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link JR4GPAの「つぶやき」 JR4GPAの「つぶやき」 (2024/11/23 20:05:38)

現在データベースには 57 件のデータが登録されています。

feed FT-1000MP MARK-V 修理 (2021/11/28 12:03:23)
FT-1000MP MARK-V の修理です。

FT-900の調整はどうなった?
MARK-Vの部品を通販で入手する必要がありそうなので
先にこれのリストアップをしてから、FT-900の調整をします....

MARK-Vの状態は
・受信感度極悪
・送信は恐ろしくて出来ない
 MARK-Vの回路は送信パワーが通過するラインから、受信時はリレーでアンテナを
 拝借する回路になっているので、リレー接点の溶着などでうまく切変わらなかったら
 自分の出した電波が受信部にそのまま入って 「自爆!」 します。
・フロントパネルのボタンが反応しない
と言うのが主な修理内容。

とりあえず、フロントパネルのボタンが反応しないと試験が難しいですので、それから始めます。
フロントパネルを外さずに、点検するつもりでしたが、不具合個所を対処して、フロントパネルの
ボタンが動作するようになったと喜んで基板をねじ止めしたら あららら MOXのボタンが外れて
本体を振ると中でカラカラ言がしています。

やっちまった。

こうなってしまうと、フロントパネルを外さないと、どうにもなりません。

外すか......





外したついでに、入っていたホコリを取り除き、表示部の帯電防止処理をして組み立てました。
フロントパネルのボタンがすべて動作するのを確認して、やっと受信部の点検が出来る様になりました。

SGから信号を入れてみると、どのバンドも60dB程度感度が低下しています。
(RS 59+20dBの局がRS 51で聞こえる程度)
これは持病の 自爆 をして、受信回路の一部を焼いたか????

受信信号は、アンテナからまずTUNER MAIN UNITに入ります。
ここに自爆するリレーがありますので、目視点検します。
基板のレジストが焦げているところがあります。
テスターで見てみると、パターンが焼損まではしていません。ちゃんと繋がっています。
なんで焦げたんだろう。やっぱり自爆か?

次に、PAユニットを持ち上げると、その下にRF UNITが見えてきます。
目視すると、ダイオードが割れています。
ますます自爆が有力!?




オシロスコープでどこまで制御信号が動作するか調べたいのですが、手が1本足りません。
右手にオシロスコープのプローブ、左手でPA UNITを支えると、無線機の電源のON/OFFが出来ません。
煙が上がったり、異臭がしたらすぐに電源を落とさないといけないので、片手は必ず
フリーにする必要があります。

XYLにここ持っといて! なんて何時間もお願いできませんので金具を自作して見ました。





これで両手が使えるようになりましたので、測定して見ると、もう一個ダイオートが壊れていますが
ラッキーな事に制御回路は生きていましたので、ダイオードが防波堤になってくれたようです。

その回路の後にSGから信号を入れると、正常なMARK-Vと同じくらいの
感度で受信できていますので、同軸コネクタからRF UNITまでの回路を修理すれば良さそうです。
良かった良かった!

待てよ、送信部は大丈夫かな?
送信の試験が出来るのは、まだ先になりそうです。
まあどうにかなるでしょう。


一安心して、改めて目をある部分に目を向けると
え??????
あっ!!!!

長文になったので、それは次回に。
















feed FT-900 修理 (2021/11/25 23:03:50)
FT-900 の修理です。

・受信感度極悪
・送信は出来る
と言う物。
面白そうなので購入。その後、本業が忙しく放置.....

やっと引っ張り出してきて修理開始。
本当だ。SGから強力な信号を入れても、蚊の鳴くような受信感度。
送信は出来ても、これじゃ使えないですね。

調査してみると、前オーナーが送受切り替えリレーを疑ったのか
再半田したり、プリント基板のパターンが切れているのを疑ったのか
ジャンパーをしてありました。
残念ながら全てハズレたようで、諦めて業者さんに売ってしまったみたいです。
一言相談してもらえれば、直ったのに!?

