズ(A4)サイズのもの(左上を綴じる)。交信局数が1バンド100局以上の場合は、交信局の重複確認資料(A4サイズのチェックリストで記載形式は自由)を提出すること。なお、本コンテストは、第3回までは郵送を受付けるが、第4回以降は電子ログのみでの受け付けとなる。
なお「電子ログ’(Web)※強く推奨します」としている。紙ログ、電子ログともに、ログ提出は3月22日(月)まで(消印有効)。詳しくは「第2回 オールJA4コンテスト規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・第2回 オールJA4コンテスト規約
・オールJA4コンテスト ログアップロード
・JARL中国地方本部
東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2012年からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2021年3月4日夜に放送した第461回分がアップされた。
2021年3月4日(第461回)の特集は「最近の話題」。まず番組主催で3月1日からスタートした「第1回QRL QSOパーティ」の参加呼びかけ、続いてアイコムのID-52の出荷が再開したという案内、JARL理事会報告から「QSOパーティ」で参加記念の十二支ステッカーを二巡目、三巡目、四巡目と収集した場合に特別仕様の達成記念盾を頒布するという方針、JARLが推奨するD-STAR以外のデジタル通信方式によるレピータの導入についてワイヤレスネットワーク委員会に検討を諮間といった内容を紹介した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
↓この記事もチェック!
<「手書きのログ」や「10分を超える交信」などに付加点を付与>3月1日(月)から20日間、得点の加点方法がユニークな「第1回 QRL QSOパーティ」開催
●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第461回放送
・QRL Facebookページ
総務省は2021年3月10日夕方、電波利用ホームページに「アマチュア無線の社会貢献活動での活用に係る基本的な考え方」と題した資料を掲載した。この日の朝に電波法施行規則の改正等が行われ「アマチュア無線の社会貢献活動での活用」「小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大」が施行されたことに基づくもの。同資料には「制度の趣旨について」「社会貢献活動等について」「アマチュア無線の使用にあたって」「実際の活動にあたって」「電波法令違反等の対応について」など全6ジャンル17項目をQ&A形式で掲載している。
こちらの記事も参考に↓(2021年3月10日掲載)
<3月10日の官報に掲載>総務省が「アマチュア無線の社会貢献活動での活用」「小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大」をきょうから施行
アマチュア無線は3月10日から、アマチュア無線家が行う営利を目的としない社会貢献活動やボランティア活動の通信にも利用できるようになり、無資格者の小中学生は家族(三親等以内)が開設するアマチュア局や所属する学校クラブ局などから体験運用ができるようになった。いずれも特別な申請や届け出は不要となっている。
しかし、特に社会貢献活動やボランティア活動におけるアマチュア無線の利用については、先に行われた法改正案の意見(パブリックコメント)募集でも、アマチュア無線家からさまざまな疑問や不安が寄せられていた。
そこで総務省は改正法令の施行に合わせ、アマチュア無線家の参考になるように、電波利用ホームページに「アマチュア無線の社会貢献活動での活用に係る基本的な考え方」と題した資料を掲載した。掲載項目は下記のような6ジャンル17項目で、いずれもQ&A形式で説明している。
★制度の趣旨について
(1)アマチュア無線が社会貢献活動等で活用できるようになりますが、制度改正の概要を教えてください。
(2)これまでのアマチュア無線による「非常通信」が変わるのでしょうか。
★社会貢献活動等について
(3)本制度の社会貢献活動等とは、どのような活動でしょうか。
(4)本制度の社会貢献活動等に該当しない活動には、どのようなものがあるでしょうか。公共事業や復興事業であれば、企業等の営利法人等の営利活動のために行う通信であっても、アマチュア無線の使用が認められるでしょうか。
(5)アマチュア無線局免許人は、社会貢献活動等をすることを強制されるのでしょうか。アマチュア無線の定義では「もつぱら個人的な無線技術の興味よつて行う」とされています。
★アマチュア無線の使用にあたって
(6)アマチュア無線を使用するために必要な資格はありますか。
(7)アマチュア無線を社会貢献活動等で使用する場合に、総務省(総合通信局等)への申請や届出等の手続は必要ですか。また、社会貢献活動等に参加する場合に、自治体やイベント主催者等との協定や合意等が義務付けられているのでしょうか。
