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hamlife.jp (2024/11/23 14:05:24)
現在データベースには 6117 件のデータが登録されています。
先週のアクセスランキング1位は「<437.80MHzを受信してみよう>国際宇宙ステーション(ISS)に次世代のアマチュア無線システム設置、144/430MHz帯のクロスバンドレピータが運用開始」。国際宇宙ステーション(ISS)で、アップリンク145.99MHz(CTCSSトーン67Hz)、ダウンリンク437.80MHzというFMクロスバンドレピータの運用が開始されたというニュースだ。ISSが日本列島上空を通過するタイミングで、多く無線家がレピータへのアクセスに挑戦! 一瞬のチャンスをものにして、交信に成功した局が増えている。一方、ISSからのダウンリンク周波数437.80MHzの受信は、条件さえよければハンディ機でもOKということで、受信に成功した喜びの声がブログやTwitter、Facebookなどで盛り上がりをみせている。
KENWOOD elec(JAPAN)の9月3日付けツイートより
続く2位は、総務省が「情報通信統計データベース」で令和元年度末(2019年3月31日現在)における「資格別 無線従事者免許取得者数の推移」を発表し、そのデータから、アマチュア無線技士の有資格者総数は昨年度から18,397名増加の3,503,773名で、うち89.39%を第四級アマチュア無線技士が占めていることが判明した情報。第一級アマチュア無線技士の前年度比の増加率は1.52%(合格率は35.3%)と前年よりも増加率で0.44ポイント、国試合格率で7.00ポイントそれぞれ悪化したほか、国試合格者数は523名と過去9年間で最低となった。なお、同統計は資格を複数所有する場合もそれぞれの保有資格でカウントされている。あわせて、令和元年度における総務省認定の各団体が行ったアマチュア無線技士養成課程講習会(eラーニング養成課程を含む)の修了者数も紹介している。
令和元(2019)年度における4つのアマチュア無線技士資格の割合
3位は、熊本県在住のラジオ遠距離受信(BCL)ビギナー女子、星岡李里さんがYouTubeを使って2020年9月11日からスタートした番組に関する記事。その名も「李里のHAPPY BCL RADIO-気軽にBCLを楽しむひととき-」が話題になっている。「ラジオ放送遠距離受信を始めたばかりの私が、日々どのようなBCLライフを送っているのかを紹介しつつ、BCL好きの方々と交流しながら作っていく番組です」と李里(Riri)さん。週1回程度のペースで配信を計画中だということで、「単にラジオ放送を楽しむだけでなく発信する側になりたいとずっと憧れていました。今年のコロナ禍で自宅で過ごす時間が増え、BCLを始めてTwitterで交流していくなかで、今なら発信できるツールがあり、時間も十分あるので思い切って番組づくりを始めようと思い立ちました」と番組スタートのきっかけを話してくれた。
2020年9月11日からYouTubでスタートした番組「李里のHAPPY BCL
RADIO-気軽にBCLを楽しむひととき-」
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<437.80MHzを受信してみよう>国際宇宙ステーション(ISS)に次世代のアマチュア無線システム設置、144/430MHz帯のクロスバンドレピータが運用開始
2)<1アマ国試の合格率は7ポイント悪化し35.3%>総務省、令和元年度末の「資格別 無線従事者免許取得者数の推移」を公表
3)<ラジオ遠距離受信(BCL)ビギナー女子>星岡李里のおしゃべりタイム、「李里のHAPPY BCL RADIO-気軽にBCLを楽しむひととき-」YouTube番組スタート
4)<野外からIC-705とRaspberry PiでFT8を楽しむ>「月刊FBニュース」、8本の連載とニュース2本をきょう公開
5)<PDF版カタログも同時公開>アイコム、新製品「ID-52」の製品情報を公式サイトに掲載
6)<新たに「FT-991/M/S」の技適を同一番号で再取得>八重洲無線、「1.9MHz帯の拡大および電波型式追加に伴う同一番号認証取得について」を更新
7)<アナログBCLラジオ用のマーカー発振器、nanoVNAでアンテナVSWR測定ほか>電波新聞社が季刊誌「電子工作マガジン」2020年秋号を刊行
8)<特集は「HF運用お役立ちガイド」、別冊付録は「FT8運用マニュアル 2020年最新版」>CQ出版社が月刊誌「CQ ham radio」2020年10月号を刊行