じゃあ何が原因で受信感度が悪いか。
その次に疑ったのが、受信部のトップの増幅部。測定してみると
ここでもない、じゃあ何なんだ。
見つけました、受信時に送信回路用の電圧が受信部に流れ込んでいます。



これでFETのゲートの信号が上がって殆ど増幅されていないのでした。
分かってしまえば簡単。その部分を探します。
不良部品を交換して電源ON。
感度バッチリです。

製造からずいぶんと年数が経っていますので、次の休みには各部調整を
行いたいと思います。
画像でお分り頂けると思いますが、人気の コリンズフィルタータイプ です!











feed TS-50S 修理 (2021/8/16 21:37:46)
TS-50S の修理です。

フロントパネルのスイッチが機能しない、受信出来ないと言うのを購入しました。
目的はまだ修理出来るかどうかの調査です。
え、どういう意味?と思われるでしょう。

この機種は表面実装のコンデンサが液漏れするのですが、1、2年前には
まだ修理出来るレベルの液漏れだったのですが、そろそろヤバいレベルまで
達しているのでは?と思ったので、確認の意味で購入して見ました。

液漏れすると何が問題か?
それは漏れた電解液でプリント基板のパターンが切れたり
スルーホールが導通しなくなったりします。
そうなると当然正しく動作しなくなります。

保管環境、使用環境にもよりますが、もう限界レベルまで
達していました。これ以降は何も対処してないTS-50を購入するのは
考えた方が良さそうです。

フロントパネルの基板は、スルーホールの導通が無く、パターン切れも発生していて
その部分をジャンパー線で処置をすると、こんな事に。裏側も
ジャンパーしています。(緑色の線)



本体の基板も、電解液が飛び散っています。



基板洗浄をして電解コンデンサを全て交換。(交換した物は赤線を入れています)



どうにか動作するようになりました。
何も対処していないものをもう2,3年して購入すると、さらにジャンパーの数が
増えるか、動作させることが出来ないかもしれません。


あ、電解コンデンサの交換ね。と、気軽に購入して自分でやれば
安上がりとばかりに始めると、パターンがはがれて完全ジャンクと
なりますので、お気を付けください。

feed TS-600 2台目 修理 最終 (2021/5/2 16:21:23)
TS-600 の修理の続きです。

いやー、長かった。やっと終わりました。
本当なら、4月の後半には修理を終えている予定でしたが
あれこれと不具合が見つかり、やっと自分で使うには問題ないなあと
思えるレベルになりました。
やはり古い無線機を、使えるレベルまで修理するにはかなり時間がかかります。

前回のBLOGの更新以降に見つかったのは
・CW,FM,AMで受信していると、Sメーターがじわりじわり
 上昇を始めて、無信号なのにSが9+40dBまで振れる
・Sメーターを調整すると、センターメーターが無信号時に左に振れたまま
 センター付近を示さない
と言うもの。なんじゃそりゃ?

まずは、CW,FM,AMでいつの間にかSメーターが盛大に触れるのを調査。
測定器をフル動員して、不具合部品を探す探す....





たどり着いたのはFET。交換するとSメーターがおとなしくなりました。
どう言う様にFETが壊れたらそういう動作になるのか?
まあ正常動作ではないので、そこは深くは追求せずに次に進みます。



次にSメーターとセンターメーターがうまく調整できないのはなぜか?を調査。
前回、どうにか調整はしたものの、何か納得出来ないので回路図と
にらめっこ。この部分が怪しくないか?と目星はつけていましたが
修理をするのは週末のみなので、目星をつけていた部分の部品の交換が
やっとできます。
怪しいと思ったのはFET。
交換してみると、見事正解!!でした。
Sメーターを調整してもセンターメーターはちゃんと動作しています。

1台の無線機で、FETの故障2か所は初めてでした。

これで一応気づいた不具合は全て対処できましたので
一通り調整をして、作業を終了としました。





2台あるものは、順に処分しないと居場所がなくなると始めた
「修理調整して終わったものから売りに出す」 という計画は
最初の一台からずっこけています。

そのままオークションに感度極悪でもSGから100dBほど入力して
受信はできました。そしで、ファイナルが飛んでいても、アンテナやダミーロードが
ないので、パワーが出ているかどうか分かりませんが、PTTを
押すと、赤い送信ランプが光りますって書けば簡単に売れるんでしょうけどね。