(8)社会貢献活動等によるアマチュア無線の使用にあたり、どのようなルールがあるでしょうか。
(9)社会貢献活動等を行うために使用する無線は、アマチュア無線に限られることになるのでしょうか。
(10)社会貢献活動等を行う通信として推奨される無線システムはありますか。
★実際の活動にあたって
(11)社会貢献活動等によるアマチュア無線の使用において「金銭上の利益のためでなく」とは、無償で行うものをいうのでしょうか。
(12)NPO法人等の非営利法人等の職員等が、当該法人の事業のためにアマチュア無線を使用することはできますか。
(13)国又は地方公共団体等の公務員が、国又は地方公共団体等が実施する事業に係る地域活動のためにアマチュア無線を使用することはできますか。
(14)イベントの主催者や業務請負者が営利法人等である場合に、アマチュア無線を使用することができますか。
(15)消防団が行う活動や鳥獣被害対策事業等の活動に関する通信として、アマチュア無線を使用することはできますか。以前、総務省からはアマチュア無線の使用はできないと説明がありましたが、考え方に変更があったのでしょうか。
★電波法令違反等の対応について
(16)本制度に関係して電波法令に違反して運用する無線局を確認しましたが、どうすればよいですか。
★アマチュア無線関係団体の取組みについて
(17)アマチュア無線関係団体は、本改正にあわせてどのような取組みをされていますか。
なお総務省は「本資料は、あくまでも現時点での一般的な考え方等を示すものであり、個別事案に対する考え方等は、当該事案における事実関係を前提にし、事案ごとに法令の趣旨を踏まえて実質的に判断されるものであることに御留意ください。本資料における記載は、すべてを網羅的に記載したものではなく、将来における総務省の考え方等や解釈を保証するものではありません。また、必要に応じて、随時更新することとしています」と述べている。
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク: アマチュア無線の社会貢献活動での活用に係る基本的な考え方(総務省 電波利用ホームページ)
総務省は2021年3月10日、「有資格者が一定条件下で、アマチュア無線を災害ボランティア、地域ボランティア活動などの通信にも利用できる」「無資格者の小中学生は、家族が開設するアマチュア局や在籍する学校のクラブ局、学校教職員のアマチュア局から交信体験が可能」という2点を骨子とする電波法関連省令・告示を同日付の官報に掲載、いずれも即日施行された。
総務省は2020年10月、「非常災害時等のボランティア活動や国や地方公共団体等の施策で共助を背景とする地域における活動について、アマチュア無線を身近なくらしの中で活用できるよう明確化し、電波の有効利用及びアマチュア無線の地位向上を図るとともに、地域社会に貢献する」「無資格の小中学生が家庭等や学校において、有資格者の指揮・立会いの下、電波の利活用の可能性や楽しさを身近なくらしの中で体験できるようにし、ワイヤレスIoT人材育成に資する」という2つの目的で、アマチュア無線関係の制度整備を行うとして電波法関係省令および告示等の改正案を作成し、意見募集を実施した。
こちらの記事を参考に↓(2020年10月15日掲載)
<アマチュア無線の社会貢献活動での活用、小中学生の体験機会の拡大>総務省がアマチュア無線の制度整備を行うため、関係省令等の改正案を作成し意見募集を実施
この意見募集にはアマチュア無線関係のパブリックコメントとしては異例ともいえる429者から意見が提出された。その結果は2021年2月2月に総務省の考え方とともに公表。同省から諮問を受けた電波監理審議会からの「原案のとおりとすることが適当である」という答申を得たことから、関連省令と告示等の公布準備が進行していた。
こちらの記事を参考に↓(2021年2月3日掲載)
<法人・団体と個人の429者が意見提出>総務省、「アマチュア無線の社会貢献活動での活用、小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大」意見募集結果を公表
そして本日(2021年3月10日)の官報に、改正された総務省令と関連告示が掲載され、即日施行された。アマチュア無線はきょうから社会貢献活動やボランティア活動にも利用できるようになり、無資格者の小中学生は家族(三親等以内)が開設するアマチュア局や所属する学校クラブ局などから特別な手続き不要で体験運用ができるようになった。
インターネット版官報に掲載された改正規則、告示などを抜粋で紹介する。
省令の改正で「アマチュア業務」の定義が変更され「金銭上の利益のためでなく、もつぱら個人的な無線技術の興味によつて行う自己訓練、通信及び技術的研究その他総務大臣が別に告示する業務を行う無線通信業務をいう」となった
省令の改正で無資格者がアマチュア局を運用できるケースに「家庭内その他これに準ずる限られた範囲内においてアマチユア局の無線設備の操作をその操作ができる資格を有する無線従事者の指揮の下に、当該無線設備の操作を行う場合」が加わった