9)<海上保安庁と共同取り締まり>北陸総合通信局、漁船2隻に免許がないアマチュア無線機を設置し不法局を開設した疑いで男を告発
10)<10月号特集関連の動画を公開中>「CQ ham radio」編集部が公式YouTubeチャンネルを開設
株式会社ゆうちょ銀行と日本郵便株式会社は、郵便局の窓口で行っている「外貨両替」の取り扱いを2020年12月30日(水)をもって終了することを発表した。今後は各都道府県に数店舗ずつある「ゆうちょ銀行直営店」のみでの取り扱いとなる。海外局とのQSLカード交換のため1ドル札(いわゆるグリーンスタンプ、GS)を郵便局で入手していたアマチュア無線家は注意が必要だ。また同日をもって一部の郵便局の窓口での国際送信の取り扱いも終了となる。
アマチュア無線家が海外局と交信した際、QSLカードを迅速に入手する方法の1つとして、“自局のQSLカードと一緒に、住所を記した返信用封筒と返信送料に相当する米ドル札を入れてエアメールで送る”(いわゆる「SAE+GS」)という方法が、昔からDXerの間でポピュラーに行われている(最近はGSに頼らないOQRS、IBRSといった手段や、LoTWやeQSLなどの電子認証、電子QSLも利用されている)。
その「1ドル札」の簡単な入手手段として、“地元の郵便局(集配局)で外貨両替を申し込む”という方法を使っているDXerは多いと思われるが、残念なことに2020年12月30日(水)をもって郵便局の窓口における外貨両替の取り扱いが終了になると発表された。マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与防止に向けた態勢強化の一環という。
来年から、郵便局で外貨両替ができるのは「ゆうちょ銀行直営店」が入っている局(各都道府県に数店舗)に限られるので十分注意が必要だ。詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・プレスリリースPDF「外貨両替および国際送金に関するお取り扱いの変更について」
・ゆうちょ銀行直営店一覧
・QSLカード(Wikipedia)
2020年9月22日(火・祝)15時から18時までの3時間にわたり、No.5ハムクラブ(元JF1YOZ)主催による「第29回 ふるさとコンテスト」が、1.9MHz~10GHz帯の各アマチュアバンド(3.8/10/18/24MHz帯を除く)の電信、電話で行われる。開催時間の短縮が図られ、周波数別の運用時間帯分割も取り止めとなっているので注意してほしい。
「ふるさとコンテスト」は、異なる町、村(地方自治体としての町村)、および都府県支庁の数がマルチになるため、固定局が存在せず、アクティビティが低い珍しいポイントからオンエアーする参加局が多いことでも有名なコンテストだ。
交信対象は日本国内の全アマチュア局。ナンバー交換は町村部の局が、「RS(T)による相手局のシグナルレポート」+「都府県支庁ナンバー」+「町名、村名」。同一都道府県内に同一名称の町村が存在する場合に限り郡名も送る。それ以外の局(東京23区、および市の局)は、「RS(T)による相手局のシグナルレポート」+「都府県支庁ナンバー」となる。
なお、町村部の局との交信を都府県支庁マルチとすることはできないほか、個人局のゲストオペレーターによる運用は認められない。
ログ提出は郵送のみで10月22日(木)まで(当日消印有効)。結果を希望する場合はSASEを同封すること。詳しくは、下記の関連リンクから「第29回 ふるさとコンテスト規約」で確認してほしい。
「第29回 ふるさとコンテスト」の規約(一部抜粋)
●関連リンク:
・第29回 ふるさとコンテスト規約
・No.5ハムクラブ
日本における、2020年9月19日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。1エリア(関東管内)の関東総合通信局からコールサイン発給状況の更新発表があった。今回で1エリアは、9月に入って3回目の更新となる。一方、2エリア(東海管内)は7月16日を最後に、6エリア(沖縄管内)は7月31日を最後に、0エリア(信越管内)は7月1日を最後に、それぞれの総合通信局(沖縄総合通信事務所を含む)から未だコールサイン発給状況の更新が行われていない。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
●関連リンク:
・The Enigma of Japanese Call Sign System
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?