しばらく通電試験をして、納得したらHPに掲載して、それでも売れなかったら
オークションにでも出しますか。

さて、次はFT-900が複数あるので、1台仕上げるとします。
またずっこけるかなあ?





feed 今年は はずれ年 !! (2021/4/18 11:43:14)
今年は、無線機修理の外れ年です。

1件目
 2台の無線機を修理をして欲しいと言われたので、お送りいただいたのですが
 1梱包に2台を入れられていました。それは普通の事で問題無いのですが
 梱包材がほとんど入れて無く、無線機はプチプチなどに包む事なく、そのまま入れてあったので
 無線機同士がぶつかりあって、つまみが破損したり、エンコーダーの軸が折れていたり
 フロントパネルを外せるタイプでしたが、そのロックレバーが吹き飛んでいました。
 当然、そんな修理を請け負ったわけではないので、修理不可で返送。

2件目
 大学時代の友人が、ある無線機を修理をしたが、調整をしてほしいとの事。
 修理後にオークションで高値で売ってやろうと言うような裏がある訳ではないので
 当然無料で請け負いました。
 届いて電源を入れてみましたが、電源が入りません。
 古い無線機であったのと、梱包材が少なかったので半田クラックまたは修理でかなり
 内部を触られていますので、電線が金属疲労で切れかかっていたのが、トラックでの輸送中に
 振動で切れたか.....
 こちらで電源が入るように修理して、それから調整という手もあるのですが
 かなり部品交換されていますので、こちらで勝手に触れません。
 相談の上、一度そのままお返しすることになりました。
 返却後、修理されたようですが、電源が入らないのは基板の半田クラック。
 さらに他の基板にも半田クラックが2点見つかったそうです。
 そして電源が入ったら、感度も極悪だそうで今も調査されています。

3件目
 頼まれ物で、3点ほど不具合を修理してほしいと。
 しっかりした梱包で、問題なく届きました。調子良く3点の修理を終え
 不具合の中の1点である 「高温になってもファンが回らない」と言うのを調べます。
 修理はヘヤードライヤーでセンサーの温度を上げて確認していました。
 本当に修理が出来ているか、実際にヒートシンクの温度を上げで確認する必要があるため
 ダミーロード相手に CWで V V V  V V V  V V V を2分ほど送信していたら
 ファイナルユニットから異臭が。
 一度やめて目視をしましたが焦げ、割れなどが見つからなかったので
 注意しながらもう一度パワーを下げてそーっとチャレンジ。やはり匂いが再び。
 このまま続けると、煙が上がるか、パーーーンと言う音が響き渡るでしょう。
 ファイナルユニットは、「頼まれ物は修理しない」と規定していますので作業中止で返送です。
 ファイナルユニットのトランジスタは、まず手に入らないし手に入っても高価で、さらに交換一発で
 直る可能性が低いのでリスクが高すぎます。

4件目
 ある所に送信不能と言う無線機が売りに出されていました。
 何が壊れているか興味津々で、面白そうなので購入。
 不良部品を交換して、送信出来るようになったので各部調整していると、なんか感度が悪いなあ....
 やられた、受信部も悪いじゃないか。そりゃあそうですよね、送信不能は
 書いてありましたが、受信部は正常とは書いてありませんでしたから。
 送信不能の後には 「受信も不良かもね」 って書かれていたものと思われます!?

4か月で4件もこんな外れを引いた年はありません。
今年は外れ年です!!

1件目、2件目の不具合のように、皆さん宅配便を軽視されすぎています。
「取扱い注意」のシールを張っておけば、作業員さんが、これは取扱注意の荷物だからと
いつもより慎重に作業してくれると勘違いされています。
あなたが作業員さんだったら、1日8時間も これは注意注意 なんてやりますか?
私だったら出来ません。だったら梱包で壊れるのを防ぐしかないと思います。
無線機の底面には、最低10cmは緩衝材を入れましょう。何も持っていなかったら
新聞紙、広告をぐちゃぐちゃにして丸めて敷き詰めるだけで運送中の振動で壊れる
リスクが下がります。
梱包が大きくなってワンサイズ上がったとしても¥300も違わないでしょう。
割れたり、へこんだり、壊れてしまったりしてゴミにしてしまうより
¥300ほど多く払った方が得しませんか?