総務省令で改正された「アマチュア業務」で、“その他総務大臣が別に告示する業務”とされた内容(特定非営利活動、社会貢献活動、地域活動など)を告示で定めた。「なお、各号に掲げる業務には、営利を目的とする法人等の営利事業の用に供する業務は含まれない」と明記した
なお総務省は今回の改正省令と告示に合わせて、電波利用ホームページに「アマチュア無線の社会貢献活動での活用に係る基本的な考え方」を掲載するなど、周知を行っていく方針だ。
●関連リンク:
・インターネット版官報 令和3年3月10日
号外第52号(無料閲覧期間は掲載後30日間)
・電波法施行規則の一部を改正する省令案等に係る電波監理審議会からの答申及び意見募集の結果
-アマチュア無線の社会貢献活動での活用、小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大-(総務省 報道資料)
・改正の概要等 PDF(総務省総合通信基盤局電波部移動通信課)
・意見募集の結果 概要
PDF(総務省総合通信基盤局電波部移動通信課)
・「電波法施行規則の一部を改正する省令案等に係る意見募集」に対して提出された主な意見と総務省の考え方
PDF(総務省総合通信基盤局電波部移動通信課)
・電波法施行規則の一部を改正する省令案等に係る意見募集
-アマチュア無線の社会貢献活動での活用、小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大-(総務省 報道資料
2020年10月15日)
JARL長野県支部主催の「2021年ALL JA0 3.5MHz/7MHzコンテスト」が3月13日(土)と14日(日)に開催される。3.5MHz帯(3.7/3.8MHz帯を除く)は3月13日(土)21時から24時までの3時間、7MHz帯は3月14日(日)8時から12時までの4時間にわたり行われる。バンドごとに開催日時が異なる点に注意してほしい。
JARL長野県支部主催の「2020年ALL JA0 3.5MHz/7MHzコンテスト」は、「3.5MHz個人局電信」「3.5MHz個人局電信電話」「7MHz個人局電信」「7MHz個人局電信電話」「3.5MHzSWL」「7MHzSWL」の6部門に分かれ、国内局同士の交信も有効。ナンバー交換は「RS(T)による相手局のシグナルレポート」+「001形式(RSTに続く001からの連番)」となる。なお、社団局であってもシングルオペレータなら参加できる。
管内局、管外局ともルールは共通で、0エリア管内局との交信は3点、管外局との交信1点。マルチプライヤーは自局が管内局(0エリアの局、および0エリアに移動の局)の場合は異なるプリフィックスの数、自局が管外局の場合は、異なる0エリアの呼出符号の局および、0エリア内から運用する局のみのプリフィックスの2文字目とラストレターの組み合わせの数となる。
ログ提出は3月31日(水)まで(消印有効)。詳しくは下記関連リンクからJARL長野県支部「2021年ALL JA0 3.5MHz/7MHzコンテスト規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・2021年ALL JA0 3.5MHz/7MHzコンテスト規約
・JA0コンテスト表彰規定の変更について(2017年~)
・JARL長野県支部
一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)が各地で開催している「第三級アマチュア無線技士」養成課程講習会(短縮コース)の、2021年4月期の開催日程を紹介する。
●2021年4月の第三級短縮コース開催日程
東京都豊島区/JARDハム教室(4月8日開催)○
東京都豊島区/JARDハム教室(4月24日開催)○
大阪府富田林市/富田林市市民会館(4月25日開催)○
香川県丸亀市/城乾コミュニティセンター(4月25日開催)※受付締切
北海道札幌市/札幌市清田区民センター(4月4日開催)○
※受講申込締切日:開講日1週間前の日(その前に定員に達したときは定員に達した日)
〇印は下記リンク先にてWeb申し込みが可能
第三級短縮コースは、第四級アマチュア無線技士の無線従事者資格を取得している者が対象。法規4時間、無線工学2時間の講習を受け、当日行われる修了試験に合格すると3アマの無線従事者免許証を手に入れることができる。JARDによると平成23年度の実績は受講者数:4,651名で、合格率は99.0%。受講費用や申し込み方法などの詳細は下記関連リンクで。
なおJARDでは2017年4月から、4アマ資格のない者でも自宅等からインターネットに接続したパソコンを使って学習ができる「eラーニング方式」の養成課程(3アマ標準コース)を随時開講している。最短なら申し込みの翌日から受講を始められる。修了試験受験者の合格率は100%。詳細はJARDのWebサイトで。
●関連リンク: 一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会