東北総合通信局は宮城県加美警察署と共同で車両に開設した不法無線局の取り締まりを実施し、宮城県加美郡色麻町において不法無線局(不法アマチュア無線)を開設していた秋田県大仙市在住の運転手を電波法違反の容疑で摘発した。
「令和2年度電波利用環境保護活動用」のPRポスターに、元グラビアアイドルで現在は女優やタレントとして活躍している「壇蜜」が起用された
東北総合通信局が発表した内容は次のとおり。
東北総合通信局は、9月17日(木)、宮城県加美警察署と共同で、宮城県加美郡色麻町内において車両に開設した不法無線局の取り締まりを実施し、1名を電波法違反容疑で摘発しました。
1,被疑者の概要等
勤務先の車両に不法アマチュア無線局を開設していた秋田県大仙市在住の男性運転手(64歳)
2.適用法令
(1)電波法第4条第1項(無線局の開設)
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下略)
(2)電波法法第110条第1号(罰則)
次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
一 第4条第1項の規定による免許(中略)がないのに、無線局を開設した者
3.共同取り締まり件数および摘発件数の令和2年度累計 (令和2年9月17日現在)
(1)共同取り締まり件数 6件
(2)摘発件数 2件
なお東北総合通信局は「電波利用環境保護のため、今後も捜査機関の協力を得て、不法無線局の取り締まりを行っていく方針です」と説明している。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク: 東北総合通信局 電波法違反の容疑で1名を摘発-宮城県加美警察署と共同取締り-
2020年9月21日(月・祝)21時から24時までと、22日(火・祝)6時から12時までの2回に分割して、JARL東海地方本部主催「第15回 愛・地球博記念コンテスト」が、1.9/3.5/7/14/21/28/50/144/430MHz帯および1200MHz帯以上の各アマチュアバンドの電話と電信で行われるほか、D-STAR部門のエントリーもある。中日新聞社の後援により、上位入賞者には「中日新聞社賞」が贈呈される。継続の特別企画として、2020年度も「モリゾー&キッコロ」の種目参加局には抽選で記念品が贈られる。
このコンテストは2005年3月25日から9月25日までの185日間にわたり「2005年日本国際博覧会(愛・地球博)」が愛知県名古屋東部丘陵で開催され、全国から訪れた参加者や多くのボランティアの心の中に「愛・地球博」の記憶をいつまでもとどめておくためにJARL東海地方本部が毎年行っているものだ。
日本国内の陸上で運用するアマチュア局およびSWLが対象で、呼び出し方法は電話の場合「CQ AIコンテスト」または「CQ 愛コンテスト」。電信の場合は「CQ AI TEST」。ナンバー交換は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す都府県支庁ナンバー」となる。
種目の中には、20歳以下の子と、その父母または祖父母の2名で、子のコールサインを使って参加するマルチオペの「モリゾー&キッコロ」が設けられている。
なお、前回同様に9月21日(月・祝)開催のJARL関西地方本部主催「第50回 XPO記念コンテスト」との共同企画で、両方に参加しそれぞれに書類を提出することで特別ルールが適用されるほか、サマリーシートなどを提出する際に84円切手貼付の返信用封筒を同封すると、参加賞を発行(電子メールで書類を提出した場合には別途封筒を送付すること)。また、継続の特別企画として「モリゾー&キッコロ」の種目参加局には抽選で記念品が贈られる。
専用Webサイトによる電子ログ提出は下記のQRコードから。専用Webサイトから書類を提出すると簡易的なログチェックや即時受理通知も受けられる。
ログ提出の締め切りは、郵送または電子ログ提出で10月21日(水)まで(当日消印有効)。詳しくは「第15回愛・地球博記念コンテスト規約」で確認してほしい。
「第15回愛・地球博記念コンテスト」の規約(一部抜粋)
●関連リンク:
・第15回 愛・地球博記念コンテスト規約
・JARL東海地方本部主催コンテストホームページ
・JARL東海地方本部主催コンテストログ提出用Webサイト
・JARL東海地方本部
・愛・地球博(愛知万博)森の精「モリゾー」と「キッコロ」
アイコム株式会社は2020年9月18日、HF~430MHz帯ポータブル機「IC-705」の新ファームウェア「Version 1.12」を同社サイト上で公開した。今回のファームアップは、今週出荷が始まった大容量リチウムイオンバッテリーパック「BP-307」(7.2V、3150mAh)に合わせて、「B P-307の特性に合わせてバッテリー残量表示を最適化する設定を追加」「 その他軽微な変更 」の2 項目と発表されている。
IC-705の新ファームウェア公開は8月28日のVersion1.11以来となる。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。
●IC-705の新ファームウェア(Version 1.12)
Version 1.11からの変更点:
・BP-307の特性に合わせてバッテリー残量表示を最適化する設定を追加
・その他軽微な変更