feed TS-600 2台目 修理 その2 (2021/4/11 10:34:40)
TS-600 の修理の続きです。

VFOの照明も納得できる様に工作が出来たので、いよいよ本来の
目的である、送受信できるように修理を始めます。

スイッチ類の接触不良が多くありますので、これを薬品で処理。
本来なら新品に交換したり、分解して清掃したりしたい所ですが
それは無理そうですので、薬品を吹きかけての処理です。
さらに、怪しいトランジスタのhfeを測定したり、電解コンデンサの容量抜け
チェックも行い、怪しい物は交換します。
これらの作業を行うと、送受信が出来る様になりました。


送受信できるようになると、色々不具合が見えてきます。
見つかった問題点は
 ・CW,FMでパワーが8W程度。少々少な目
 ・Sメーターが無信号時でもS2程度に振れたまま
 ・FMのセンターメーターが機能していない
 ・時々フロントパネルのSENDスイッチ、マイクのPTTで送信にならなくなる


それでは、調整して行きます。

まずはセンターメーターを調整。ここは難なく終了。


次にSメーターが振れたままなのは、Sメーター回路の調整不良です。



写真がひっくり返っているのは、Sメーターの調整ボリュームが底面にあるから
ひっくり返さないと調整できません。
サービスマニュアル通りに調整しようとしても、うまく調整できません。
そして、英語のサービスマニュアルと、日本語のサービスマニュアルでは違う事が書かれています。
サービスマニュアル2冊のバージョンと無線機のバージョンが違うのかもしれません。
そこで調整が出来るよう、2冊をミックスして考えます。
どうにか調整が出来て、良い感じに仕上がりました。
(と、思っているのはこの時だけ!!!)

パワーが低いのも調整してサービスマニュアルの規定の12Wに合わせます。

時々フロントパネルのSENDスイッチ、マイクのPTTで送信にならなくなるのを調査。
回路は単純で、接触不良しか考えられないので、リアパネルのショートプラグや
リレーの分解清掃、CALスイッチの薬品処理です。



その他、サービスマニュアルに従い各部調整を行い最終チェックです。
うーん良い感じに仕上がったと思いながら、FMでセンターメーターの確認をすると
あれ?さっき調整したはずなのにうまく動作していない!
無信号時にメーターがセンター付近にあるはずが、S2の付近にしかない。
センターメーターじゃないじゃないか.......
なんで?

回路図を眺めてみると、Sメーター回路とセンターメーター回路はいずれかのボリュームを
調整するとお互いに影響するようです。
あ、それで話がつながったぞ。
TS-600 の1台目の修理の時に、悩んだ所です。
それでTS-600の後期はその部分を改良して、基板を追加してあったんだ!
謎が解けました。
https://blog.goo.ne.jp/jr4gpa/e/07493fa10beb273f4cc92ddbeef16cd9


謎は解けても、これは初期のTS-600。こいつをどうにかしなければ。
Sメーターの振れはじめを低く抑えると、センターメーターがセンターまで振れないし
センターメーターをセンター以上に振らせてセンターになるように調整しようとすると
無信号時にSメーターが下がらないし、これは微妙な妥協点を探る必要があります。
どうにか妥協点を見つけて、調整しました。
部品の劣化でこんなに難しい事になっているのか、出荷時から
妥協点にセットしてあるのか分かりませんが、まあ難しい調整でした。

あと一息です。もう少し触って、納得出来たら1台はお嫁に出します。
欲しい方いますかね?まあ貫禄はありますから、飾りにはなりますか?
今月中には私のHPの売りますに掲載予定です。




feed TS-600 2台目 修理 (2021/4/4 10:08:39)
先週までの TS-600 とは違うもう一台の TS-600 の修理です。

先週までの TS-600 は、残す所調整だけとなりましたので、調整デスクに移動させて
修理デスクには2台目の TS-600 を乗せました。

この TS-600 は開局当時に欲しかったRIGで
TS-520V
TS-700S
TS-600
TR-1300
TR-7500
などのRIGのカタログなんてのは、穴が開くほど眺めた機種です。
当時はインターネットなんてありませんので、無線雑誌やカタログを眺める時間は十分にありました!
で、結局親のすねをかじって、購入してもらったのは TS-520V でした。

やっと入手できたのは、今から10年。
TS-600 はいつか購入したいと思っていたのですが、人気があって動作品は手が出るような
金額では売られていませんでしたので、今まで購入はできませんでしたが
「送信も受信もしません、部品取り用にジャンクで」
と言う一品が出てきたので、飛びつきました。
購入できた!と言う喜びだけで、棚の飾りになっていたのですが
10年間熟成させました?ので、修理することにしました。

修理が終わったら、同じ無線機が複数あるものは処分しないと居場所がなくなります。
修理が出来ないようなら部品取りに回すなど、とにかく結論を出して
場所の確保をしなければなりません。
他にも、FT-900、FT-850、TS-440S、TS-940S、TS-930Sなどなど
同一機種が複数あるので、整備が終わったものから私のHPに掲載して
行きます。売れなかったらオークション行きですね。
まだ現役で働いていますので、なかなか整備が終わったら売るなんて
言っても時間が取れないので、3か月に1台出せればよい方かな。

前置きが長くなりましたが、修理の開始です。
煙が出たり、パチンと異音が聞こえないか注意しながら電源を投入です。
一応電源は入り、ホワイトノイズは出ますが、信号の受信はできていません。
送信も送信動作はするもののパワーは出ません。
当然かぁ!

お決まりのVFOの接触不良で、VFOを回すとFIX.CHのランプが
チカチカしています。





これはVFOの分解清掃をしないといけませんね。






VFOがちゃんと動作するようになったら、VFOのスケールの照明の電球が切れていましたので
ついでに交換したいところですが、このタイプの電球は持っていませんので、LED化をします。
と書くと簡単そうですが、それがまた大変。
何が大変かって?それはオリジナルの色に近づけたいからです。
黄色のLEDを緑色のスケールに当てるとアレレ?って色になります。

それなら白色のLEDなら良いだろうとやって見ると今度は中心を
示す黄色のバーが白っぽくなります。
これじゃ気に入らない。

そこで、緑色のスケールは白色LEDで、センターのバーは黄色のLEDでやったらどうか?




今度は緑色の部分に黄色のLEDの光が混じっ斑(まだら)になったので
黄色が混ざらないように遮蔽して、どうにか良い感じに仕上がりました。

しかしまだ気に入らん!

何が?

スケール全体が均一の明るさではなく、両端が暗い....
電球でもそうだったと思いますが、ここはもうひとひねりして、これでどうだ。




と、こんなくだらないことに拘るから、時間ばかり過ぎてゆくのです。
送受信できない問題はどうした?
時間切れです、また来週のお楽しみとなってしまいました。








feed TS-600 修理 その3 (2021/3/28 4:36:13)
TS-600 の修理の続きです。
「TS-600 修理 その2」を書いた後にKENWOODファンの方から 
「TS-450SのAMでパワーカが出ないので見て欲しい。」
と言われたのでTS-600は端に寄せて、それを先に修理していました。
それが片付いたので、やっと今週 TS-600の修理に戻れました。
(TS-450Sは、また別の日にBLOGに書きます)
自分のRIGはこうやって後回しになるのです。


センターメーターの振れがおかしいので、調整をしようと思ったら
「基板のボリュームが固定抵抗に替わっていたのでそれを調査する」
と言うのが今日のスタート。
その他にもサービスマニュアルの回路図に書かれているのに、基板上に実装されていない部品が数点。
前ユーザーは何の目的でこんな事をしたのか?



上の写真で、SMC端子からの電線が無い。その電線が本来結束されているであろう電線の束の状態から
電線を引き抜いた感じも見られません。え、どうやってセンターメーターを振らせているのか?
もしかしてセンターメーターを廃止して、違う機能に振り当てられている機種があるのか?と
思わずフロントパネルの印刷の文字を確認しました。HI
ちゃんとSメーターとセンターメーターの切り替えスイッチでした。


これは元の回路に戻す必要があるな......
とりあえず、基板の半田面を見て、半田の乗り具合から改造ポイントを
探ろうと該当する基板をひっくり返してみると、あれ??
改造された痕跡が無い!