IC-705のファームアップは、microSDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。なおファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.12
Sub CPU: 1.01
DSP Program: 1.09
DSP Data: 1.00
FPGA: 1.01
DV DSP: 1.02
GPS: 13196
Bluetooth: 1.12
WLAN: 2.0.0.0_2.2.0.6_3.11.1.0
詳細は下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:
・ファームウェア/ドライバダウンロード・IC-705(アイコム)
・リチウムイオンバッテリーパック BP-307製品情報(アイコム)
CQ出版社のアマチュア無線雑誌「CQ ham radio」の編集部は2020年9月18日、大手動画共有サイトのYouTubeに公式チャンネルを開設した。現在は2020年10月号(9月19日発売)の特集「HF運用お役立ちガイド」に掲載された記事「1カ月でHFのCW運用にデビューしよう!」の関連動画が公開されている。
アマチュア無線雑誌がYouTubeに公式チャンネルを開設するのはこれが初。現在は2020年10月号の特集「HF運用お役立ちガイド」の記事「1カ月でHFのCW運用にデビューしよう!」(筆者 JH1JDI 上岡 沙織さん)の関連動画1本が公開されている。
編集部では「これからCWにデビューする方には欠かせない、キホンの内容となっております。誌面では説明しきれない実践的な内容となっております!」「よろしければ動画への高評価、チャンネル登録をどうぞよろしくお願いいたします」と呼び掛けている。詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・CQ ham radio 公式チャンネル(YouTube)
・CQ誌2020年10月号「1カ月でHFのCWにデビュー!」関連動画(YouTube CQ ham
radio 公式チャンネル)
・CQ ham radio 公式YouTubeチャンネルを開設しました!(CQ ham radio WEB MAGAZINE)
9月16日、北陸総合通信局は海上保安庁第八管区海上保安本部敦賀海上保安本部小浜海上保安署と共同で、福井県小浜市の漁港において船舶に開設された不法無線局の取締りを実施し、自己が所有する漁船2隻に無線局の免許を受けずにアマチュア無線設備を設置し、不法に無線局を開設した疑いのある男を同海上保安署へ告発した。
「令和2年度電波利用環境保護活動用」のPRポスターに、元グラビアアイドルで現在は女優やタレントとして活躍している「壇蜜」が起用された
北陸総合通信局が発表した内容は次のとおり。
総務省北陸総合通信局は、令和2年9月16日に福井県小浜市の漁港において、小浜海上保安署と共同で船舶に設置されている不法無線局の取り締まりを実施しました。
その結果、下記のとおり不法無線局を開設していた者1人を電波法違反の容疑で告発しました。
福井県小浜市に在住の被疑者(男性60歳)は、自己が所有する漁船2隻にそれぞれ免許がないアマチュア無線設備を設置して不法無線局を開設していた。
海上保安庁第八管区海上保安本部敦賀海上保安本部小浜海上保安署の所属艦艇・CL型巡視艇「あおかぜ」(左)と庁舎
【電波法関係条文抜粋】
第4条(無線局の開設)
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。
(以下省略)
第108条の2(罰則 重要無線通信への妨害)
電気通信業務又は放送の業務の用に供する無線局の無線設備又は人命若しくは財産の保護、治安の維持、気象業務、電気事業に係る電気の供給の業務若しくは鉄道事業に係る列車の運行の業務の用に供する無線設備を損壊し、又はこれに物品を接触し、その他その無線設備の機能に障害を与えて無線通信を妨害した者は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金に処する。
2 前項の未遂罪は、罰する。
第110条(罰則)
次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。
一 第4条の規定による免許(中略)がないのに、無線局を開設した者
二 第4条の規定による免許(中略)がないのに、かつ、(中略)無線局を運用した者
三 (以下省略)
北陸総合通信局は「不法無線局は、携帯電話、テレビ・ラジオの受信、鉄道無線の通信などの妨害の原因となるもので、今後も取り締まりを継続していきます」と説明している。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・北陸総合通信局
不法無線局を開設していた被疑者1人を告発~小浜海上保安署と不法無線局の共同取締りを実施~
・海上保安庁第八管区海上保安本部敦賀海上保安本部
“フリラー(ライセンスフリー無線愛好家)”たちが行う一斉交信イベント「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2020」)が、2020年9月19日(土)21時から21日(月・祝)15時まで3日間にわたり開催される。特別な資格がなくても気軽に楽しめる「ライセンスフリー無線」は、近年仲間が増加傾向にあり、ひとたび電波を出せばコンディション次第でパイルアップになることも…。移動運用日和のこの季節、思いっきりライセンスフリー無線を楽しもう。