良く目を凝らして見ても、触った感じが無い。



センターメーターを振らせるための信号を 回路図と比較しながら追いかけて見る事に。
綺麗に束ねられている電線を丁寧に追いかけて行くと
小さな基板にたどり着きました。



やられた!
もう一台所有のTS-600を見てみると、基板はサービスマニュアルと同じ回路でした。
そこでシリアル番号を確認すると、今回のTS-600の方が新しい物でしたので
何か問題があって改良されているようです。


思い返してみると、上下ケースを外した時になにやら小さな基板があるなとは
思っていたのですが、基板にシルク印刷鵜もあるしユーザーが改造した基板じゃないと思ったので
調べもせずに修理を始めたのが今回の大捜索に繋がってしまいました。
あの時気にしていれば、こんなに無駄な時間を使わなくて済んだのに。と後悔して見ても
始まりません。


調整方法が分からないので、サービスマニュアルの調整方法から推測して
調整をしてみると、まあそれなりにセンターメーターの動作っぽくなりました。
まだ全体の調整を終えていませんので、ここだけ触って見ても
バッチリ調整で来たぞと言う感じにはなりませんので、後日しっかり調整することとして
一応の修理はこれで終了です。

これでやっと調整に入れます!






feed TS-600 修理 その2 (2021/2/28 10:35:42)
TS-600 の修理の続きです。

まずはVFOのメンテナンスから。
外さないとメンテナンス出来ませんので、まずは本体から取り出します。



VFOが無くなると、本体内部はかなりさみしい状態に。
最近の無線機では、エンコーダーだけなので、外しても何か無くなった?程度ですが
昔の無線機のVFOの存在感は半端ではありません。









シールドケースを外してバリコンの接触不良を直します。



基板の部品も点検します。



VFOを元に戻し、マーカーをONにして信号を確認します。
VFOは良い感じに仕上がりました。
それでは、マーカーをOFFにして、送信はどうか調べようと思いましたが
マーカーをOFFにしたはずが、いつまでも ピーーーーーーー と聞こえています。
はあ????


回路図片手に信号を追いかけると、マーカーがOFFでも電圧がかかっています。
犯人はこれ



これで、送信の試験が出来る。
うん、いい感じにパワーは出ています。変調具合などは後回しにして
色々な機能を調べなければとメーター表示をセンターメーターに切り替えると
あれ?全然合ってないなあ。じゃあ調整するかとVRを確認すると
あるはずのVRが無い......
何やら改造されています。これだから中古はねえ。

また来週です。





feed TS-600 修理 (2021/2/20 10:23:32)
TS-600 の修理です。

某所で中古コーナーに売りに出されていた物で
・受信で出来るが、R-DXをONにしても感度は変わらない
・送信音にノイズガ乗る
と書かれていたもの。



それだけじゃないでしょうと突っ込みを入れたくなりますが
筐体が奇麗だったので、それを承知で購入。
でもねえ、一般の方はその文章を読んで、他は不具合ないんだ
じゃあ買おう。届いてみると、そのままじゃ使えないじゃないか
騙されたと不満を訴えるような一品です。
中古の整備品じゃなければ、「そんなもん」ですので、お気を付けください。

私のBLOGに中古品、オークション品についての注意が一杯書いてあると思いますが
騙され方々がどうにか修理出来ませんか?と時々問い合わせがあります。

中古の格安入手+複数個所の修理 > 中古の整備品
の式が成り立ちます。
中古品を入手される時は、この式をお忘れなく!

と、話を元に戻して。
VFOを回すと、不安定でSGの信号を聞きながら じんわり回す と
周波数が奇麗に変化するのではなく、ジャンプしまくりで
ピー ガサ ピュー ゴソ ピー プー
あははは、こりゃやってられないわ。

まずVFOから始めますか。
タイトル 「TS-600 修理 そのx」 xに入る数字が幾つまで行くか
お楽しみください.....





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