「Go To キャンペーン(Go To トラベルキャンペーン)」を利用して、旅行を楽しみながらロケーションのよい場所に移動してライセンスフリー無線のイベントに参加してはいかがだろか
ライセンスフリー無線愛好家、“フリラー”たちが楽しみにしている一斉交信イベント、「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2020」)」が9月19日(土)21時から21日(月・祝)15時まで42時間にわたり開催される。
●「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2020」)」実施要綱
■開催日時:
2020年9月19日(土)21:00~9月21日(月・祝)15:00
※9月21日(月・祝)が予備日に設定
■運用するバンド:
・合法CB無線(市民ラジオ)
・特定小電力無線
・デジタル小電力コミュニティ無線
・デジタル簡易無線登録局
■集中呼び出しタイム:
・市民ラジオは開催時間(09:00~15:00)中の毎時30分
・特定小電力無線は開催時間(09:00~15:00)中の毎時00分
※DX(遠距離)呼び出しタイム>早朝03:30~07:30の毎時30分
毎年、7月最終日曜日の前日土曜日21時から開催される夏の「Summer Vacation」とともに、敬老の日の近くで実施される「秋オン」。Eスポシーズンも一段落し、グランドウェーブによる交信がメインとなるが、見通し距離や山岳解析で、いかに遠くの局と交信が楽しめるかがポイントだ。
いままでは2日間の開催だったが、シルバーウィーク導入もあり、トライアル的に3日間の運用を経て、現在のような3日間開催となった。
この季節、コンディション的にはグランドウェーブが中心となるものの、短時間だがスキャッターやEスポが突発的に発生し遠距離交信ができる。合法CB無線(市民ラジオ)、特定小電力無線ともに「集中呼び出しタイム」が設けられているので、チャレンジしてみよう。
それぞれライセンスフリー無線では、メインに使われるチャンネルが通例として決まっている。最高出力が500mWの「市民ラジオ」はこの時季はグランドウェーブによる交信がメインとならざるを得ないだろう。ここ最近の使用頻度が高いチャンネルは8ch(27.144MHz)/3ch(27.040MHz)/6ch(27.112MHz)の順となる。まれにEスポが出ることもあるので期待したい。
一方、「特定小電力無線」は周波数的にグランドウェーブによる交信が中心となる。使用頻度が高いのは422.225MHz(アルインコ表記で「L3」、アイコムなどの表記では「14ch」)。また351MHz帯の「デジタル簡易無線(登録局)」の場合は、呼び出しチャンネル15chを受信し、交信チャンネルを指定し移動して交信を楽しという流れ。
2019年から新たに加わった、142/146MHz帯を使用する「デジタル小電力コミュニティ無線」も注目のライセンスフリー無線ジャンルの1つだ。呼び出しチャンネル(18ch)でCQを出して、ほかの空いているチャンネルに移動して交信を行う。
特定小電力無線機(10mW機)の50倍の送信出力500mWで、技術基準適合証明(工事設計認証)に登録されている利得の高いアンテナに交換すれば、遠距離交信を狙うことも期待できる。また、送信のたびにGPS位置情報を相手局に送るので、どれくらい離れた場所から電波が届いているか容易に把握することができるのも特長の1つだ。
ここで注意したいのが、GPS機能を標準装備しているデジタル小電力コミュニティ無線。規格上、GPSデータの送信を止めることができないため、自宅から運用すると、その場所が判明してしまうことになる。その点も十分理解して楽しもう。
なお、フリラー有志により「移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけ」が行われている。「荒天時の対応について」など、詳しくは下記の関連リンクから「2000年以降の移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけについて」にアクセスして確認してほしい。
交信のチャンスが増える「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2020」)」。合法CB無線にデジタル簡易無線、特定小電力無線、さらにデジタル小電力コミュニティ無線も加わって遠距離通信にチャレンジしよう!
↓この記事もチェック!
<いよいよ発売!! 新規格“デジタル小電力コミュニティ無線”>アイコム「IC-DRC1」開封リポート
【追記:製品版の写真公開!!】<発売開始は2019年10月下旬を予定>アルインコ、GPS内蔵のVHF帯デジタル特小トランシーバー「DJ-PV1D」の開発を発表
●関連リンク:
・市民ラジオ(ウィキペディア)
・特定小電力無線(ウィキペディア)
・簡易無線/デジタル簡易無線(ウィキペディア)
・デジタル小電力コミュニティ無線(ウィキペディア)
・ライセンスフリーラジオ(ウィキペディア)
・2000年以降の移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけについて(CITIZENet
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